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自転車屋の日々

宮城県 石巻 女川へ

2018-12-03 15:25:00 | お散歩
9月、連休を頂いて福島と宮城を車でまわってきました。福島から石巻、女川の続きです。

旅行2日め。ちょっと車を置かせてもらい宿の周りを散歩しました。



旧北上川です。独特な形をした石ノ森漫画館が見えています。手前の小島には…



石巻の地名の由来といわれる "巻石" がピョコっと頭を出していますね。



さて、朝食もとらずにお世話になった宿を後にしまして向かった先は、"日和山" です。



山と言っても上まで住宅地が続き車で登れて、山頂には公園と立派な鹿島御児神社の建つちょっとした丘のような場所です。







拝殿を背に海の見える方向へ。



海と山の間、埋立地のようにきれいに整備されていますね ? 最初は何も考えずそんな感想を持ちそうになりました。
でも実はこの土地、あの大きな津波で全て流されてしまった被災地なんですね…。



当日はかなりの人々がここへ避難し、波に呑まれていく町をなすすべ無く見つめていたそうです。



くの字形の緑の濃いのが日和山。この山の前後でずいぶん被害は違ったようです。



が、山の後ろ側、町の方も川が逆流し溢れ出しかなりの被害が有ったのは昨夜町で見たとおりです。



30%の急坂を町へ下り海の方へ行ってみました。



7年ですよ。もう7年なのか、まだ7年なのか。



この地域はもう元のように再開発することは無いのでしょうが、なんだかまだまだ終わってはいないような…始まってもいないような…本当に大変な事が起こったのですね…。



瓦礫はすっかり片付けられてきれいに整地され、一見穏やかに見えるこの町にも津波に呑まれた学校の建物が保存されていました。



それでも石巻の人は、東北の人々は遊びにおいでよっ! って誘ってます。
傷跡も残っているけど、それ以上に美しい景色や美味しい地の物を楽しんでもらって、それを地元に帰ってまた回りの人に話して欲しい、それが復興に繋がるって聞こえてきました。



ここ "まるか" さんはプロ相手に商売をしているお店ですが、我々観光客もウェルカムなお店。
採れたて新鮮な魚介類が低価格で堪能できる楽しいお店です。



チープなテーブルとイスですが、どれを食べても美味しいしお店のお姉さま方もとっても親切で 「これこれ、これでいいんだよぉ」な素敵なお店でした。
(宿の)朝食抜いて正解だったな !



観光センターのような所にはかっこいいレンタサイクルもたくさん用意されていました。
"ツールド東北" 開催の地でもありますもんね、きっと地元の方々のサイクリストに対する意識も高く優しいと思います。



今度は自分の自転車を持っていって(33年前に走った道をもう一度)走りたいな。












宮城県 石巻 女川へ

2018-12-01 13:41:00 | お散歩
9月、連休を頂いて福島と宮城を車でまわってきました。福島から石巻、女川の続きです。

石巻には夕方到着しました。まず宿にチェックインした後、町へ出てぶらぶらと歩いてみました。



石巻は石ノ森章太郎先生縁の地で "石ノ森漫画館" が有名ですね。今の "アニメ" には興味が無いのですが、自分も子供の頃は石ノ森漫画でずいぶん楽しませて頂きました。



"仮面ライダー V3" は世代ですねー。



"サイボーグ009" はそんなでも…



"がんばれロボコン" はフィギュア持っていたかも。(他のロボだったかも)



背中のハッチがメルセデスみたいだ。



軽バンで東北旅行をする大学生の面白いふたり組に出会ったり。





もちろん夕食は美味しい地の物を戴きましたよ。



それにしてもびっくりしたのはやっぱり津波の被害。
車もバスも走り、お店もたくさん建ち並ぶそこそこ大きなあんな通りもこんな通りも、こんなところまで水没したなんて…ちょっと想像もしていなかったです。







夜10時に宿へ戻り地元ローカルのTV番組をちら見しつつ12時頃就寝。

今日は地震を発端とする原発事故の被害地を通り、津波の被災地を見学し、泊まっている宿も震災当日は床上浸水した、色々な事を体感したそんな日の夜中に、地震で目が覚めるという少し不謹慎かもしれませんがちょっと貴重な体験をしました。

当時、被災地の方々は小さな余震でもそうとう浮ゥっただろうな…と身をもって体験した、そんな一夜でした。