大牧温泉宿泊記。いよいよ夕食です。部屋に案内されたとき、
「夕食は18時から。食事の最中にお布団を敷かせていただきます。また朝食の最中にお布団をたたみに行きますので宜しくお願いします。」
と言われてました。でも私たちは早く食べ過ぎると途中でお腹が空くかもと思ってすぐには行きませんでした。すると3分経った頃に電話が鳴りました。
「お食事ができています。食堂においでください。」
丁寧ではあるものの、有無を言わせない口調でした。
慌てて食堂まで行ってみると、私たちが最後でした。秘境のお宿で限られた人数でやっていくためシステマティックにしてあるわけで、露天風呂の入浴時間制限など、色んな大牧温泉ルールがあるようです。
置いてあったお品書です。
奥にある小鉢はたぶん山くらげ浅利の胡麻明太子和え。山くらげは茎レタスの乾燥したものとか・・・よくわからん。
洋皿。手前にあるのはローストポーク。辛子が添えてあった。右側の写真は先付けでホタルイカ沖漬(柚子風味)。ホタルイカはそのまんまの味、柚子味はよく覚えてない。
お造り。
ブリと海老、鱈にタラコがまぶしてあるとのこと。
そういえば、ウェイターさんから
「帰りの船は何時の予定ですか」
と聞かれた。帰りの船は行きと違う船だったから、乗る人数を遊覧船の会社に報告してるんだな。
酢の物は帆立、のどぐろの酢〆。せっかくのノドグロだけど、酢に浸かっていると私の鈍感な舌ではありがたみが湧かなかったのが残念。
煮物 小芋、人参オランダ煮、海老、法蓮草、車麩博多煮?とのこと、まあ普通の味でしょう。
台の物
季節の鍋。携帯燃料で調理。よくあるスタイルのもの。しゃぶしゃぶではない豚肉の野菜鍋。
焼き物、煮アナゴには山椒の味がついている。銀むつ味噌焼き、脂がのっていて美味しかった。手前にある黒いものは味噌の紫蘇焼き。ちょいと辛かった。
蒸し物、海老ひすい蒸し。『しんじょう』みたいなものだな。
揚げ物。白海老かき揚げ、豆腐磯部揚げ、茄子はさみ揚げと書いてあるが、仲居さんのレクチャーによると、サツマイモの葉っぱ、帆立、イカ、カボチャ、舞茸、ドクダミの葉っぱ、甘長などがあるとのこと。詳細については覚えていない(-_-;)
アルコール類など飲み物を注文しなかったのもあって、早めにご飯を出してくれた。なんと銀杏が入った栗おこわだった。あまりに美味しかったのでお代わりした。そしてお吸い物には湯葉が入っていた。
香の物、たくあんと桜漬けは一般的なもの。あとキュウリの漬物。
水菓子、季節の果物はメロン。夕張メロンのような色のもの。
食事が終わって部屋へ帰るとき、仲居頭さんから
「朝食は7時半からです。」
言外に時間に来るよう無言の圧を感じた(^^;
私が行くF山温泉もそうです。各部屋に必ず内線で「お食事のご準備が整っております」かかってくるんですよ。
コアタイムにスタッフを集中させるんですね。館内至る所が時計だらけだし。
どれも普通の旅館料理という感じですね。
舞台・ステージがあるのが懐かしいです。
>私が行くF山温泉もそうです。各部屋に必ず内線で
>「お食事のご準備が整っております」
>コアタイムにスタッフを集中させる
やはり、鄙びた立地のところほど手際の管理はシビアなのですね。
舞台・ステージは昭和の遺産でしょう。
ロケをやるにしてもこういう施設は貴重でしょうね。