ぶら・のび

自分のために何か楽しいことやってますか?

鎌倉ものがたり・・つづき

2018年01月08日 | Weblog

亜紀子を失った正和は仕事も手につかず亜紀子と出会った頃からの思い出にふけっていた!

 

ある時、亜紀子に「絶対納戸には入らないように!」と注意をしていた部屋に入った亜紀子

そこには正和の趣味である高価なミニゲージ(電車)を内緒で隠していた事に気づく

亜紀子「先生、何ですかあの部屋?」

正和「えっ、亜紀子お前入ったのか?」

その際に有名作家甲滝五四郎の随筆を見つけ正和に渡した。


実はこれには大きなヒントが隠されている事に気付いた正和はよみの国へ亜紀子を迎えに行くことを決心する。

そして以前市場で買った松茸を利用し魂(分身)となってよみに向かう。

ただし前世に復帰するためには、死神が迎えに来て遺体を連れて行かないようキンに守ってくれるよう頼んだ。

キン「お任せください!どんなことがあっても先生がお帰りになるまで守り切ります!」


実はこのキンも年齢は既に100歳をはるかに超えた不思議な老婆で、先代 先先代とお使いされて来た。

そのキンから「先生よみの国へ行ったらここを訪ねて下さい」と住所を書いた紙を渡され。

「きっとお役に立つと思います!」


さてよみの国へ行くには浜辺に数日に一回だけよみの国専用の電車が現れる。

電車には既に亡くなった人に死神が付き添い数人がよみの駅へ向かっていた。

すると同じ電車に亜紀子を送り届けた死神が乗り合わせていた!

「先生、なんでこの電車に乗ってるんだい? ダメだよ! もう二度と前世には帰れないよ!」

正和「私は亜紀子を絶対前世に連れて帰るんだ!」

 

そしてよみの国が見えて来た!

正和「これがよみの国なのか?」

死神「よみの国は人によって見え方が違うんだ・・・その人の想像、イメージによって見え方が変わるんだ」

そしてようやくよみ駅へ到着。

「よみ駅、よみ駅」

正和は懐からキンにもらった紙をだし「死神にこの住所のところへ案内してくれないか?」と頼む。

そして・・・・・「先生、ここだよ! そうそう、あれからね、亜紀子さんなんでまだ長い寿命が残ってるのによみの国へこなけりゃいけないのか?ってずっと思ってたんだ!」

「何? まだ寿命が残ってる? それってどうい事なんだ」

「だから私も変だと思ってちょっと知り合いに調べてもらってたの! そしたらなんか・・・初めっから仕組まれてたらしいよ⁉︎」

「仕組まれてた? 誰にだ? そいつは誰なんだ?」

「実は・・・・天頭鬼(てんとうき)というやつさ!」

「天頭鬼! くそ〜きっとそいつから亜紀子を取り返してやる! そいつはどこにいるんだ」

「この山の向こうだよ!」

そして死神と別れた。


コンコン♪ 「あの〜すみませんが〜」

すると現れたのが亡くなった母親だった!

「正和? 正和なのね? どうしてここへ?」

「・・・・・・・」

「あなた〜、正和よ!」

今度現れたのは甲滝五四郎だった!

正和はやっぱりそうだったんだ!と納得する。


実は正和が幼い頃、母親が祖父が外出した頃に合わせある人

そう甲滝五四郎の元へお弁当を運んでいるのを後をつけて知っていた事があった

だから自分が作家になったのも甲滝の血が流れ、だから自分は甲滝の子供だと思っていたのだ。

しかしそれは大きな勘違いに気づく!

甲滝はペンネームで本当は正和の父だったのだ。


「そうか〜変装してたからわからなかったのかな!ごめんごめん」

「しかし正和、どうしてこんなところに来たんだ!」

正和「実は父さん、ここへ大事な人を取り返しに来たんだ!」

「大事な人って?」

「僕の愛する妻だ!」

「そうか結婚したんだ!おめでとう! しかし取り返すって誰からなんだ?」

正和「天頭鬼!」

「えっ!天頭鬼? それは厄介だな〜 でもお前ならできる」

正和「ところで父さん、父さんが書いていたあの随筆 途中までなんだけどその後はどうなったの?」

「あれを読んでくれたのか? 嬉しいな〜 帰還の事だろう? それは自分の頭の中で想像するんだよ! そしたら切り開けて行くんだ!」

「例えばこのように・・・」と卓上にあった積み木を意図も簡単に別の形にして見せた!

「大丈夫!お前ならきっとやれる!」

「父さん、母さんが見守っているからな! 頑張れ!」


とうとう天頭鬼が住んでいる城が見えて来た

さて、ここから特にCGがバンバンと続き残り4分の一というところです!

そしてこんな城にどうやって忍び込んだのかもカットされいきなり正和 亜紀子と面会

さてさて・・・・


正和は大きな扉を開けたそこには亜紀子が結婚準備と思わせるような赤い着物をまとって悲しんでいた!

「亜紀子!」

「えっ!先生・・迎えに来てくれたの?」

「そうだよ!早くここから逃げ出そう!」

と、その時 気配を感じひとまず正和は身を隠した


天頭鬼「どうだ亜紀子、早くこれに俺と夫婦になると書く気になったか? もうお前は前世には戻れないんだ! だからここで私と一生楽しく暮らすんだ!」

亜紀子「絶対嫌よ! 誰があんたなんかと一緒になるもんですか?」

「ま〜いい!きっと俺と一緒にならなければならないようになるさ!」と部屋を後に


正和「亜紀子、今の内だ!」とその時

天頭鬼「何だ! またお前か? 過去から何度も何度もどれだけ邪魔をすればいいんだ! 何とか一緒になれる思ったらいつもお前が現れる! くそ〜、今度だけは絶対お前には渡さんぞ〜」

亜紀子「先生、私たち過去からずっと惹かれあってたんだ!嬉しい!」

正和「天頭鬼! 今回もお前には絶対に渡さないからな〜」

天頭鬼「やかましい! おい野郎どもやっちまえ!」

すすると天頭鬼が怒りと共に巨大変身

「グワ〜オ! お前を飲み込んでやる!」


正和は昔得意とした剣道、頭で想像し竹刀で子分どもを打ちのめす

しかし天頭鬼にはかなわず、ここえ来たよみ駅へと逃げる

正和「駅長、帰りの電車はないのか?」

駅長「そりゃそうでしょ!ここから前世行きなんてあるわきゃないでしょ!」

正和は「そうだ!」と、今度は電車をイメージした

すると電車が現れそれに乗り込む

「グワ〜オ! 待て!」線路は崩れ、電車の端から壊されて行く

 

二人は壊れてしまった電車から落ちて岩場にたどり着く

天頭鬼「これでもう終わりだ! お前を食ってもうこの世界から消してやる」と正和を掴み口に持って行こうとする

亜紀子「やめて! 先生を食べないで、 私、あなたと結婚するから・・・」

正和「亜紀子、やめろ! やめるんだ!」

天頭鬼「お前はうるさいんだ! わかったお前がそういうだったら今すぐ一緒に暮らす!と言え」

亜紀子「私はあ・な・た・と・・・・」

正和「やめるんだ!亜紀子 やめてくれ!」

亜紀子「こ・れ・か・ら・・・」

正和「亜紀子、やめてくれ! お願いだ! やめてくれ!」

亜紀子「一生・く・ら・し・て・・・」

天頭鬼「そうだ!早く言え!」


とその時、前世方面彼方からすごい速さで茶碗が天頭鬼の腹部めがけて飛んで来た!

「グワオ〜!」あまりの衝撃で天頭鬼はヒックり返ってしまった。

「何だ? 今のは? 」

亜紀子「これって貧乏神さんが私にくれたお茶碗だわ!」

天頭鬼「貧乏神だと? なぜ神がお前らに味方するんだ?」

すると茶碗は急に回り出し二人を包むや否や、宙に浮かび上がった!

天頭鬼「くそ〜またもお前に奪われてしまった!」と悔しがった。

そして茶碗は前世に二人を運んだところで亜紀子の手のひらで二つに割れた。

これでめでたし めでたしです。


ほとんど正和、亜紀子、死神の3人がメインで進行

ストーリー的には面白いがもう30分ぐらい長くして内容を深めた方がいいかも?

なんか急ぎすぎって感じかな!

でも監督としてたくさんの想いを詰め込みたかったからかもね!

山崎監督さんらしい作品で面白かったですよ!







 

 


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1 コメント

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Unknown (困った左京)
2022-08-16 22:38:46
トモさんの小説らしき語りべは面白いですね
中井伸一郎物語りや俺は外商セールスマンなど面白いですね
また、そんな楽しい語りべをアップして下さい
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