としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

関温泉 山の湯 せきぜん

2013-08-03 15:11:43 | 新潟県の温泉
 燕温泉 ホテル岩戸屋での入浴を終えた後、次に関温泉へと向かいました妙高高原温泉郷で浴感のいい温泉を求めるなら、やはり燕温泉か関温泉どちらかになるでしょう関温泉は温泉街全体で「源泉100%かけ流し宣言」をしており、どの施設でもお湯に間違いはありません

 妙高高原温泉郷は関温泉、燕温泉を含む7つの温泉地で形成されていて、「7つの温泉、5つの泉質、3つの湯色」と言われています。「3つの湯色」とは「白・赤・黒」で、白は燕温泉、赤は関温泉のことです(黒は濾過前の池の平温泉)。燕温泉と関温泉はそれほど距離が離れていないにもかかわらず、全く違う色の湯を味わえるのは興味深いですね

 最初は朝日旅館を訪ねてみるも、玄関は開いていますが声を掛けても誰も出てこず断念これが旅館やホテルで立ち寄り湯を頼もうとする時に煩わしく感じる点ですね。私は空いているであろう時間帯に立寄るので、フロントに誰もいない場合が多いのです
 次に「山の湯 せきぜん」を訪問。ここでもフロントに誰もおらずここもかと思いましたが、少し遅れて旅館の方が来てくれました

 旅館の方から、内湯と貸切の露天風呂があるとの説明を受け、まずは関温泉では珍しい露天風呂へと向かいます露天風呂の扉には札が掛けられるようになっていて、「男性入浴中」「女性入浴中」「家族で貸切入浴中」の3枚の札がありました。どうやら完全な貸切ではなく、「男性入浴中」なら男性は誰でも入っていいようです。


 露天風呂は1階で軒下のような所にあり、半露天といった感じです。区切られた脱衣スペースはなく、浴室脇に棚があるだけです。洗い場も一つだけ。天井が低いので少し圧迫感があるかな浴槽自体は結構広く、大きな岩が配置され雰囲気は良いですただし塀に囲まれているので眺望は利きません。


 さて肝心のお湯の方は、わずかに褐色に色付いた濁り湯で、茶褐色の湯の花が舞っています。決して赤いお湯ではないですが、浴槽は茶褐色に染まっているので赤湯と言われても納得ですお湯が熟成されれば、お湯自体ももう少し赤くなるでしょう。
 関温泉の特徴は、色もそうですが香りにも表現されています。香りは油臭(モール(檜)臭にも似ている)に鉄臭が混ざったような香り。関温泉独特と言ってもいいような香りで、私の好きな香りです味も甘塩っぱい味に油・鉄味が混ざって複雑なもの。そしてツルスベ感もあって、様々な要素が絡み合う良泉と言えるでしょうこのお湯が適温でかけ流されているので、本当に気持ちよくてなかなか出られなくなってしまいます

 それでも名残惜しいながら露天風呂から出て内湯に向かいます内湯と露天風呂は離れているので服を着て移動しなければなりません。露天は1階、内湯は2階にあります(玄関、フロントは2階なので、露天に行くのに階段を下りる形になります)。


 内湯の浴室、浴槽はかなり狭いもので、浴槽は露天よりだいぶ狭いです。6人も入ればいっぱいでしょう。その広さに対して湯の投入量はかなり多いので、湯は露天より新鮮その分、濁りは露天より薄く、香り、味は濃くっています。特に香りは浴室内に充満していてすばらしいですね湯の投入量が多いので湯が熱いのが玉に瑕ですが、関温泉の湯の特徴をはっきりと感じ取ることができます

 少し不思議なのが、2本の湯口から湯が大量に投入されているのに、全くオーバーフローがないことです。2本のうち1本が熱めで味が濃く、もう1本がぬるめで味が薄くなっています。浴槽の底に吸引口があるので、循環している可能性がありますが、浴感は完全にかけ流しなので気にすることもないでしょう

 燕温泉に続き、関温泉でもハイレベルなお湯に浸かることができ十分満足です妙高高原温泉郷で、お湯重視で温泉をお奨めするとしたら、関温泉か燕温泉かな500円で入れるのもコストパフォーマンス的にいいと思います

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