goo blog サービス終了のお知らせ 

としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

志賀山温泉 ホテルアルペンブルク

2019-03-31 21:30:02 | 長野県(北信)の温泉
 人間ドックのため休暇を取ったその日、ドック終了後時間があったので、未湯の温泉施設を目指して志賀高原へと向かいました目当ては志賀山温泉 ホテルアルペンブルク。3年前に訪問した時は、浴槽を掃除したばかりでお湯が溜まっていないということで断られていたので、そのリベンジになります
 2月も末になり春めいてきていて、ジャイアントスキー場の麓にあるホテルアルペンブルクに行くまでの道路には雪がありませんでした。今シーズンも雪が少ないようで、夏の水不足が心配です
 それでもスキー場の積雪はまだ問題ないレベルなので、平日にもかかわらずそれなりにスキー・スノボ客はいます。その中を軽装でジーンズをはいた私が歩いていくのだから、さぞかし浮いた存在でしょう。もうこれくらいは慣れっこですけどね
 ホテルアルペンブルクに到着したのは13:45。3年前は12:30に訪問したら14:00頃でないと入れないと言われたので、それに合わせての訪問です。ちなみに公式HPには昔から12:00~19:00と記載されています。

 1階はレストランと売店になっていて、フロントは2階にあります。2階に上がりフロントで立ち寄り入浴を請うと、一瞬「えっ」という感じのあと、時計で時間を確認して、「大丈夫です。」という返事がありました。やはり浴槽に湯が満たされるのがこれくらいの時間なのでしょう。だったら公式HPの記載を14:00~にしてもらいたいものです。
 それはともかく、無事温泉に入れることになったので、料金600円を支払って浴室へと向かいます浴室は地下1階にあり、スキー置き場と同じフロアになるため、ここでもスキー客の脇をすり抜けることになり、少し恥ずかしかったですスキー場のホテルでは温泉はおまけなので、どうしても温泉施設としての雰囲気は欠けてしまいますね

 それでも浴室の中に入ると、硫黄臭が漂っていて胸が高鳴ります内湯の温度は熱めだったので、まずは露天風呂で体を慣らすことにしました。


 露天風呂は小ぶりながら岩風呂となっており、志賀高原の温泉としては珍しく風情があるもの。お湯はほぼ無色透明ながら、浴槽の底には消しカス状で灰白色の湯の花が大量に沈殿していて、湯に浸かると一気に舞い上がります。かなりの量の湯の花が産毛にまとわりつくので、湯上りには洗い流さないといけないほどこれほど湯の花が舞っている温泉は久しぶりです


 また香りは金属臭が混じったようなツンとくる硫黄臭で、これは他の志賀山温泉の施設の湯と同じです(体に3日近く硫黄臭が残るのも同じ)。味は極薄いですが、わずかに焦げ硫黄味が感じられました。湯使いは源泉かけ流しと思われ、そのことでお湯の個性がはっきりと出ていると思われますそれに加え、湯温はややぬるめであったため、雪山を眺めながらゆっくりと湯浴みを楽しむことができました


 体を露天風呂で十分慣らすことができたので、内湯へ移動内湯は檜風呂で、鄙びた感じが共同浴場を思わせます。こちらも当然源泉かけ流しで、温度はやや熱め。露天と比べると3℃くらい差がありそうです。 
 お湯は無色透明で、露天と同様に底に湯の花が沈殿していますが、その量ははるかに少なく、粉状になっていました。なので湯の花が産毛にまとわりつくこともありません。この違いは、内湯の方が湯が新鮮で、劣化が進んでいないということでしょうそれを示すように、硫黄臭は内湯の方が若干強めでした。ただ味の方はほぼ無味で、露天の方が少し味があったのは不思議です。



 浴感自体は内湯の方が良いけれども、ぬる湯好きの私としては露天の方がゆっくりできましたそして露天でまとわりついた湯の花を内湯で洗い流し、さらに体を温めることもできたので、この日の露天と内湯は丁度良い関係になっていたように思います。

 さて、源泉である志賀山温泉(河原小屋新源湯)は単純硫黄泉(硫化水素型)なのですが、分析表には「湧水を注入し、温泉水と混合させ揚湯した」とあります。それでもこれだけ濃い(遊離硫化水素34.1mg/kg)のだから、元の温泉水はどれだけ濃いんでしょうか?それとある意味これは「造成泉」と言えると思いますが、湯のパワーは普通の単純硫黄泉と比べても遜色ないというか、そこらの循環使用の単純硫黄泉よりはよっぽど温泉らしいものです
 
 久しぶりに「一人&時間の制約なし」で温泉に浸かれたというのも相まって、今回は非常に満足のいく湯浴みとなりましたこれで志賀山温泉では「渓谷の湯」「アスペン志賀」「アルペンブルク」と3軒入浴したことになりますが、純粋に温泉だけを楽しむのならアルペンブルクが一番です。しかしながら立ち寄り入浴の時間がはっきりしないし、オフシーズンは営業しているかもよく分かりません。その点「渓谷の湯」は温泉に力を入れていて、ほぼ年中営業しているから使い勝手が良いです。せっかく良い源泉を使っているのだから、アルペンブルクも温泉に力を入れてみたら良いのではと思うんですけどねぇ・・・。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿