としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

志賀山温泉 高原の温泉宿 渓谷の湯

2015-09-19 10:28:10 | 長野県(北信)の温泉
(2015.8.30再訪)
 結婚する前までは、土曜日に温泉巡りをしていたので、遠くの温泉にまで足を伸ばすことができたのですが、現在は家庭の事情で日曜日が中心。日曜日だと翌日仕事なのであまり遠くに行く気にならないし、日帰り温泉施設は混雑していますどうしても近くのホテルや旅館に足を向けがちになるんですよね 
 この日も、困った時の志賀高原ということで、「志賀山温泉 高原の温泉宿 渓谷の湯」に向かいました車で40分ほどで到着するし、以前訪問した時には良かった記憶があるからです。

 フロントで料金を支払うと、前回700円だったのが800円となっていました。さすがに800円となると、高いなと感じてしまいますまあ志賀高原ではもっと高い所があるのでちょっと高めと言ったレベルですけど…。
 脱衣所、浴室の雰囲気は、2年半ぶりに訪れてみてもやはりGOOD他のスキー場のホテルとは一線を画しています。志賀山温泉の他のホテルが休業している(ように見える)この時期に、ちゃんと営業しているのは温泉宿として十分に成り立っているからでしょう。


 この施設では単純温泉と単純硫黄泉の2本の源泉を使っており、大浴場の内湯大浴槽は単純温泉を使用しています。溶存物質量129.3mg/kgと極薄の単純温泉なので、若干ツルスベ感がある以外は特徴がありません。湯の使用法は循環併用で加温、殺菌剤添加あり。塩素臭は微かにする程度で気にならないし、広く取られた窓からの景色はいいから悪くはないのだけれど、露天風呂と比べると少し魅力が欠けます

 
 内湯には大浴槽の他にジャグジーがあります。この時はジャグジーは作動しておらずただの小浴槽となっていました。宿泊客が利用する時間帯は作動しているのでしょうか?湯はかけ流しになっていましたが、殺菌剤は投入しているようです。温泉を使用しているかは不明(若干ツルスベ感があるから大浴槽と同じ湯?)。

 

 続いて露天風呂へと移動露天風呂は単純硫黄泉を使用していて、微白濁の湯ですそして特徴的なのが湯の花で、浴槽の底に灰色がかった湯の花が大量に沈殿しています普通湯の花は降り積もったように沈殿しますが、ここの湯の花はべっとりと膜のように底に張り付いているのが面白いですね

 香りは焦げ硫黄臭に近い硫黄臭で、味も微硫黄味が感じ取れます。前回入湯時は金属系の香り&味がしていたと記録しているけれども、今回は感じられず、通常の硫黄泉のイメージ。前回の入湯時がイレギュラーだったのかもしれません。湯の使用法は掛け流しで、十分に浴感があり、内湯より数段優れています


 湯温はややぬるめの設定で、長湯が可能。寝湯が2箇所あるので、ゆっくりと浸かることができました山の景色がいいし、何より聞こえてくるのが眼下の横湯川の瀬音のみというのがたまりません独占浴であったし、リラックスするという点では最高でした。まだ全部入浴したわけではないけど、志賀高原の中では一番リラックスできる露天風呂かも知れません。

 日帰り入浴料金が高いのは別として、志賀高原のホテルの中では唯一温泉宿と言っていい施設です露天風呂付きの部屋もあるようだから、温泉宿として宿泊してみるのもいいかもしれませんね

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(2013.2.3)
 「志賀山温泉 高原の温泉宿 渓谷の湯」は、志賀高原のジャイアントスキー場の麓にある数軒のホテルのうちの一つですジャイアントスキー場の駐車場から一番近い所にあり、外壁には「ホテル渓谷」とあります。元々ホテルの名前は「ホテル渓谷」で、その後「志賀高原 白い温泉 渓谷の湯」となり、現在は「高原の温泉宿 渓谷の湯」となったようです。外観はスキー場によくある小規模なホテルですが、志賀高原のホテルにしては珍しく道路等数箇所に「日帰り入浴できます」という看板を掲げており、温泉を前面に出してきています。ホテルの名前の変更もその一環なんでしょう

 ホテルの玄関は最近改修したのか和風の造りで、フロントは畳敷きでまるで旅館のようです。一方ロビーはスキーブーツでそのまま入ってこれる昔のままの状態和風旅館とスキー場のホテルが入り混じった雰囲気で面白いですね

 浴室は地下1階にありますが、脱衣所に入って少し驚きました。脱衣所自体は広くはないものの、脱衣籠は間隔を空けて配置してあり、一人一人のスペースを十分に取ってあります。また3つある洗面台はそれぞれ仕切られていて、ドライヤー等備品もそれぞれに設置してありました洗面台が仕切られているのを見たのは初めてかもしれません。また浴室内の洗い場も仕切りがされていました。スキー場のホテルの浴場といえば大勢の客を一気にさばけるようにできているのがほとんどですが、ここは個人を大切にした作りで、温泉旅館のようです。さすが温泉宿を名乗っただけのことはあります

 また浴槽は内湯には大浴槽とジャグジー風呂があり、志賀高原のホテルには珍しい露天風呂もあります横湯川の渓谷が見下ろせる露天風呂はここの売りのようで、看板にも大きく「露天風呂」と書いてあります。周りのホテルと差別化し、冬以外にも客を呼ぼうという意図が窺えますね。温泉好きとしてはそういうのは大歓迎です

 さて、肝心のお湯の方はというと、浴室前には3枚の分析書が掲げられていました。アルカリ性単純温泉の河原小屋2号、単純温泉の河原小屋5号、単純硫黄泉の河原小屋新源湯の3つです。内湯には単純泉、露天には硫黄泉が使われているとあるので、内湯には河原小屋5号、露天には河原小屋新源湯が使われていると思われます。


 内湯の湯は大浴槽、ジャグジー共に無色澄明、無味無臭です。循環湯の湯口の隣に源泉湯口があってチョロチョロと注がれているのですが、それ自体微温湯で無味無臭。元々個性がほとんどないお湯のようです。それでも循環併用で殺菌剤添加ありの割には塩素臭があまり感じられず、悪い感じのしない湯です


 一方、単純硫黄泉の露天風呂は、微白濁の湯で、大量の白い湯の花が湯船の底に沈殿しています。この湯の花が舞い上がると、濃く白濁したお湯のようにも見えます。「白い温泉」というのはこの源泉のことを指しているのでしょうね。ものすごい量の湯の花は、中には気持ち悪いという人もいると思いますが、温泉好きにとっては濾過していない証拠となるものなので、大歓迎ですあと面白いのが香りで、硫黄臭というよりはキンとくる金属臭でした。分析書には強い硫化水素臭とあるので、元は硫黄臭なのでしょうが、理由はよく分かりません。味も硫黄味でなく金属味です。ただ時間が経つと体には硫黄臭が残っているので、ベースは硫黄臭のようです


 露天風呂には寝湯が二つあり、素晴らしい景色を眺めながらの湯浴みは最高の気分湯温も適温でゆっくり浸かっていられましたこの日はスキー場の駐車場は満車で路上駐車しなければいけないほどでしたが、午前中ということもあり温泉は終始独占浴でした料金は700円でこの辺りのホテルの中では標準価格。この料金で終始独占浴を楽しめ、お湯もいいとなれば十分に満足ですね

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