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上林温泉は、志賀高原への玄関口と言える位置にある小さな温泉地
最近は温泉に浸かるニホンザル「スノーモンキー」で有名な、地獄谷野猿公苑に向かう遊歩道の起点となっているので、駐車場は非常に賑わっています。それでも温泉旅館が5軒のみで歓楽街がないこの温泉街は、林に囲まれ静かな雰囲気を保っており、また高級旅館が多いこともあって、他の湯田中渋温泉郷内の温泉地とは一線を画した感じがします
日帰り入浴もできなくはないのですが、要確認だったり料金が高かったりで、近くにある温泉地ながら未湯の温泉地でした。
塵表閣本店は、離れ中心の全6室の高級旅館です。部屋数が少ないので小規模旅館と思いきや、6棟の建物で構成されているので敷地は結構広いです。今回泊まったのは売夏亭にある部屋で、ランクで言えば真ん中くらいと思われますが、それでも一人2万円近くします
昔は一人15,000円でも高いと思っていたのに、最近はお高い施設に慣れてしまって・・・
まあしばらくは訳あって贅沢できなくなりそうなので、最後の晩餐です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0248.gif)
午後3時30分にチェックインし、早速温泉に向かいます
浴場も単独の離れとなっており清遊亭と名付けられています。浴槽の構成は男女別内湯、混浴半露天風呂(岩屋風呂)、混浴露天風呂(岩室風呂)、混浴露天石風呂、女性専用露天風呂、女性専用露天檜風呂となっています。専用の湯浴み着があるので、女性はそれを着て混浴露天風呂に入ることになりますが、女性専用の露天風呂があるので、あまり女性は混浴露天風呂に来なかったですね
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内湯浴室は木造で共同浴場のような雰囲気があり、浴槽も木製です。浴室も浴槽も広くはないですが、6室しかない宿なので必要十分です。
湯の使用法はもちろん源泉100%かけ流しで、一切手を加えられていない湯です
塵表閣は「源泉湯宿を守る会」に加盟していて、その会員資格を見ると結構厳しいので、会員の施設のお湯はまず間違いないでしょう
長野県内で加盟しているのは、塵表閣を含めて4軒だけす。
源泉は地獄谷から引いてきており、旧湯、新湯の2源泉があります(混合で使用?)。旧湯はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、新湯は単純温泉ですがそれほど成分に差はありません。浴槽の湯は無色透明で白い湯の花が舞っており、わずかに硫黄臭と塩味がします。このお湯を循環してしまったら、何の個性もない白湯のような湯になってしまうでしょう。また妻が湯上り後、肌がツルツルすると喜んでいましたが、塩素消毒していればおそらくこうなりません。ほぼ単純温泉の薄い湯でも、源泉100%かけ流しの湯にはこれだけのパワーがあるのです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0145.gif)
ただ内湯の湯温はかなり熱め。「源泉湯宿を守る会」では安易に加水できないよう決められているため仕方ないところです。内湯では茹だってしまいそうなのですぐに露天風呂へ移動しました。
露天風呂ではまず混浴半露天風呂(岩屋風呂)に入浴しました。岩屋風呂は男性用内湯浴室と女性用内湯浴室の間のスペースにあります。三方を壁に囲まれ天井もあるので宿では混浴内湯として扱っていますが、外側は完全にオープンで混浴露天風呂(岩室風呂)と繋がっているので半露天と言っていいでしょう。女性側にも入口があって女性はここから混浴することになります。
湯温は内湯より低く適温かやや熱め。少し閉塞感があり、雨が降っていなければわざわざここで浸かっていることもないので、またすぐに外の露天風呂へ移動しました。浴槽が繋がっているので浴槽内を歩いて移動します。
混浴露天風呂(岩室風呂)は大きな岩が配された岩風呂で、日本庭園風に設えられています。池の水の代わりに温泉が入っている感じです
塀に囲まれているため眺望は利かないですが、湯小屋を含めた和風な雰囲気はGOOD
記憶を辿ってもあまりこういうタイプの露天風呂には入ったことがないような気がします。
お湯には内湯より多くの湯の花が舞っています。湯船が広い分、内湯より新鮮味が欠けるはずですが、香りも味も残っておりそれほど遜色ありません。湯温が熱過ぎない分こちらの方が快適
私は多少浴感を犠牲にしてでも、長く浸かっていられるお湯の方が好きですね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0205.gif)
このことは岩室風呂の脇にある露天石風呂にも言え、入りやすい湯温になるよう湯の投入量を絞っているため、香り&味が最も薄い(ほとんど感じられない)のですが、適温なので最もこの浴槽に時間を割くことになりました。
今回の宿泊では、午後3時30分の入浴を含め、午後11時30分と翌日午前6時30分の計3回入湯しました。午前6時30分の入湯は、入浴時間が午前9時までで朝食(午前8時または午前8時30分から)後は入れないので、そこそこ人がいましたが、午後11時30分の入浴は他に誰もおらず、浴場を独占できました
露天岩室風呂は冷え込んだ外気で冷やされ適温となり、灯りでぼんやりと浮かび上がった湯小屋を眺めながらの入浴は最高でしたね
普段は立ち寄り入浴ばかりですけど、本当にその旅館の湯を楽しみたいなら、やはり宿泊しなければいけません。
塵表閣でただ一つマイナスポイントであるのは、隣接して聳え立つ高層マンションです
これは景観を害するだけでなく、マンションから露天風呂の一部が丸見えなのです
実際マンションの窓を開けている人がいて、こちらを見ているように感じたため、見えない場所に移動しました。何でこんな所に高層マンションが建ってしまったのか、経緯は知りませんが非常に残念です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
それでも温泉は満足行くものであり、初めての上林温泉の湯を満喫することができました
また旅館としてのレベルも高く、部屋は広くて綺麗であり、別棟の食事処 雪花亭で食べる食事も上品で美味しいものでした
量より質にこだわった料理で、あまり量を食べられない私達にとっては丁度良かったです。コース料理のように一品食べ終わった頃に次の料理が出てくるのは、食事処ならでは。部屋出しもいいですがこうはできないでしょう。とにもかくにも、妻が夢のような時間だったと喜んでくれたので、目的は十分に達成できました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0224.gif)
高級旅館であり、庶民にとっては少々お高いのだけれど、是非また来たいと思わせる旅館です。湯田中渋温泉郷の中の温泉旅館としては、間違いなくお薦めの旅館だと思います。
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塵表閣本店は、離れ中心の全6室の高級旅館です。部屋数が少ないので小規模旅館と思いきや、6棟の建物で構成されているので敷地は結構広いです。今回泊まったのは売夏亭にある部屋で、ランクで言えば真ん中くらいと思われますが、それでも一人2万円近くします
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午後3時30分にチェックインし、早速温泉に向かいます
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内湯浴室は木造で共同浴場のような雰囲気があり、浴槽も木製です。浴室も浴槽も広くはないですが、6室しかない宿なので必要十分です。
湯の使用法はもちろん源泉100%かけ流しで、一切手を加えられていない湯です
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源泉は地獄谷から引いてきており、旧湯、新湯の2源泉があります(混合で使用?)。旧湯はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、新湯は単純温泉ですがそれほど成分に差はありません。浴槽の湯は無色透明で白い湯の花が舞っており、わずかに硫黄臭と塩味がします。このお湯を循環してしまったら、何の個性もない白湯のような湯になってしまうでしょう。また妻が湯上り後、肌がツルツルすると喜んでいましたが、塩素消毒していればおそらくこうなりません。ほぼ単純温泉の薄い湯でも、源泉100%かけ流しの湯にはこれだけのパワーがあるのです
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ただ内湯の湯温はかなり熱め。「源泉湯宿を守る会」では安易に加水できないよう決められているため仕方ないところです。内湯では茹だってしまいそうなのですぐに露天風呂へ移動しました。
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露天風呂ではまず混浴半露天風呂(岩屋風呂)に入浴しました。岩屋風呂は男性用内湯浴室と女性用内湯浴室の間のスペースにあります。三方を壁に囲まれ天井もあるので宿では混浴内湯として扱っていますが、外側は完全にオープンで混浴露天風呂(岩室風呂)と繋がっているので半露天と言っていいでしょう。女性側にも入口があって女性はここから混浴することになります。
湯温は内湯より低く適温かやや熱め。少し閉塞感があり、雨が降っていなければわざわざここで浸かっていることもないので、またすぐに外の露天風呂へ移動しました。浴槽が繋がっているので浴槽内を歩いて移動します。
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混浴露天風呂(岩室風呂)は大きな岩が配された岩風呂で、日本庭園風に設えられています。池の水の代わりに温泉が入っている感じです
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お湯には内湯より多くの湯の花が舞っています。湯船が広い分、内湯より新鮮味が欠けるはずですが、香りも味も残っておりそれほど遜色ありません。湯温が熱過ぎない分こちらの方が快適
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0205.gif)
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このことは岩室風呂の脇にある露天石風呂にも言え、入りやすい湯温になるよう湯の投入量を絞っているため、香り&味が最も薄い(ほとんど感じられない)のですが、適温なので最もこの浴槽に時間を割くことになりました。
今回の宿泊では、午後3時30分の入浴を含め、午後11時30分と翌日午前6時30分の計3回入湯しました。午前6時30分の入湯は、入浴時間が午前9時までで朝食(午前8時または午前8時30分から)後は入れないので、そこそこ人がいましたが、午後11時30分の入浴は他に誰もおらず、浴場を独占できました
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塵表閣でただ一つマイナスポイントであるのは、隣接して聳え立つ高層マンションです
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それでも温泉は満足行くものであり、初めての上林温泉の湯を満喫することができました
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高級旅館であり、庶民にとっては少々お高いのだけれど、是非また来たいと思わせる旅館です。湯田中渋温泉郷の中の温泉旅館としては、間違いなくお薦めの旅館だと思います。
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