アンディの庭

アンディ小山です。自然の豊かな岩手から沢山のことを発信していきたいと思います。

レポート

2010年06月19日 | 暮らし
先日、ボクのスクールでヴォーカル交流会が行なわれました。この会は勉強の場なので、
次回のレッスン時に、感想を聞いたりします。その内の生徒の一人から、以下のような
レポートが届きました。それを皆さんへもお伝えしたいと思います。

「6月12日は、スクールでのヴォーカル交流会でした。

普段個人レッスンを受けている私達生徒にとって、この交流会は、
みんなのヴォーカルに触れることができるとても貴重な機会です。

今回も、ハワイアンから始まり、ジャズのメドレーや、サラブライトマン、なつかしのABBAの曲などなど、
ハワイに居る気分になったり、まるで世界旅行をしているかのように、いろんな情景が浮かび、
いろんな気持ちを感じることができるという不思議な時間でした。

一人一人が、その曲を自分のものとして歌っているので、聴いていて、本当におもしろいのです。

そして、原曲を聴く以上に、その曲の良さを再確認することもあり、
「自分もこの歌を歌ってみたい!」と、欲張りな私は、皆さんの歌う歌、全てを歌いたくなってしまいます。

そのくらい、みんなのヴォーカルが素敵なんです☆

そして、いよいよ、ラストの私の番がやってきました。

実は・・・先日、私の大親友ががんで亡くなりました。

彼女は、私をいつも応援してくれ、励まし勇気付けてくれ、癒してくれる存在でした。

彼女は以前、自分の闘病について本を出版しました。
その時の出版記念パーティーで、私はスクールの仲間とともに、彼女の出版を祝い
「歌のプレゼント」をする機会をいただきました。

その時に、彼女と一緒に、マライア・キャリーの「HERO」を歌いました。
その日に向け、洋楽を歌ったことがない彼女も、このスクールで、先生のレッスンを一緒に受けました。

彼女は「歌うって気持ちいいね!」と笑顔で話していました。

彼女がいなくなったという事実は、正直未だに実感が湧きません。
でも、もう彼女に会うことはできないのです。

一緒に笑うことも、泣くことも・・歌うことも。

私は、彼女への「ありがとう」という感謝の気持ちをこめて、今回の交流会で歌う曲目を「HERO」にしました。
彼女に向けて、思いっきり歌える場を求めていたのかもしれません。

  歌うなかで、今までに感じたことのないような気持ちを味わいました。

私は、彼女に届くよう、天に向かって、まっすぐにブレスを飛ばしました。
すると、私の声が届き、彼女が天で聴いてくれていることを確信しました。
時には、彼女が私の中にいるとも感じました。
きっと一緒に歌ってくれていたのかもしれません。

私たちの「HERO」は永遠です。

彼女は私のHEROであり、そして私も彼女のHEROになれるよう、これからもっともっと進化していきます。
彼女が応援してくれている以上、進化し続けなければいけないのです。

ヴォーカルが、こんなにも人生を豊かにし、こんなにも素晴らしい体験をもたらし、
かけがえのない思い出を作ってくれるとは・・

全てのことに感謝でいっぱいです。      本当にありがとう。 」


読み終えて思い出したのはバイブルの一節、「まいた種のかりとる喜び」です。
幸せとはこういう事を云うんでしょう。