アンディの庭

アンディ小山です。自然の豊かな岩手から沢山のことを発信していきたいと思います。

イタリアで学ぶ分身

2010年01月04日 | 日記(出来事)
数年前からイタリア・ミラノで文化的背景から音楽を基軸として
学んでいる青年、Y君がいます。
彼いわくボクを『音楽の父』と云ってくれる大切なボクの分身です。
年が明け時差を越えて、ミラノからのハピーニューイヤーコールが届きました。

自主トレを済ませたばかりのボクは、受話器をスタッフの手からムンズと
受け取りました。やっぱり嬉しかったですねー!
弟子の声を聴けることは幸せです、ほんと。しかもイタリアからですよ!

彼は高校生の時ボクの所へヴォーカルを習いに来たのですが、
そこからずーっと音楽を続ける中で、ボクが伝えて来た一つ一つの事柄を
確認する事が出来ているようです。
日本の中にだけ居ては得る事の出来ない何かが、向こうには有る!と云う事の
確認が取れていて、飛び立ったのでした。

ご両親の理解があって、当初から密度の濃いレッスンが出来た彼は
この岩手の人々の持つ独特な真面目さでしかもY君のひた向きな
音楽への取り組み方には目を見張るものがあり、ボクを感心させました。
内容豊かに充実したレッスンの日々は、宝の時間だったように
ヨーク覚えています。

その彼が、4年間の音大生活を終え故郷に戻り仕事をしながら
ヴォーカルの学びを続けた結果、イタリア留学になっていったわけですが
ローカルの上に根を張ったグローバルな目線の育成が功をすいして、
決してイタリア人にひけをとらないシャープなセンスの良さを
身につけているので、ミラノに行っても充分彼らと渡り合っていられる
自分に喜びと誇りを持って毎日を過ごしているようです。

現在アカデミーでは幅広い音楽性が求められるハイブリットな
環境下にあって、オリジナリティーの上にしっかりと立った
ヴォーカリストを目指し、日々切磋琢磨しているようです。
ボクの元でしっかりと学べたROCK・POPS、そのオリジナルアーティスト達から
インスパイアーされ、それらをマスターしたY君のその力は彼の東洋人のマスクからは
想像出来ないカルチャーショックをイタリア人達に与えていると思います。
この実力が、今後彼が世に浮上してくるベースとなってくるでしょう!

いずれ極めて近い将来、彼とのコラボデュオを夢に描き楽しみにしています。