寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

7冊のカラーブックス185~191まで。

2005年07月25日 20時23分54秒 | カラーブックス
【7冊のカラーブックス】 1週間お休みしました。先週分(7/18)185番から191番まで掲載します。

185番【県花県木】松田修/初版44年12月1日
186 【新しい大阪】保育社編集部偏/初版44年12月1日
187 【楽器】皆川達夫/初版45年4月1日
188 【室生路の寺】村井康彦・入江泰吉/初版45年2月1日
189 【自動車Ⅱ】宮本晃男/初版45年2月1日
190 【名作の旅1川端康成】巌谷大四/初版45年3月1日
191 【佐保寺の寺】杉本苑子・入江泰吉/初版45年3月1日



185番【県花県木】はカラーブックス常連、松田修さんの執筆です。これで4冊目となりました。全国都道府県の県花、県木をいつもの松田流、文学の香高い解説で気候風土と住んでいる人の匂いまで感じさせてくれています。地味な題材でも決して手を抜かない姿勢に頭が下がります。

186番【新しい大阪】はEXPO’70大阪万博にそなえて大阪についての新しい知識を保育社編集部が総力をあげて1冊のカラーブックスにまとめてみました。私ごとですが小学1年の夏休みに父と一緒に叔父の360ccの小さなステップバンに乗っけてもらい、東名高速を80キロのノロノロ運転で見物に行ったことを覚えています。私の言う『万博』とは、今も昔も大阪を指しているのです。

187番【楽器】は古今東西のさまざまな楽器について見て楽しい1冊に仕上がっています。我家にも楽器が二つ、今は静かに押し入れの天袋に眠っています。ひとつはまだ若い日に神田の、下倉楽器店、で衝動買いしたアルトサックス(プリマヤナギサワのエリモナ80)で当時2ヶ月分のお給料がすっ飛びました。もうひとつは高校時代卓球部のKくんから3000円で買ったクラシックギター、今では指が追いつきませんがまだ良い音色です。

189番【自動車Ⅱ】は89番自動車、の続編、宮本晃男さんの執筆です。この本が世に出た背景には東名名神高速道路の整備と先の大阪万博の開催、国民の生活向上にロータリーゼーションの波が拍車をかけ、庶民の手に夢のマイカーが一段と身近になっていくということが挙げられます。まだ成長盛んな各自動車メーカーがこの世の春とばかりに自由奔放に新車を打ち出していく様が、1970年と言う節目の年に新しい時代の幕開けを予感させています。