寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

守宮と書いて、ヤモリを見つけた。

2011年11月12日 16時59分31秒 | ちいさな生き物たち



階下でバアバが金切声を上げているので、
何かと思って飛び起きれば、玄関引戸の上の千本格子の隙間に、ヤモリを見つけた。
手足の指の先が丸みを帯びて吸盤になっているから、ヤモリと判断できる。
夜間、防犯用の蛍光灯に集まってくる蛾や小さな虫を捕食しているようだ。
国語辞典を引くと「守宮」と書いて「やもり」と読むとある。
後にも先にも、ヤモリを見たのはこれが初めて。
なにかの吉兆かもしれないねぇ、
幸い、こどもたちは寝静まっている。
捕まえれば、おもちゃにしてしまう・・・
そっとしておくことにした。

ニイニイゼミを見つけた。

2011年07月15日 09時45分28秒 | ちいさな生き物たち
いつもより早い梅雨が明けて一週間、ようやくセミが鳴きだした。
といってもこども達が好きなアブラゼミやミンミンゼミはまだ地面の下で待機中。
露払いはいつもニイニイゼミ。小柄でちょっと控えめだが顔つきはなかなか精悍。
世の喧騒など何処吹く風と云わんばかりに己の役目をキチンと果たしている。
もう一週間すると小学校も夏休みに入る。



つねもなき夏の草葉におく露を命と頼む蝉のはかなさ
よみ人しらず「後選集」巻四夏

基本季語五〇〇選 (講談社学術文庫)
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講談社


《追記》8/1


今日から8月、一斉にクマゼミが鳴きだしたー。
もうこうなると電話のベルも玄関のチャイムもテレビの音も何も聞こえないー・・・



子に伝えたい人里の自然、足元の小さな生き物たち。

2011年07月12日 15時59分07秒 | ちいさな生き物たち
バアバの検診の帰り道、病院脇の水田をちょっと覘いてみる。


どの田んぼも働き手は年老いたご両親で跡取り息子はサラリーマンという構図。
この先、三代替われば農家だって絶滅してしまう。


道路と平行に流れる用水路にはおたまじゃくしがいっぱい。
水を堰き止めているので直に干上がってしまう。


サギの足跡を見つけたが種類までは分からない。おたまじゃくしは好物に違いない。
この辺りにはまだかろうじてコサギやアオサギの飛んでいる姿を見る。


お百姓さんが水路の藪をきれいに草刈器で刈り込んである。
将来、この水路がコンクリートの三面張りに改修されれば水生動物も生きていけないのでサギたちも、ここでは絶滅の憂き目に遭う。河川の改修や耕地整理によって自然の生きものはどんどん姿を消す。同時にこどもたちも遊び場を失うー・・・そういえば、最近、アメリカザリガニを見なくなった。


【エコロジーガイド人里の自然】芦沢俊介/平成7年/2300円/保育社
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この2冊は売場本棚には置かない、父さんから子どもたちへの贈り物。
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エコロジーガイド 人里の自然
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日本の絶滅危惧生物―エコロジーガイド
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また夏が来て、カブトムシやらクワガタやら。

2011年07月05日 14時25分19秒 | ちいさな生き物たち
7月の声を聞くと子等は熱にうなされたようにカブトムシやらクワガワを求めて野山を彷徨う。今からこの調子では夏休みが思いやられる。


日曜日、本城山を一周歩いた。さすが地元、南小の子供たちは虫の居るクヌギをよく知っている。この日も捕ったばかりのノコギリ(水牛)を気前良く子等に分けてくれた。


隣地(雑種地)のクヌギが年々生長して見上げるほどの大木になった。前の晩に樹皮にナタを入れておくと早速カブトムシが樹液を舐めに来ていた。


去年、カブト虫のメスが生んだ卵を大事に一年かけて世話をした。
昨夜、何の前触れもなくムクムクと成虫が出るわ出るわ、オス11匹、メス2匹。
我家の法律により生まれ故郷の山へ放してあげること。

《追記》7/10

温室育ちのカブト虫はどれも小粒で体長40mm。メスは更に小さい。


容器の中で代替わりを繰り返せばその種は生きる力が衰える。
夜9時、虫たちのふるさとの山へ、昨年捕った同じクヌギの林で放してやる。


昆虫の生態図鑑 (大自然のふしぎ)
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兄弟仲よく。

2011年05月19日 07時20分21秒 | ちいさな生き物たち
毎日、他愛もないことで良い、コツコツと自然体で書くこと。
それが自身の修行であり、その持続は胆力を鍛えることにもなる。
やがて成長した子等が、読んでくれるときが来るかも知れぬ。

椿の葉にチャドクガの幼虫を見つけた。
仲良く並んで一生懸命食べている。
人間もこうで在りたい。
兄弟仲良くがいい。




庭のイモムシ・ケムシ
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アゲハ蝶が羽化した。

2010年07月20日 16時24分55秒 | ちいさな生き物たち
新聞配達から戻ってくると
バアバがアゲハ蝶が羽化してるよと教えてくれた。


●朝6時9分、
庭先にあるネコの額ほどの家庭菜園の中でキュウリの支柱にアゲハ蝶がサナギを脱いだばかりの様子。まだ羽根の先が柔らかく丸まっている。
※このアゲハの幼虫はまだ10日ほど前、この支柱につかまってジッとしていたのをバアバから教えられていたが画像に残していなかったのは残念。4mほど離れた山椒の葉に複数匹居たのがここまで這ってきたのだろうか?アゲハの幼虫がキュウリの葉を食べていたとは思えない。


●7時58分、
すっかり羽根の先までピンと伸びて、これなら心配要らない。いつでも飛び立てそうだ。


●8時48分、
もう何処かへ飛び立ってしまった。鳥、クモの巣、カマキリ・・・自然界は天敵だらけ。小さな命、かんばれ。


●丸い円内がサナギのカラで大きさ3cm、地面からの高さは55cm。サナギの位置は午前11時から夕方5時まで直射日光が当たる。この暑さでサナギの中は一体どうやって温度調節しているのだろう。
ネコの額ほどの家庭菜園にはきゅうりが4本植わっている。


◎小学生ポケット図鑑1[こん虫]/学研/昭和63年/定価500円
お兄ちゃんの机の本棚から1冊抜いてきた。
表紙に出ているのがズバリ、アゲハ蝶。
こん虫 (小学生ポケット図鑑 (1))

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◎追記~8/16
収穫はお兄ちゃんの仕事。ナス、トマト、しし唐と植えたがキュウリが一番良く取れる。
まだ小さいと思っていても翌日には倍くらい大きくなる。新鮮取れたてのキュウリ表面にはツブツブ状の突起(トゲ?)があってお兄ちゃんの柔らかい手のひらではちょっとチクチクする。


今年初めて蝉が鳴いた~梅雨明けも近いのか。

2010年07月14日 17時29分19秒 | ちいさな生き物たち
お兄ちゃんが学校の帰り道に蝉の幼虫を捕まえて帰宅。
何でも道路を這っていたのを車に轢かれては可哀想と助けてやったとのこと。


●夕方4時、庭の柿木の幹に這わせてやった。


●どんどんよじ登って、すぐに手が届かなくなった。


●夜7時、懐中電灯で照らすともう羽化は終っていた。
ちゃんと葉の裏側につかまってカラを脱いで、
雨に打たれるのを未然に防いでいる。
生まれて初めて地上に出てきて、生きる智慧をフル回転させている。


●今朝6時、近くで今年初めて蝉の声を聞いた。
この蝉がないたのかも知れない。
それにしても今年の梅雨はよく降った。


●夕方5時20分、
お母さんから携帯が入った~東の空に虹が出てるよ。
梅雨明けも近そうだ。

地球温暖化?それとも単なる異常気象のせい?今年の梅雨前線は例年になく日本列島を縦断するように停滞して各地で大雨による被害が続出している。ネットが繋がる環境にあれば24時間リアルタイムで見れるアメダス・レーダー・ナウキャストを活用して防災に備えたい。

気象庁のサイト
気象予報~ウェザーニュースのサイト
国土交通省~川の防災情報のサイト

朝にヒバカリ、夕方シマヘビ~一日でヘビ2匹に遭遇。

2010年07月05日 17時46分18秒 | ちいさな生き物たち
今朝5時頃、新聞配達の途中で小さなヘビ(ヒバカリ?)に遭遇。
住宅地に接続する4m道路を体をくねらせて横断しているところを偶然見つけた。確かちょうど昨年の今頃にも、ヒバカリの幼蛇を見つけたことがあった。今朝見つけたのは、全体が真っ黒で斑点等は見当たらず、腹は白く全長は15cmほど。まだ孵化して間もないのだろう、しかし住宅地の真ん中でヘビが棲息しているとは何とも信じ難い。そのまま見過ごしてしまえば車に轢かれるのは必定、民家の裏庭に放してやっても飼いネコや野鳥の餌食となること時間の問題であるし、結局自転車のカゴに入れて持ち帰った。













朝6時40分、
お兄ちゃんの登校時間に合わせて田んぼが近い土手の藪へと逃がしてやった。
お兄ちゃんの奴、ほんとうは学校に持って行きたかったに違いない。
でも逃がしてくれてありがとう。


この記事を書いている今(夕方5時)、近所の児童公園脇の町道でお兄ちゃんたちがシマヘビを見つけたと息巻いて飛び込んできた。どういう状況で採集したのか分からないが、うちへ持って帰ったときにはもう死んでいた。体長60cmほどなので、一冬越えたばかりのまだ若いヘビではないか。捕まえたときにお腹?が痙攣していたと話していたが子ども等の言い分では要領を得ず、故意に殺生したような外傷も見当たらず何としても残念だった。可愛そうなので庭に埋めてやった。

《追記7/6》
午前中、発送に出掛けようと車を屋敷内から出したとたん、道路でシマヘビが轢かれて死んでいた。腹が2箇所から裂けて内臓が飛び出ていた。昨日の夕方埋葬したヘビよりも大きく85cmあった。物置小屋の縁の下辺りにでも潜りこんでいたのが、気温が上昇して蒸し暑くなり這い出してきたのかもしれない。夕方チビちゃんが帰るのを待って一緒に昨日埋めたシマヘビの隣りに埋葬した。
昨日今日とヘビで大騒ぎしたが、一昔前にはヘビだって人家のそばでごく普通に見られた。まだ小さい時分には祖母がよく畑でシマヘビやアオダイショウを捕まえてきては、その皮をひん剥いて七輪で焼いたのを食べさせられた。精力が強いのか、そんな夜には必ず鼻血を出して布団を赤く染めた思い出が懐かしい。



《ブログ内関連記事》
ヘビ(ヒバカリ?)を路上で捕まえる。の記事(09/6/09)

玄関脇のキアシナガバチまたはセグロアシナガバチ

2009年10月28日 17時55分01秒 | ちいさな生き物たち
玄関脇の茫茫に伸びたアスパラ?の茂みに今年もまたキアシナガバチが20cmほどの釣鐘状の丸い巣を作った。あまり関心がないので普段気に留めて観察もしないが、たまにしゃがんで覗いてみると、数十匹の働きバチが巣を覆い隠さんばかりにへばり付いている。育房室の幼虫の世話をしているのか、はたまた、幼虫が成虫になっって出てきたのか、分からない。


◎丸い円内の茂みに巣がある。
ご近所さん、配達の人、いろんな人が巣の横を知らずに通る。


◎もう、一週間くらい同じ格好で巣に群がってジッとしている。キアシナガバチだと思うが、もしかしたらセグロアシナガバチかもしれない。



◎画像は昨年夏に同じ場所で剪定しようと藪に手を入れた瞬間刺されたバアバ。このあとすぐ外科へ直行したので大事にはならなかった。例年、秋から冬にかけて気温が下がる頃にはいつの間にか巣はもぬけの殻になってしまう。一応、スズメバチの仲間なので下手に刺されれば致命傷にもなるが、悪さをしなければおとなしいハチなのでいつもそっとしておく。それにしても、アシナガバチは刺されると痛い!!!

◎追記(11/19)
今朝、巣を覘いてみると、もぬけの殻!いったい何処へ行ったのやら???

2009年、静岡の梅雨はまだ明けない?

2009年07月17日 08時22分52秒 | ちいさな生き物たち
関東甲信越では梅雨は明けたらしいが東海地方はまだのようだ。
例年、蝉の大合唱でそれとなく分かるのだが今年はまだその気配すらない、静岡の梅雨はまだもう少し続くようだ。昨日、保護者面談で下校時間の早いこどもたちにせがまれ、近所の山へカブトムシを捕りに出かけた。こどもたちはもう夏休みモードになりつつある。



虫撮りも山菜取りと同じで、カブトやクワガタの居場所をあまり他人に教えないほうが良いのだが、昨日は1時間ほど歩いてまだ昼の盛りにヒラタクワガタとカブトムシをゲット。我が家では今年も例年とおり一週間飼ったら山に戻すのが大前提。

ヘビ(ヒバカリ?)を路上で捕まえる。

2009年06月09日 07時38分52秒 | ちいさな生き物たち
朝5時40分、新聞配達の帰り道、田んぼの近くの路上でヘビを見つけた。


路の真ん中にヒモが落ちてると近づいてみれば、なんと小さなヘビ。自転車のタイヤでも轢いてしまえば死んでしまう、気がついてよかった。まだ気温が上がらないので動きも緩慢、首根っこをつまんですぐに御用、ウチに持って帰った。



見るからにおとなしそう、体長は約55cm。全体に赤褐色でお腹は真っ白、縞模様がないのでシマヘビではない。アオダイショウやジムグリの幼蛇とも模様が違う、図鑑を見ても分からない。結局、ネットで検索してたぶん『ヒバカリ』ではないかと思う。2枚目の画像中央に見えるのは長さ10cm大のミミズ。



6時50分、どうしても学校に持って行きたい!というお兄ちゃんを説得して元の場所へ返した。捕まえた付近の藪の中へそっと放してやる。父さんの子どもの頃には人家の廻りでも物置小屋や縁の下に1匹や2匹、普通にヘビは見かけたものだが、最近では滅多に見ない、街中では絶滅危惧種に入るだろう。わずか1時間のヘビ騒動、でもお兄ちゃん元気に学校へ出掛けました。

子グモの団居(まどい)、ジョロウグモの場合

2009年06月02日 16時52分24秒 | ちいさな生き物たち
いつからこんな所に居たのだろう。
ジョロウグモがふ化して軽トラックの無線アンテナに団居をしていた。
200~300匹は居ようか、赤ちゃんグモは雄も雌も区別がつかない。



お尻から糸を出せば初夏の風に乗り、其々の「運」に任せて飛んでいく。
自然の掟は厳しい、いつも食うか食われるかだ。
着地した瞬間からその場所に網を張って生きていかなければならない。
格好が悪いからとみんなに嫌われるけど、でも一生懸命生きている。
ハチ・カマキリ・トカゲ・・・熱い夏を迎えて子グモの周りは天敵だらけ。
秋11月頃にはこの団居の中のほんの数匹でもいいから
お母さんグモになって卵を産み、次の世代に命をつないでほしい。
足元にも小さな生き物たちのドラマがある。
小さな命に負けずがんばろう。

カブトムシを山に返して。

2008年08月16日 08時46分31秒 | ちいさな生き物たち
とうさん、山に行こうとコテツが言う。
捕まえて10日目にカブトムシの雌が死んだ。
残った雄とクワガタの雄雌を夜半、同じ場所まで出かけて逃がしてやった。





カブトムシはクヌギの幹を勢いよく登ってすぐに見えなくなったが、クワガタは幹を這う元気もないのでそっと根元の落ち葉の中に潜らせてやった。


メスがオスをオンブをすると卵を産むとコテツは信じている。卵の孵化から成虫になるまで観察するのもよいが、すぐに飽きて父さんの日課になっても困る。自然のものは自然の懐に帰してやるのがいちばん。この場所に来ればいつも元気なムシたちに会える。暑い夏に親子でいのちの大切さを勉強している。

カブトムシを山に逃がしに行って・・・。

2007年08月12日 17時12分18秒 | ちいさな生き物たち

朝、コテツがカブトムシを逃がしてやりたいと言う。
ならばすぐさまと、軽トラックで山へ向かう。
約束の一週間はとうに過ぎて、捕まえてから今日でちょうど三週間になる。
「今回は飽きずによく面倒をみたね、きっといいコトあるよ、えらいね。」

軽トラのラジオは今日も暑い甲子園の熱闘を中継している。
報徳学園が青森山田高校に0対5で負けてしまったー。


捕まえた場所で逃がすというルールを決めたのはお父さんだったけど、
逃がしてもすぐにまた捕まってしまいそうだったので場所を変えてみる。
県道からブッシュをかき分け、10メートルほど林の奥に入る。
樹液の臭いがプンプンするクヌギを見つけ、オスメスを幹に這わす。
オスは元気良く上へ登り、メスは反対に根元の腐葉土の中へもぐった。

さあ、これで良し!と思いきや
なんとコテツの眼の高さぐらいのウロになっている樹皮の内側に
ツガイのカブトムシを見つけて思わずバンザイ。
さらに別の場所でスイギュウ(のこぎりクワガタのオスの特大型)、
のこぎり(クワガタ)のメス、コクワ(コクワガタ)のメスも捕まえて大収穫。

「最初のカブトムシを逃がしてやったからご褒美があったんだね。」
「きっと『花さき山』にテツくんの小さな花が咲いたよ。」
「お父さん、花さき山って、ほんとはないんだよ。こころの中にあるんだ。」
夏の暑い日差しを身体の芯で受けとめて、
コテツはぐんと成長しているー。


《サイト内関連記事》
カブトムシを捕りに、未踏の原野を目指して・・・、の記事(07/7/23)
花さき山を読む、の記事(05/2/8)

カブトムシを捕りに~未踏の原野を目指して・・・

2007年07月23日 06時37分36秒 | ちいさな生き物たち

これから夏本番、親子野外授業でこどもも親もぐんと成長する。
梅雨明けまで待てないコテツに押し切られて、
親子二人カブトムシを捕りに未踏の原野を目指した。

山菜取りが、親しい友人にもその場所を教えないように
カブトムシやクワガタ捕りも決して場所を明かしたりはしない。
これは意地悪ではない、人に言うと口伝いに広がり
根こそぎ乱獲されて、その場所で種の絶滅が起こるからだ。
山菜も甲虫も必要最低限だけとれば良い。


アタマの中がカブトムシのことでいっぱいのコテツ、黙々とクヌギ林を目指す。
(・・・逞しくなったな、)
こんな山の中へ来ても、虫の居場所がそれとなく分かるみたいだ。


さあ月光天文台まで走って、お昼にしよう。



見当つけて飛び込んだ林の中で、幸先良くカブトムシの雄雌をゲット。
1本のクヌギの根元に開いたウロの奥深く潜っていた。
気をよくしたコテツはそのあと急に採集に身が入らず、あえなくこれでジエンド。


さあ、オラッチェで白いバターと低温殺菌牛乳を買って帰ろう。


父さんはカブトムシ・クワガタの昆虫採集に、過去の経験から掟をつくった。
一、同じ場所で同じ種類の虫を一度に2匹以上捕らない。
一、一週間飼ったら、捕った元の場所で逃がしてやる。
一、ショッピングセンターなどで虫は絶対に買わない。


《サイト内関連記事》
ムシキング現る~その結末、の記事(06/8/6)
夏の終わりに~カブトムシ、クワガタムシを飼ってみて、の記事(05/9/4)

《夏休みの親子連れに紹介したいサイト》
月光天文台