寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

宝塚歌劇3の本棚、ようやく出来ました。

2006年05月22日 12時48分01秒 | マイ宝塚歌劇
この本棚では1991年から98年まで、8年間96冊を収めています。
花組の真矢みきと星組の麻路さき、其々トップの重責を3年以上担い、惜しまれながらの退団をひとつの時代の区切りとしました。宝塚史上燦然と輝く、武道館単独コンサートの偉業を果たし、後輩に道を開いた真矢は正に時代が生んだスーパースター。かたや伝統のスタイルを頑なに守り、歴代屈指の男役と言わしめた麻路、最後の舞台では大劇場千秋楽の大階段に紋付袴姿で登場し、観る者の涙を誘いました。

どの時代にも人気スターたちが現われては消えていきます。そして更にその周りには数え切れないほどの小さな星星たちが、精一杯の瞬きを繰り返していました。

今回も【歌劇】から、歌劇団を卒業されていった生徒さんのお名前を拾い集めてみました。



古本寅の子文庫/宝塚歌劇団3の本棚

売れなくてもいい本棚=宝塚歌劇の本棚オープンです。

2006年04月04日 16時19分10秒 | マイ宝塚歌劇
ずうっとやりたかった、『宝塚歌劇の本棚』。
頁をめくり、退団された生徒さんのお名前=芸名を拾い上げるのに時間がかかりました。
いずれのジェンヌたちもこの冊子を卒業文集のように大切に仕舞われていることでしょう。

いつの日か、ご自身のお名前が検索にかかれば~こんな嬉しいことはありません。
この本棚は夢の舞台から降りて普通に生きる一女性に戻った、乙女たちへ送る応援歌。
いつまでも傍で温めておきたい、売れなくていい本棚なのです。


古本寅の子文庫~宝塚歌劇の本棚2


宝塚歌劇の本棚、70年代から近日スタートです。

2006年03月19日 19時16分33秒 | マイ宝塚歌劇
初めての社会人生活は阪急グループのある会社だった。
歌劇団に一番近い位置に身を置きながら
ついに縁することなく会社を去った。

【宝塚歌劇】を開く度に80年代の記憶が蘇る。
カタラジェンヌと同じように自らにも短い期間だったが、
間違いなく時代の真ん中を歩いていた時を憶えている。

今日、1970年の歌劇を開き、【上月晃】【甲にしき】に酔う。
本を閉じて現実に戻れば、上月すでに亡く、甲は東京宝塚劇場の支配人をしていた。

歌劇団を卒業して更に芸能界に飛翔する人。
華やかなスポットライトは浴びなくとも幸せな結婚をして良妻賢母に努めている人。
人生は波乱万丈。しかしいずれの人生にも歌劇団の誇りを胸に、
♪すみれの花咲くころ~と口ずさみながら
乙女たちはその後に選んだ其々の道をどこまでも真っ直ぐに歩んでいるに違いない。
舞台を降りた彼女たちひとりひとりの人生に幸多からんことを。

*宝塚歌劇の本棚~近日オープンします。