寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

岩波写真文庫の本棚へ全286冊UP更新中!

2009年08月21日 09時23分46秒 | 岩波写真文庫
岩波写真文庫の本棚がスカスカになってきたので、
自分の蔵書の中から極上の全286冊を投入しようかと腹を決めた瞬間、不思議なものでほぼ1セット分(271冊)の買い取り依頼が舞い込んだ。バインダーなしの保管ということで背の傷みが気になりもしたが、それでも並の中以上が160冊ほど。昨日からコツコツUPを始めている。


◎No124水害と日本人/1954年9月5日初版
昨年、一連の復刊時に期待をかけたが当選ならず残念。このナンバーは狩野川台風や伊勢湾台風を知らない、水害の危険を大いに警鐘したが間にあわなかった。災害は忘れた頃に必ず来る。

六一〇ハップないと困ります~店頭在庫ゼロ。

2009年08月06日 16時49分49秒 | 生活手帳
家庭温泉六一〇ハップ~「六一〇」と書いて「ムトー」と読む。
バスクリンなんかが出回る以前には、大抵何処のウチでも風呂場の片隅に1本置いてあったのではないかと思う。しつこい夏の水虫・いんきん・疥癬や小さなこどものアトピー、湿疹など、610ハップの恩恵に預かる日本人は多いに違いない。我が家も祖父の代から親子四代世話になっている。しかし、今日いつものドラッグストアーに買いに行くと置いてない、店員さんに訊くともう販売終了しているとのこと・・・



Wekipediaによると、旧日本軍衛生兵であった武藤鉦八郎氏の考案で昭和2年から販売が続くロングラン商品であったが、近年、本来の使用方法=家庭用入浴剤を逸脱した使用例(硫化水素発生)が多発、社会問題となり日本チェーンドラッグストア協会から販売自粛措置が出たあおりから営業不振に陥り昨年10月、81年続いた製造を終了したとのこと。直接、武藤鉦製薬に電話で問い合わせてみても在庫ゼロでお手上げ。長い間、民間療養として庶民の生活に根ざした良品だっただけに消えてしまうには残念というより、デタラメな使い方にメラメラと憤りさえ覚える。

《六一〇ハップ関連記事》
『小さな花ひとつ』の「六一〇ハップを残してほしい」の記事
六一〇ハップ復活の御願い
六一〇ハップ(Wikipedia)

◎追記:09年10月3日
今朝、この日記を読まれた静岡市のYさんから、
使いかけでよろしければと610ハップが届いた。
もう入手困難と諦めていただけに勿体なくて使えそうにない。
610ハップと一緒に洗剤もお送りくださる。
本当にありがとうございました。