寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

チーム青森のバンクーバー五輪、女子カーリングを見る。

2010年02月25日 16時37分23秒 | You tube
バンクーバーオリンピックも早いもので最終盤。
連日白熱した好試合を見せた女子のカーリングも、クリスタルジャパン(チーム青森)は三勝六敗で予選敗退した。手弁当で十年一剣を磨いたが、今回も五輪出場を阻まれたチーム長野が青森に託したメダル獲得への願いも潰えた。最終戦デンマーク後のインタビューで流した主将目黒萌絵の涙にふと誘われてしまう。日本に柔道や相撲があるように、カーリングもスコットランドの文化伝統の上に成立している。長い年月を経てはじめて競技が自身の血肉となるように、ひとりのカーラーとして、スピリットの高揚に大いに時間を費やしてほしい。列強各国のメンバーを見ても30歳・40歳が現役アスリートとして堂々プレイしているではないか。予選負けしたぐらいで引退してたら身体が幾つあっても足りない。気持ちを切り替えるには多少の時間は必要だが、4年後のロシア・ソチ大会目指して、チーム青森&チーム長野、共に競い合って更に日本のレベルを上げてほしい・・・


ハンドルを握りながらふとそんなことを思いつつも、平成21年度の確定申告を無事に済ませてきた。さあ今日は休んで仕切り直し、また明日から頑張る。

《女子カーリング好敵手/チーム青森&長野のWEBサイト》
チーム長野公式サイト
チーム青森公式サイト

《ブログ内関連記事》
平成20年度確定申告済む、の記事(09/2/20)

●追記~5/1
今朝7時のNHKラジオが伝えていた。
カーリング女子のチーム長野が昨日4月30日を以って解散し、各人は其々の道を歩み出すとー。16年間の長きにわたり本当にお疲れさまでした。

この冬、初めて雪が降った。

2010年02月18日 17時16分01秒 | オンライン古書店
朝4時、新聞配達に出ようと玄関を開けると外は雪。
毎晩、就寝前に気象庁のページで明朝の天気をチェックするのだが、こんなときに限って忘れている。その後、雪は午前8時前に止み、雲間から徐々に日が差して、午後には気温も10度(15時/2階軒下)まで上昇した。気象庁のページで昨日からの天気図を見ると、春を告げる南岸低気圧が夜半に発生して明け方、太平洋南岸沖(関東沖)を通過している。この低気圧が、八丈島より北側を通ると雨、ちょうど八丈島付近を通過すれば関東地方は大雪になると云われるので、この時期、テレビで天気図を見たら降雪の目安にできる。


地球温暖化は既に他人事ではない。近年、ここ南駿(なんすん)では年が明けてから雪は降っても、先ず積もることはない。気温は標高100m毎に約0,5~0,6度下がるので、殆ど海抜0mに近い沼津市街、清水町(サントムーン柿田川付近海抜約20m)長泉町(御殿場線下土狩駅40m)あたりで粉雪がチラついても、裾野市(〃岩波駅220m)御殿場市(〃御殿場駅460m)と北駿(ほくすん)に上がるにつれ、今日あたりでも5~10cmくらいは積もっているだろう。天気予報でよく使われる~例年に比べ気温が何度高い低い~という言い方は、過去30年間の統計比較であるから、単純計算すれば昭和55年以前のデータは使われていないことになる。駿東地区の中学校社会科教育副読本『駿東』(S41年版=1966年)を見ると、三島市の1月平均気温が2,8度に対し御殿場では0,0度とあるが、気象庁のページから昨年(2009年)の数値を見ると、其々三島6,2度と御殿場3,3度で、いかに温暖化が進んでいるか分かる。


豪雪地帯の人が見たらなんと思うだろう。こんなミニ雪ダルマでも、こどもにとって雪は楽しくて、嬉しくて、明るい。


◎駿東=すんとう(中学校社会科副読本/S41年/駿東地区教育協会)
◎東駿地誌=とうすんちし(S34年/同協会)
駿東地区の中学校で、社会科副読本として全生徒に配布された『駿東』は、先に発刊された『東駿地誌』のポケット版(廉価版)だが、どちらも非売品で古書の価値は高い。

《毎日見て暮らしに役立つサイト》
気象庁のホームページ

●追記~
気象庁のサイトでは、全国の過去の気象データがつぶさに調べられる。
例えば、寅の子文庫の15年戦争の本棚でも取り上げる[2・26事件/1936年2月26日]は大雪の中でのクーデターとして有名だが、データを見ると26日に降った雪は6,7cmで、その三日前の23日に43,0cmの記録的降雪がある。恐らくは気温が上がらず溶けずに固まっていた上に事件当日未明、新たに6,7cmの雪が降り積もったと見るほうが正しい解釈だろう。
●追記2~2/26
静岡県沼津土木事務所のページに雪ライブカメラが設置されて、東部伊豆地方の山間部主要道路各峠付近の積雪状況がリアルタイムで閲覧出来、たいへん便利です。
静岡県『沼津土木スノーライブカメラ映像』のページ
●追記3~3/31(水)
29日夕刻から県東部全域で降雪=春の大雪となり山間部では10~20cmの積雪となった。


御殿場市印野(いんの)の大野原。標高600m付近、見渡す限りの野焼きの跡=陸上自衛隊東冨士演習場。ここで20日(土)午前、恒例の春の野焼があり不幸にも三名が炎に巻かれて死亡した。


標高840mの「忠ちゃん牧場」脇のヒノキ林の陽の当たらない緩斜面にはまだ15cmの残雪があった。路肩に駐車すればこどもたちは束の間の雪遊びに大喜び。

●追記4~4/25(日)
朝5時、軒下の温度計は3度。もう5月になろうというのに気象が完全に狂っている。
夜通しの雨となったが、富士山でまた積雪、画像はないが真っ白となった。

父の命日墓参。

2010年02月17日 16時07分04秒 | オンライン古書店
冷たい雨も今朝には上がり 墓参り
いよいよ切られてしまうのか
周りから 新しい墓碑がどんどん迫って
この枇杷の木も 切られるのは時間の問題だねえ
来るたび 同じ話をしていた
・・・
お上人さんの言いつけで隣地へ移殖するんだよ
大丈夫 大丈夫
母と二人 ニッコリ
胸を撫で下ろした

来世も人間に生まれかわれるなら
またこの父母の元に命を受けたい
今日亡き父十七年命日



《ブログ内関連記事》
◎「丸山ワクチンの癌の臨床、が売れて」の記事(08/6/15)

●追記3/21

彼岸で墓参りに行けばもうすっかり片付いていて、すぐにでも新しい墓石がズラリ並ぶだろう。


追い出されて隣地の雑種地に立つ、無事に根付けよと祈る。

放置自転車は盗難自転車であるということ。

2010年02月13日 09時01分53秒 | 生活手帳
朝の新聞配達でいつも見かける放置自転車。
生徒さんもさぞやお困りだろうと学校へ通報した。ご自宅が三島や沼津ならそのまま軽トラックで届けてもいいが、お住まいはなんと御殿場。結局、親御さんが日曜日に取りに見えるまで一週間、我が家で保管するとになった。明るい住み良い社会にするために些細なことでも良い、一日一善を為す。


玄関ドアの二箇所施錠が当たり前のように自転車もカギを2個つけることで、ある程度の盗難防止にはなる。父さんが新聞配達に使うママチャリも、最初から付いている車輪を固定する鍵とは別に、ワイヤーロックのカギを1本いつもブラ下げている。


◎2月10日水曜日の静岡新聞朝刊23面[地域東部版]
毎週、朝刊に地元紙らしい面白い記事が出るのでチェックを怠らない。県東部伊豆半島全域の犯罪発生速報だ。先週分2月1~7日を見ると、人口1万人あたりの犯罪件数(空き巣、車上狙い、自転車盗、器物損壊等9犯罪)は全域に亘り多発している。世の中に明るい話題が多いと犯罪件数は減り、反対に凶悪事件等暗いニュースが続けば、触発されるように犯罪も増加する。また当然のことながら、都市部(人口過密地域)に比べて過疎の町村に犯罪は少ないのは、よそ者は目に付き易いということだろうか。地域を問わず、ボランティアグループや老人会が道路脇の花壇をきれいに整備しているのも犯罪防止に一役買っている=犯罪する心理には、明るい・きれい・整理整頓・人の笑顔・を避ける傾向があるという。

定本柳田國男集の初版本入荷しました。

2010年02月06日 17時15分13秒 | オンライン古書店
不思議なものでスカスカになっていた定本柳田國男集の本棚にタイミングよく初版本36冊セットの買い取りが舞い込んだ。現代仮名使いの新装版のほうがはるかに読み易いのだが、旧字の文語体を漢和辞典を引きながら読むのも当時の空気が感じられて良い。


◎子牛用人工乳ママAと、子豚用人工乳ママA
昔懐かしい家畜用人工飼料の袋で作った表紙カバ。


全冊、几帳面に二重装着してある。これでは表紙のクロス張りが見えず査定が出来ないので、ドライヤーで熱風を当ててペーパーナイフで剥がした。表側から見ると普通の茶紙だが裏返せば、昔懐かしい絵柄。普通なら私製のブックカバーは即ゴミ箱だが、何故か捨てるのが勿体ない。昭和30年代を推し測る遺物として暫く手元に残したい・・・そんな他愛もないことが、庶民の生活文化を愛した柳田國男を読んでいく姿勢に叶っていると感ずる。

1億人の昭和史シリーズUPしました。

2010年02月03日 18時17分58秒 | 15年戦争
昨年末に駆け込みで買い取り依頼のあった「1億人の昭和史」シリーズ70冊を自分に課した予定より一ヶ月遅れて、寅の子文庫の『15年戦争の本棚』と『おちゃのこネット』の両方へ新着UP。遠くて暗い15年戦争の昭和史をくぐり抜けてみれば、1億総日本人は戦後の焼け野原から立ち上がり、目覚しい高度成長を迎えるまでに至る。このシリーズも庶民の暮らしに密着したタイトルが続いて明るさを取り戻している。


◎別冊1億人の昭和史~日本のジャズ/1982年4月5日発行
ちょうど時同じ頃、渡辺貞夫(ナベサダ)に感化されて、御茶の水の下倉楽器でプリマヤナギサワのエリモナ80というアルトサックスを二ヶ月分の給料を叩いて買ったことがあった。しかしレッスン料をケチって独学で習得しようとハリキッてはみたものの、案の定挫折した。

マイ・ディア・ライフ~音楽生活50周年記念ベスト
渡辺貞夫,Toquinho,Jeff Pescetto,William Eaton,Ralph McDonald,Brenda Russell,Richard Bona,Sadao Watanabe,Kaoru Fujisawa,Marcio M.Moreira,William Salter
ユニバーサル ミュージック クラシック

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