訪問

友人のＲ子が知人の家を訪問するのに、
私を誘って一緒に連れているらしい。
２階建ての建物の２階に、その知人の住む部屋があるらしく、
上に上っていくのだが、階段が梯子のような感じで、
不安定なつくりになっていて、怖くて上に上がりにくい。
何でそのＲ子の知人はそんなところに住んでいるのだろう、
ついて来なければ良かった等と思いながら、
平気で上って行くＲ子の後を一生懸命に追いかけ、
なんとか、上の階の廊下にたどり着く。
Ｒ子がチャイムを押すと、ドアを開けて出てきたのは、
なんと、アイドルのＴだった。
Ｒ子がＴと知り合いだったことに驚いていると、
親しそうにＴはＲ子と挨拶を交わし、
Ｒ子が紹介してくれた私まで、
自分の部屋の中に招き入れてくれた。
部屋に入ってみると、かなりサイケデリックな
赤色を基調にした感じの部屋で、
彼の知人かファンらしい女の人たちが何人もいる。
どうやら、Ｔはかなり気さくな人柄で、
ファンを部屋へ招き入れたりしているらしいが、
部屋までたどり着くのは少々難しくしているらしい。
部屋もそのやり方もなんだか私の趣味ではないなと、
思っていると、その考えを読み取ったかのように、
さっきまでＲ子としゃべっていたはずのＴが、
私に向かって、
「貴女のような人はちょっと苦手だな。」
と、いきなり言うのだった。
びっくりしたところで、目が覚めてしまった。



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