2015年2月、相模十三社の一つ、大山阿夫利神社を参拝した。相模十三社めぐりのためだったが、当時の大山ケーブルに使用されていた車両の運行が5月に終了することを知り、記念のため廃車前に乗っておこうとも考えた。
大山ケーブルに乗るためには、伊勢原駅からバスに乗り、終点で降りてからケーブルまで15分ほどの道を歩く。階段が多くて難儀する。足腰が弱いと休み休み行くことになる。お店が多いので休憩することは問題ない。
大山ケーブル駅。
これが5月に廃車になった「大山号」。
もう一台「丹沢号」があり、帰りに乗車した。
大山阿夫利神社は延喜式内社だが、参拝者が多いので、特に延喜式内社と云うことを強調しない。
大山信仰というと、江戸時代の大山詣が有名で、江戸時代の大山信仰は、大山不動として人気だった。
江戸時代の大山地図がケーブル駅にあるが、阿夫利神社の名前はない。頂上にあるのは、石尊社、風雨神社、大天狗社、小天狗社である。
現在、大山阿夫利神社があるところは不動堂だった。
明治期の神仏分離で、不動堂が廃寺になり、大山阿夫利神社が建立された。
大山は、「石尊大権現・大山寺」から大山阿夫利神社となった。
廃寺になった不動堂は、明治18年にケーブル駅と阿夫利神社の中間に再建され、現在に至っている。
大山阿夫利神社下社。普通はここまでで済ませる。大山頂上の奥社へは登山の心構えが必要だ。