tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

普天間問題・・・ジェンガ

2010-11-13 20:28:15 | 日記



どう考えようが良いとは思います。「一つの考え以外は駄目だ。」なんて世界は、そもそもろくなもんじゃないですからね。でも、多分・・・関係国への戦力投射は確保しないと抑止力とか言う以前の問題でしょう。概念論は良いとして否定主体が抑止力の根幹足る戦力投射を如何にして確保するのか明確にしてもらえば考える余地が生まれるんじゃないですか。

SACO合意以降、真剣に向き合って他の戦力投射を確保する道を考えていたのなら今の状況は別の形になっていたかもしれませんよね。何年も前から基地移設反対を唱える有識者はいたようですが、反対派のブレイン足る彼らには結局にして、それをなせるだけの力がなかったんでしょう。

鳩山元総理が問題化してクローズアップされたから幾つか答えは出ているように感じるが、実際は手探り状態だと言うことが解る。米側の新たは発表で先だっての見解を変えざるを得ないのが現状でしょう。抑止力の解釈一つにしても答えを纏められない状態で議論などできるはずもない。

確かに勢力的な要因もあっただろうが、一度は鳩山元総理が問題化したんです。少なくとも県外・国外と言っていた鳩山元総理は後押ししてくれる力を欲していたでしょう。でも米側に反する意見を持つ識者は、結果的に米側を納得させられるだけの論拠を持たなかったと言うことですよね。これは紛れもない事実でしょう。

終わってから都合良く出て来る新たな発見なんて稀じゃないですか。大抵は問題化の際にクローズアップされただけで以前からある言説なんですよね。

抑止力と言うなら「抑止するべき相手がいて相対的に軍備を整え、輸送して展開、作戦を遂行する能力が必要。」と言うこと自体は変わらない訳でしょう。辺野古移設・県内移設を選択肢から除外するのでも早い解決を探るには、「同等の効果を前提に戦力投射と言うカテゴリーにおいて正面からのアプローチを考えるべき。」と言っても大袈裟とは言えないですよね。

全く新たな考え、例えば代替なしの無条件返還を当て嵌めるなら、多くの時間をかけて影響評価・影響予測が必要なんじゃないですか。誰かの言説だけで安心できると言えるものではないでしょう。国家同士の武力があるなら位地する地域に、ある程度のパワーバランスが生まれる。そこで一国に、一定の戦力投射がなくなると言うことは、その地域のパワーバランスが崩ずれると言うことですよね。

抑止力の後退は下手すれば紛争に発展しかねない。大勢を死なせる訳には行かないのだから、慎重になるべきなのは当たり前でしょう。日本には他国を守るような実戦の経験はないのだから、由来する一識者の言説で塗り替えられる類のものではないですよ。安全保証に楽観主義は、あまり適当ではないしね。

抑止力の有無は相手が動くいた時点で判明する。動いたとして相手を押し戻したなら侵略側の力よりも被侵略側の力が上回った、また他の政治的決着のような要素があったと言うこともあるでしょうね。まぁ、それだけの話。抑止力の証明と言う観点から言えば「抑止力にはならなかった。」と言うことでしかない。

何よりも先に考えなければならないのは実際動いたら、相手を抑止しているよりも多くの犠牲を払うことになると言うことじゃないですか。下手すれば人が大勢死ぬんです。特に戦地では非戦闘員、つまり民間人が多く死ぬ。犠牲を出さないために抑止しているんじゃないですか。だから安易には考えられないんですよ。

領有権問題なんて離島を奪われる程度でしょうけど、台湾や北朝鮮は実際に紛争になれば民間人も含め大勢が死ぬ訳でしょう。頭の中だけで考えて一気に引いてタワーを崩せば大勢の人が死ぬことになる。

日本には戦後、戦争の実績はない。これからも武力で他国を助ける気なんて一切ないだろうし、国際秩序なんてどう考えているかすら解らない。それはそれで良いけれども、自前で他国への戦力投射を一切持たない日本だと言うのは変え難き事実でしょうからね。米国が他国を防衛すると言うことに対して日本が代替することは一切できないんです。

米軍再編は、つまり彼らからして今まで戦争を繰り返してきた実績から確りと検証を行い十分に能力を発揮できると言うことでしょう。つまり責任の全てを彼らが持つんですよね。それに反する以上、人の命にも関わる責任がこちら側に来ると言うことになるでしょう。慎重になって当然。

抑止力である以上、見出した答えの見通しが甘く敵性が行動を起こすようなものでは駄目。思弁的に語ることができるだけでなく独自に確りとした実証が伴なう必要がありますよね。それを怠れば多くが死ぬことになるかもしれない、抑止力とはそう言うものでしょう。

良心的な人間が大修正が必要だと言うなら、「少し引いて様子を見る、そこで何もなければ更に引いて様子を見る、それを繰り返して自らの思う状態に持って行くべき。」とするんじゃないですか。人の命がかかっているのだから足すよりも引く方が多くの時間を費やすのは当たり前でしょう。




敵性が動かないと言う状態に対して武力以外の要素も相俟っている場合、重きを武力以外において武力的抑止力に否定的になる人も出て来るでしょう。それはそれで良いんです。でも、そこから一気に目的の何かをなして失敗し多くの犠牲を出す可能性もあるんじゃないですか。机上の空論、やってみたら、できなかったことなんてたくさんあるでしょう。

世の中、良い方に一変すれば、それに越したことはないんだろうけど、そんなことは滅多にない訳でね。力不足で、できなかったことを認めたくないから「抵抗勢力が悪い。」と責任を転嫁しがちだけど、発案側は抵抗勢力を抑えることすら含めての論拠を持つべき。結局なせなかったのなら同じです。

実現可能な案がなければ対外的に敵を設定して国民を煽りたて求心力を得た方が構造が極々単純で、より楽で、更に妥当な方法だよね。さして打ち出す政策もないが国民の支持を得たい、そんな時は多くが踏襲する。ワーワー他を攻撃している分には求心力は失われない。権威主義や民衆迎合はだからこそ怖いんです。

 

 


領土問題

2010-11-13 00:14:15 | 日記


尖閣諸島は防衛を強めるとして、竹島か・・・。どうするべ。武力などを用いた全面返還は石油資源などある訳ではないから国益にならないだろうからね。このまま抗議を続けるのでも良いとは思うが、そうね。対北と対中を念頭におくなら日米韓の連携が重要になるからね。

国益を考えれば例えば日韓相互共助条約とか日韓相互安全保証条約を結ぶとか、また、日韓にインド・ASEAN・オーストラリアを加えて交えて兵器の共同開発や防衛協力を行うとか、先進的に考えると、竹島問題では、より可能性のある二等分案か共同管理案で俺なら押すかなぁ。まぁ、安定性をとるなら二等分案か。ただ、韓国が乗ってくるかはわからないけどね。

北方領土問題か・・・。全島返還論・三島返還論・領土二等分論、これはねぇ・・・。多少譲歩があっても早急に解決した方が民衆迎合主義にも中国にも利用されない訳でね。まぁ、中露国境協定に習えば領土二等分案か、防衛を前提に三島返還案だよね。島民には移動に関して保証と経済支援を合わせて提案か。

そりゃぁさ。全部、帰って来るなら、それに越したことはないけどね。後は国益の問題。今の世の中、一国で安全保証もない訳だから、上手く立ち回って、より対等な多国間共助を得る方が重要だと言うこともあるだろう。当然、隣国なのだから嫌悪感を抱く人もいるだろうけどさ。人間である以上、それも仕方ない。多くが、そう思うならなら、そもそもならないことでもあるけどね。


軍事と、その他の抑止力

2010-11-12 21:46:37 | 日記


軍事的抑止力って根本的に言えば、これは単なる政治的関係の良好さで代替できるものではないよね。

よほどの確信、例えば不可侵、及び相互安全保証条約があり、互いの防衛依存が高度に進んでいるなら、相当に安心して対象国に武力の鼻先を向ける必要は極々軽度で済むだろうが、何となく経済関係が良好だとか、何となく政治的関係が良好だけでは安心できるものではない。何らかの紛争の種を抱えているなら尚更。


軍事的抑止力。当然、相手の侵攻・武力攻撃を抑え込む力だろうけど、つまりは武力的な威嚇を用いて政治目標を達成しようとする相手を封じる手段でしょ。実際は。「我々に不利な行動を行うなら、あらゆる手段を講じる用意がある。」なんて言う訳だ。

つまり「いいか俺に不利なことをすれば何時でもやっちゃうぞ。」って脅しに対して「うっせーよ。お前等が攻撃してきたら、こっちから出向いてボコボコにしてやんよ。」とか「おう、いつでも来い。でも、お前等はうちの島には入ってこれね-ぜ。つえぇ兵隊が揃ってるからよ。」って感じの表明でしょ。

結局、武力的な威嚇を使う側が「こりゃぁ。下手に手を出すとボコボコにされるなぁ。」ってことを抱くか否かの蓋然性の問題だろうなぁ。んで、その軍事的抑止力を発揮するためには相手をボコボコにできる軍備と、更に輸送して展開、作戦を遂行できる能力が必要になる訳だ。つまり戦力投射能力。

相手が侵攻してくる可能性があるとしてだよ。軍事的抑止力を語るなら政治から考えるのでは駄目だよね。備えが必要だとするなら戦力投射能力がなければ抑止力は発揮されない。そこから考えたないとどうしようもない。

政治から抑止力を考えるなら、それは軍事的抑止力とは別の抑止力。これも蓋然性の問題ではあるが、例えば相互不可侵や相互安全保証や相互防衛依存などを前提にした条約を締結すると言ったような方向性を求められる訳さ。でも、相互経済依存で日本は守られるなんてことはない。

極端な話、在日米軍含めて日本は武力の全てを捨てるとしますわ。日中の相互経済依存なんて言葉が出て来て久しいけど、例えば中国は多く国と商売しているよね。んで、普通は領土問題とかのある一国、例えば日本とだけ紛争になるんでしょ。

中国に経済的な魅力があるなら、日本の領土を奪取したくらいのことで、その他の国家との経済交流がなくなる訳ではない。中国側が計算するのは日本と対立することで起きる経済的損失が回復する度合い。莫大な資源を手に入れられるなら、そこから新たな利益を得られる。日本は武力を捨てているのだから抵抗はできない。後は経済的な損益割合の問題さ。

依存とは相手を頼り経済が成り立っている状態。つまり相手との関係がなくなれば経済は成立しなくなる。日本側からすれば領土を奪取されることにより一時は中国との経済関係が停滞したとしても、経済を成立させるため何れは中国との経済関係を修復するか、中国からの利益が一切失われてれも経済基盤を分散するかしかない。

日本は経済が低迷している、つまり経済的魅力に欠けると言うことでしょう。好調な中国よりも回復力は確実に劣るんじゃないですか。そんな国が武力を捨て中国から領土が奪取されたとして、それ以上のダメージを中国に与えられるかと言えば、「まぁ、無理でしょう。」と言う見解の方が多いと思う。

中国からして莫大な資源を埋蔵する領土を得る方が、日本との経済的関係を悪くするよりも有利だと思うなら抑止力にはならないのさ。

相互経済依存が全く抑止力にならないとは言わないよ。行動することで経済が低迷する以上、ある程度は抑止力になるでしょう。ただ、武力を代替するものではない。確りとした武力的抑止力があるからこそ、その他の抑止力は効力を発揮できるのさ。それは相互不可侵や相互安全保証、また相互防衛依存であっても、その前提に武力がなければ成立しないよね。






ろくなもんじゃありません

2010-11-11 11:48:20 | 日記



俺なんてろくなもんじゃありませんよ。んでも、ブログは書きますよ。一つは自己顕示欲ですね。もう一つは政治的なことに対して意見してると言う実感を得るため。テレビや新聞と喋っているだけでは実感は得られない。まぁ、自分の考えが間違っているか確かめるためもあるね。脳内議論が主だけどさ。結局は独り善がりです。

確かに、yahooブログからは逃げて来たね。基本は人付き合いが苦手なんだ。顔見知りができると居心地が悪くなる。んでも言いたい訳ですよ。政治とかなんとかに向かってさ。大した知識もないから騙し騙しだけどね。このスタンスは当分止めないかなぁ。愚痴っていると言うスタイル、俺にあってる。

あぁ、そうだ。昔と言うか、数年前まではネット議論が好きで好きで、睡眠時間を削ってやってた時期があってね。ん・・・俺は意識している訳ではないんだけど、時に右翼と言われたり左翼と言われたり、北の工作員と言われたり、軍国主義者と言われたり、「俺って何?」って話ですよ。そんなことが続いていると議論をする上でのカテゴリーなんて実に曖昧で意味のないものだと気付くよね。

俺らしく、俺らしく、自分を見失わずに欲望に忠実に書く訳です。これからも、この先も。歩いていれば石につまずくことだってあるさ。転んで怪我することもある。そもそも大した能力もないしね。人を引きつける魅力もない。説得する力もないよ。ないない。本当にない。それでも良いんじゃない。駄目かどうかを決めるのは俺自身だからね。


やっぱり人付き合いは苦手だ。yahooブログって案外、親しくなったりするみたいでさ・・・。コメントとかも仲間内のものが多いみたいよ。その点、ここは良いよね。孤立無縁感が気持ち良い。

コメントと言えばね。なんかブログやっている、リアルな知人がさ。「ブログのコメント欄でコメンター同士が長文の議論を行って困っているんだ。」とか言っててさ。「はぁ、俺ならシカトするね。」なんて言ったけど、本人はそうも行かないらしい。

んで、「じゃぁさ。無料レンタル掲示板借りて議論になりそうなコメントは、そっちに転送すれば良いんじゃね。」とか適当に言っちゃった。その後、あいつどうしたんだろう。

案外良い手だと思うんだけどなぁ。【〇〇のブログ・討論掲示板】みたいな感じで作ってさ。まぁ、「如何なる討論もあっち転送します。」ってローカル・ルールが必要だろうけど、「転送するよ。あっち行け。」ってコメンターへの断りがあれば上手く運用できると思うんだけどね。



さて、そろそろ出掛けるかなぁ。天気もよくなってきたしね。



 


バランス 安全保証

2010-11-11 10:15:10 | 日記



安全保証は多面的。あらゆる要素が影響して今の日本がある訳ですよ。それが何らかの力である以上、位地する地域にはパワーバランスが生まれる。

今の日本が平和だとして9条が日本の平和を維持することに影響したと言うなら、日米安保も平和の維持に影響したのでしょう。在日米軍だってそうだし、自衛隊だってそう。核抑止力だって影響しているでしょうね。

日本を取り巻くあらゆる力が日本が平和を維持することに影響した。何れかが平和を崩すものであるなら今の日本は平和ではない訳ですよ。つまり何れの影響も少なくとも平和を崩すものではないと言うことです。

何か一つを完全否定したくなる。まぁ、思想心情でそうしたくなる気持ちも解るんですよ。でも、実際はジェンガでしょう。抜き方を間違えれば全てが崩れてしまう。バランスですよバランス。バランスの問題です。

国家の防衛・安全保証である以上、つまり短期的にできるのは小修正が全てであって、中修正は中期的、大修正は長期的展望が必要になる。大修正が必要だとして良心的な人なら、まず一歩を示すよね。今すぐ何かを全てなくせるかのような極端な話なんて大抵が眉唾で本気にするとタワーを崩壊させると見た方が良いでしょう。

本来、要であるはずの有識者だの権威だなんだが極端を煽る。センセーショナルなほど注目を集め自己顕示欲を満足させるからだろうかね。そして一般人は気が短い。一変すると思いがちだ。







核軍縮と廃絶

2010-11-10 10:35:44 | 日記




 

基本は抑止力と考えるのだろうけど、覇権を前提に核保有を考えている国民や国家指導層もいるだろうからね。つまり何れにしても対する側は核保有の正当化事由はある訳さ。

オバマ大統領負けちゃったよなぁ・・・。多分、核なき世界も後退すると思うよ。まぁ、自らの語る正義に酔いしれ人を導いていると言わんばかりに見下して仰々しく如何にも意味ありげに演説を打たなくても、核軍縮、更に核廃絶の方向性自体は簡単なものでしょう。

国家の核兵器保有を支える有権解釈が敵性が核兵器を保有していると言う前提において「核兵器には核攻撃に対する抑止効果があり、ある一定の平和を維持している。」と主張するなら保有国が一斉に保有レベルを下げ、更に皆で手を引くと言う方向性が見えますよね。つまりグローバル・ゼロ。

問題は如何にして全核保有国が参加する交渉のテーブルを作るか。中には覇権のため核兵器を保有している国もあるのかもしれない。明確な方向性は見えるが道則自体は険しいものになるでしょう。

民間の核廃絶運動は、その一助と言った位置付けじゃないですか。ただ、核保有に「ある一定の平和を作り出している。」と言ったような意味を見出す人を批判するだけの運動なら逆効果になることもあるでしょう。

批判は相手の自己正当化を引き出し、逆に今度は批判者を批判するようになる。それが対立を生み事態は動かなくなる。相手も正義を前提に主張していることを忘れちゃいけないんだ。

簡単な話。核抑止力を否定するってことは「貴方が私に核攻撃を行っても私は貴方に報復を行うことは一切ありません。」と宣言することですからね。外交上、相手国と対立することもあるでしょう。領有権とか。その度合いによって相手は「あらゆる手段を行使する用意がある。」と言う訳ですよ。よく聞く話ですよね。

なんら三段論法的な理由をつけて相手は如何にも攻撃できないようなことは言えるだろうが、通常兵器と違って、実際に攻撃されたら本当に終わりなんですから慎重に考えるのは当たり前でしょう。絶対なんて存在しないのだから、流石にこのくらいの心情的な相互理解はできると思うんですけどね。

最近は政治や軍事に一切絡めずに核保有国を批判するものではないと言う位置付けをした上で、心情的に核兵器自体の持つ残虐性などを訴えることだけに努めている人もいるようです。そう言った人はやっぱり先が見えているんでしょう。

どうしても軍事や政治に絡め観念的に体制批判をしがちですが、そもそも普遍的正義なんてありません。正義は其々が持つものです。敵性が核兵器を保有していることを前提に「核兵器には抑止効果があり、ある一定の平和を維持している。」と言う正義を見出そうが、別の正義を見出そうが、思想や過程や理由などどうあれ、世界全体で核兵器廃絶に向けて歩み出せば良いだけの話。

どのような思想に立脚しようが、実際の核廃絶の過程は、そうは変わらないでしょう。全核保有国が参加する交渉のテーブルを作り、まずは全体で保有レベルを下げて行く、更に先に進め皆が一斉に核兵器から手を引くと言ったものになるはずです。

後は各国の努力の問題になりますか。核抑止力を否定せずに交渉を進めるのなら必要派も賛成するかもしれないし、そうでなくとも、それほど文句はないでしょう。

全ての核保有国が一斉に核軍縮・核廃絶に向けて動き出すと言う方向性なら、核抑止力を否定する必要なんてないんですよ。必要性派にしても、核兵器による抑止効果を狙った不安定な状態から解放されるだけでも大きな意味があるでしょう。

他の思想を自らの思想に染めようと言う行為そのものが対立を助長するなら、それは核廃絶を遠のかせるものになるのかもしれないですよね。







普天間問題・・・あぁ・・・経済依存

2010-11-09 08:15:29 | 日記



あのね。日中の相互経済依存が領有権問題での抑止力なるなんてことはないよ。考えてみれば解るでしょう。


相互経済依存は国家存立を脅かすような侵攻に対しては幾ばくか抑止力になると思いますよ。経済基盤自体が壊れるのですから。しかし、経済基盤に攻撃を加える訳でもない領有権問題のような場合は必ずしも抑止力にはならないでしょう。更に好調な国と低迷している国なら、どう考えても低迷している国が不利ですよね。

日本との経済交流が低迷しても先のことを考えれば多くの資源が埋蔵される領土を手にする方が利益になると考えても、それほど不思議ではないでしょう。離島を奪取されたら、その頼みの経済で日本は何をするんですか。経済制裁ですか。依存しているんですよ。相互であっても中国に頼って経済が成立している状態なんです。その頼る相手に制裁を加えればまるっきり自らに返ってくるでしょう。

日本が経済的に好調な場合なら損害を覚悟して自ら存立が危ぶまれない程度に経済制裁を行うこともできるでしょうが、経済が低迷している状態で依存している相手に制裁を行うことは自らの致命傷になりかねないですよね。そんなことは相手だって解るでしょう。

1000兆円とも言われる多くの資源が埋蔵される領土を手にする利益と日本との経済関係が多少低迷することを天秤にかければ、どちらを選ぶかと言う話ですよね。相互であれ日本は中国を頼り経済を成り立たせている状態なんでしょう。なんでそれが抑止力になるんですか。

日本の現在の政情から言えば下手すれば何もできないと考えるべきでしょう。その程度のことで中国の行動を抑止できるとはとても思えない。更に独裁で判断が早く、安い人件費と勢いのある中国は他に手を伸ばすだけでしょう。なんでもありの中国と判断も遅く石橋を叩いて結局として渡らない日本とは違います。



領土問題を考えるなら相互経済依存を作るのではなく、対外的経済基盤の分散化を模索するべきですよ。領有権問題を抱える隣国には依存度を上げない。例え、それが相互依存であっても攻められる側からして一極集中は弱みになる。日本は資源・燃料・食料・防衛まで他国に依存しているんです。そんな国が分散化やらないでどうするんですか。

バランスを考えると言う話なら多少は解るが、武力的抑止力を否定するだけの根拠にはならないでしょうね。


 


普天間問題・・・基本はさ

2010-11-08 23:35:14 | 日記




「如何に精鋭の戦闘部隊であれ2200名程度、つまり一個大隊規模の海兵隊が、沖縄南方においてのどれだけの抑止力を担保しているか。」と問われれば、まぁ、「米国の意志表示として、いるだけで意味がある。」なんて言われれば話は別ですが、実際、規模から言って単体では報復力とは言えないでしょう。つまり報復的抑止力は担保できていないんじゃないですか。

状況によりけりでしょうが、単体で対応可能な範囲として、相手よりも先に展開できるなら、戦闘力が同等以下の場合、拒否力を発揮できるでしょうね。そして相手が盲目的なテロリストの類ではなく、詳細に戦力分析を行って挑む国家主体であり、更に分析の中で米海兵隊の拒否力が確実視されるなら拒否的抑止力は担保できるでしょう。

でも、その一個大隊の海兵隊は、災害への対応も含め初動対応。つまり緊急派遣部隊ですよね。まぁ、単体での対応が不可能な場合、例えば紛争なら基本的に橋頭堡を築いたり。防衛拠点を設置したり。連絡手段を確保したり。情報収集を行ったり。

被侵略国軍との連携を模索したり。在米国民を救出・避難させたり。これは後続部隊の投入も考えて、よりスムーズに紛争を終わらせるために必要でしょう。結局は誰かがやらなければならないですよね。

即応として兵員と兵装を輸送して紛争地に上陸、展開、作戦を遂行する。橋頭堡の設置や防衛拠点の確立など行い後続の部隊が投入できるように下準備を行う。つまり戦力投射を確保している、抑止力を構築できると言うことでしょう。


結局また台湾有事を例にするけど、まぁ、下地島を接収。沖縄の第31海兵遠征隊約200~400名をヘリで輸送。そして上陸、更に展開、初動対応を遂行する。もし第7遠征打撃群がグアムに移転するなら、まぁ、偵察情報や人的情報がものを言うことになるでしょうけど現時点を言うなら。

後続部隊は必要に応じて嘉手納基地の戦闘機で航空優勢を確保しつつ、第31海兵遠征隊の残りをヘリでピストン輸送か、佐世保基地から2日後に到着する第7遠征打撃群の揚陸艦に収容して移動。

また、更に数が必要なら紛争発生と同時にグアムから輸送機で第3海兵遠征旅団の一個中隊~一個大隊を呼び寄せ第7遠征打撃群の揚陸艦に収容後、台湾へ向かうか、緊急性があるなら先発に降下地を確保させ必要人員をエア・ボーンで上陸させる。後一日程度で揚陸艦が到着、人員と輸送車輛と戦闘車輛が下ろされる。

揚陸艦輸送なら台湾に接近後、LCACやLCUなどで兵員と輸送車輛・戦闘車輛を揚陸させ、更に展開、必要なら先発と合流して空港や港を確保すると言ったところでしょう。上手く行けば3日~4日以内に二個大隊程度が台湾に展開できるんじゃないですか。更に空港や港を確保できれば輸送機や輸送艦を使いグアムから更に多くを投入できる。

先発がヘリ・ボーンである以上、兵員は相当な軽装備でしょうからね。素早く後続を投入して支援しなければならない。後続部隊の投入が遅れると下手すれば全滅の恐れも出てくるのではないですか。空港や港が確保できれば輸送機や輸送艦の運用も容易にできるでしょう。まぁ、実際、計れないから台湾有事の蓋然性は抜きにして、この辺が基本で後は戦力投射をどう組替えるかの問題かなぁ・・・。


俺の中の論点は詰るところ「沖縄に緊急派遣部隊のための基地があるべきことが絶対なのか。他に組替える方法はないのか。」ですね。まぁ、ちょっと感傷的と非難されるかもしれないが、SACO合意以降、結局は移設できないまま、そして、それは沖縄県知事選を経て更に厳しくなるでしょう。米軍は普天間基地を改修・近代化してオスプレイと航空戦闘部隊を配備する予定。

どう考えたって近日中に普天間基地の危険は除去されない。もしかしたらSACO合意から現在までの年数以上の時間をかけた小競り合いになるかも知れないと思う。一番は普天間基地の危険除去でしょう。如何な答えでも、さっさと決着をつけるべきだと俺は考えるのさ。

互いに睨み合い、議論は平行線。だったら誰かが中間案を模索するしかないでしょう。でも、俺の頭じゃ妄想するのがやっとだからね。最高の権威がやってくれれば良いんだろうけど、興味のある人々はなんかね。大抵が必要派と不用派に二分して互いに自己正当性を煽りたてるだけに見える。

国会議事録を見る限り政治家の見解に至っては「米国が意志を表示して、そこに海兵隊がいるだけで抑止力として意味がある。」なんてことが主のようです。「なぜ、それが沖縄に基地を設ける必要があるのか。」と言う詳細は、その都度明確に説明している訳ではない。

俺なんか完全に憶測しているだけです。外務省サイトには合意内容は掲示されているけれども米軍再編について、どこに何が動いて、それには如何な効果があるのかと言う詳細な内容も出ていない。メディアなど見れば地上部隊だけ何となく解るけど、その他の関係部隊に関しては流動的で曖昧。こんな程度だと、憶測に継ぐ憶測でまともな見解も出てこないんでしょう。

あんまり、こう表現するのは好きではないけど便宜的にね。右翼も左翼も軍事的抑止力と言う言葉をよく使うけど、本来なら根っこは同じなのだから共通点が多くあって然るべきでしょう。なぜか話が噛み合っていない。やっぱり結論が先にあるんだろうね。





これから日本はどうするべきか。米国は建前上、今後も世界の警察として国際秩序維持を念頭におくのでしょう。それに対して日本はどう関わっていくのか、9条を前提にする以上、独自の方策を見出す必要があるでしょうね。御座なりにせず確り議論して一番有効な方向性を捻り出すしかない。

更に米国は日本に対してロール・アンド・ミッションを強く求めてくるんじゃないですか。それほどにパスク・アメリカーナは後退していると俺は思う。今後、安易に「米国の基地が日本にあるから抑止力が担保できる。」では駄目になって行くでしょう。自国の防衛は自分たちで十分に確保するべき。でなければ立ち行かなくなるんじゃないですか。

まぁ、台湾への戦力投射は、ある程度必要だと思うが、自衛隊が拒否力を強化すれば日本防衛に関して米軍は、より遠くからの駈け付けで間に合うようになるでしょう。

対する中国は対台湾を前提にした中小揚陸艦から、更に外洋でも運用ができる071型揚陸艦を確保した。同艦はソマリアの海賊対策にも派遣されていますからね。その能力は示されているでしょう。

更に071型揚陸艦の他に同級の揚陸艦を数隻とヘリコプター揚陸艦も数隻建造すると言う情報もあるんですよね。能力があるかどうかは解らないけどヘリコプター揚陸艦と言うことは対潜水艦ヘリを搭載する可能性もある訳でしょう。日本に潜水艦による強力な戦闘能力があるなら、中国としては当然として対処を考えるでしょうね。戦力投射を確保して抑止力を構築する。

もし、周辺国の戦力も踏まえてヘリコプター搭載揚陸艦が建造されるならヘリによる輸送に限ると言うこともないんじゃないですか。

規模にもよるでしょうけど、当該のヘリ搭載揚陸艦ではやらないかもしれないが、もしかしたら将来的に領有権問題を念頭におき艦船の運用において対潜水哨戒や対水上打撃・対潜水打撃を任務に含めようとする可能性も否定できないような気がします。また駆逐艦などと連携して電子戦を駆使し米国の空母打撃群が持つ対潜水艦バリアに相当する体制を構築しようとするとか、まぁ、やりそうな気がする。

更に戦闘機も含め近代化は相当に進んでいるらしい。つまり航空優勢も何れ脅かしてくると言うことでしょう。時間の問題と言うこともあるかもしれませんよね。近代兵器として日米にすぐに追いつくとは思えないけど、この先はどうなるかは解りません。

中国側の将来として戦闘機で航空優勢を確保しつつ、艦載の対潜水哨戒ヘリで潜水艦の位地を確認、ヘリ搭載揚陸艦・ドック型揚陸艦と潜水艦・駆逐艦・掃海艦で群、また隊を組み、日本領に侵入。

艦載ヘリで対潜水艦掃討を行いつつ、揚陸艦を先に進め揚陸艇、また接岸して上陸と言う流れを考えるなら離島防衛に関して現状の自衛隊の装備で今後何十年と十分拒否的抑止力を発揮できると断言できるのかどうか。流石に楽観視はできないでしょう。

まっ、現状の体制のままなら近い将来、対処できなくなる可能性もあるんじゃないですか。実際に動かなくても、相手の軍備と戦力投射能力が確認できれば有事の際の動きは予測できる。つまり日本側の拒否的抑止力が消滅して日本側の行動が封じ込められると言うことになるでしょう。抑止力とはそう言うものじゃないですか。






普天間問題・・・なんでしょうね

2010-11-08 15:26:25 | 日記




まぁ。どうでしょうね。あくまでも素人の個人的な戯言として聞いてください。


ん・・・。独自の調査でグアムへの移転が妥当だと見出したと言うのは解るんですよ。その言い分だと、グアムには訓練施設と共に第3海兵遠征旅団の1万数千名程度と第31海兵遠征隊が2200名と航空戦闘部隊が駐留するとかですかね。

有事また演習での輸送手段はなんでしょう。C130・C5・C17でしょうか。艦船はどうでしょう。佐世保からだと2800キロ離れますからね。ハブである以上、第7遠征打撃群がそのままグアムに行くんでしょうか。そう考えないといけないのかなぁ。アプラ軍港の強化とか言われていますからね。

沖縄には海兵隊に関するものがなにも残らないか、有事の際に海兵隊員が訪れた際の連絡系統が多少残るかですか。グアムがハブで戦力投射は確保できると言うことなのですよね。ん・・・。例えば台湾有事の際、中国の限定目標攻撃で台湾の空港が駄目になったとして、即応を前提に第31海兵遠征隊が輸送機を使い一旦沖縄にくるとします。

まず、到着は嘉手納基地でしょうか。後そこからの移動手段はなんになりますかね。C130など固定翼機でエア・ボーンですか。できないこともないんでしょうけれども、どうなんでしょうね。落下傘兵である以上は軽装備なのでしょう。

より早く情報を得て紛争発生以前に強襲揚陸艦が出発することは可能でしょうけど不測の事態もありますよね。最悪、グアムの第7遠征打撃群の到着に5日~6日以上はかかるでしょう。エア・ボーンって後続の部隊が早急に到着しなければ孤立化して大打撃を受ける可能性が高いんじゃないですか。

更にヘリと兵員があれば行えるヘリ・ボーンと違ってエア・ボーンは最適な輸送機の確保やパラシュートの準備など多少大掛かりで飛び立つまでに時間がかかると言う見解もあるようです。つまり即応性は劣ると言うことでしょう。同時に平らで広く戦地に近いと言う降下地の条件が限定される訳でしょう。つまり待ち伏せされて地対空攻撃をされる可能性も高くなるんじゃないですか。

ん・・・。ヘリ・ボーンを活用するとしても後続部隊の到着に時間が掛かるとなるとエア・ボーンと同様の問題が発生するでしょうね。やっぱり先発と後続はできるだけ間を開けず投入できる体制が欲しいところです。

距離的な問題を解決するには偵察情報や人的情報を強化して、より早く行動できると言う体制を整える必要があるでしょう。まぁ、ほとんどの場合において紛争発生以前に強襲揚陸艦が到着できると言う体制が整っていると言う体で話すなら、グアムから航空戦闘部隊を乗せてくるのでも大丈夫でしょうね。

ただ、情報網に不安が残り、敵性から出し抜かれる可能性があるのなら、紛争が予測される各地域に前もって移動手段を確保する必要があるでしょう。沖縄なら岩国か鹿屋あたりに航空戦闘部隊だけ残すとかですか。ん・・・。でも31海兵遠征隊がグアムに駐留すると言うことは航空戦闘部隊もグアムにおく訳でしょう。

輸送機で沖縄まで人員を運ぶならグアムとは別途ヘリ20機程度と中型ヘリ二個中隊が沖縄に必要になりますよね。それが予算などで駄目なら逆にグアムには航空戦闘部隊は置かずに演習や遠征の時はグアムからわざわざ鹿屋にヘリをとりに来るってことですか。これでは一体的に訓練することはできなくなるでしょう。無理筋でしょうね。

中国に出し抜かれグアムの第7遠征打撃軍が事前に動いていない場合。限定目標攻撃で台湾の空港などが駄目になっているとして輸送機でグアムから沖縄に海兵隊員を運ぶなら、そこからの移動手段は輸送機。上陸手段はエア・ボーンになるんでしょう。ただ、早期の後続部隊の到着が絶望的である以上、上陸に踏み切るとは思えない。

第7遠征打撃軍が到着まで2日程度の位地に近づくまで待つんじゃないですか。エセックスの最高速力は22ノットと言うことですけど、航行速度は多分、平均18ノット=時速33キロ程度でないでしょうか。仮に人員と兵装、車輛の収容に1日~2日、航行に4日で到着まで6日かかるとして紛争発生から4日後と言うことでしょうね。必ずしも即応と言えるか疑問です。



ん・・・。先発の孤立化を避けるためには、後続の支援が早く到着するにこしたことはないでしょうが、2600キロ以上の距離ばかりは如何ともし難い。それを含めてグアムの第7遠征打撃群をある程度待ちますか。でも、まるっきりグアムからなら5日~6日以上はかかるのでしょう。即応が必要なときは大きく不利ですよね。

言い分に沿えば「沖縄に海兵隊を置く理由は手にした基地を手放したくない。」この辺が基地を欲する理由ですか。でも、本当にその程度なら沖縄に第31海兵遠征隊とV22・中型ヘリ中隊、更に第1海兵航空団司令部が残る理由としては弱いように感じる。予算を割きグアムの総合的な有効性を殺してまでやることなのだろうかと言う疑問は沸きますね。

沖縄に第31海兵遠征隊が残るとなると戦力投射と言う面から中型ヘリ中隊も残るってことでしょうね。更に第1海兵航空団司令部も残るとなると総合的な命令系統が構築されると言うことでしょう。重要性が高いと言うことなんでしょうか。

第7遠征打撃群はどうなんでしょう。グアムのアプラ軍港の強化されたと言う情報は確かにあるようですが、でも、そこを第7遠征打撃群が母港にすると言う明確な情報はないんですよね。もし、第7遠征打撃群の母港をアプラ軍港にするとなるなら現時点では基本的にグアム駐留の第3海兵遠征旅団との運用でしょうね。

エセックスが佐世保から離れ母港をグアムにするとしたら沖縄の第31海兵遠征隊の戦力投射はどうするんでしょう。確かに、より早く情報を得て紛争発生以前に出発することは可能でしょうけど、まぁ、敵性は出し抜くことを考えますよね。つまり不測の事態は往々にしてあるんじゃないですか。不測の事態に備えるのも配置の一面ですよね。

まぁ、不測の事態が発生したとして、北朝鮮有事にも対応するのでしょう。即応は良いですけどヘリだけで一個大隊を動かすのは厳しくないですか。悪天候なら単なる人員輸送でも動けなくなりますしね。普天間基地・代替から固定翼の輸送機も使うと言うことでしょうかね。

北朝鮮有事に向かうとしてV22で500名程度でしょう。更に途中給油するとして作戦行動範囲は鹿屋航空基地だとギリギリ一杯ですよね。空中給油ですか。はたまた輸送機か。まぁ、北朝鮮有事は在韓米軍がいるから緊急性は低いとして、台湾有事だと強襲揚陸艦の運用がないのではちょっと厳しくありませんか。

台湾の空港が限定攻撃を受けて着陸不可になった場合、即応が必要だとしてヘリのみの運用なら悪天候だと強襲揚陸艦が来るまで指をくわえて見てるしかなくなるんでしょう。例え即応はエア・ボーンで輸送機の運用だとしても、やっぱり2日~3日の位地に強襲揚陸艦がいた方が戦闘車輛搬送も加えて有利ですよね。

後続の人員搬送と言う面からいっても効率的なんじゃないですか。第31海兵遠征隊がヘリや輸送機で出払っていても、例えばグアムから第3海兵遠征旅団の一個大隊が輸送機で1日~2日以内には到着できるでしょう。そして佐世保から2日~3日程度で到着する強襲揚陸艦にホワイトビーチから収容して台湾まで20時間程度。LCACで揚陸。

グアムから強襲揚陸艦が来るとするなら、台湾周辺が悪天候の場合や敵の展開が予想以上に早かったなどヘリ・ボーン及びエア・ボーンに適当な場所が見つからない場合、海兵隊員を積まず5日~6日以上かけてやって来てホワイトビーチから第31海兵遠征隊を収容して運用すると言うことになるんでしょうか。

またはグアムで第3海兵遠征旅団の一個大隊程度を乗せて、そのまま台湾に直接向かうのでしょうか。ここまで来ると即応と言えるのかどうかすらも解らないなぁ・・・。母港をアプラ軍港にするのか否かは解らないが、後は台湾有事や北朝鮮有事をどの程度、重要視するかの問題なんでしょう。まっ、素人の俺には明確に解ると言うものではないですけどね。




本当にグアムが最重要で沖縄は大した意味もなく基地を維持するための場繋ぎだとしたら、第31海兵遠征隊とV22・ヘリ二個中隊を一体で運用するべきと言うのが前提で、予算などの理由や総合的な戦略から沖縄の基地を維持することだけに特化した部隊を裂けずにグアムをハブとすることの有効性が潰れることを承知の上で沖縄の基地を取ったと言うことなんだろうか。

全体的な有効性よりも沖縄の基地を取った。つまり総合的な観点から見れば不利になったってことでしょう。それは抑止の対象にも解るでしょうね。安全保証の観点から、そこまでやるのでしょうか。どうなんだろうなぁ。総合的な米軍再編計画をググって見たけど曖昧で解らない。

しかし、つまりなんだと言うことです。これは基地をおくか否かの問題ではなくて、まず抑止が必要か否か、次に抑止が必要だとして如何な軍備が必要か、軍備が必要なら輸送して展開、作戦を遂行する能力を確保しなければならないと言う話でしょう。

代替案を求められた鳩山元総理は抑止の必要性までは辿りついていたんじゃないですか。抑止が必要ないと思っていたのなら代替安も否定するでしょうからね。抑止は必要だと思ったが、軍備と輸送・展開・作戦遂行に明確な答えを持っていなかったんじゃないでしょうかね。まっ、俺には解らないですけどね。




結局、かなりの蓋然性をもって今現在解ることは、辺野古に代替施設は作れないと言うことでしょう。米側は本当に望まれないまま普天間基地の改修を進め居座るのだろうか。沖縄側は普天間の実質的な継続が決まっても移設反対を押し進めるのか。解らないね。この辺。

まぁ、第1海兵航空団司令部が残る云々は最近の発表だよね。今後も、ちょっと流動的なのかなぁ。相手の懐に入り込み金をちらつかせながら本気で議論するなら糸口は見つかるような気もするけど、なにか接点はないかなぁ・・・。






普天間問題・・・ん・から離れて・・

2010-11-06 23:09:45 | 日記




ん・・・まぁ。確かにそうですよ。俺の言っていることが必ずしも正解だとは言えない。ですから、「こんな考えの人もいるんだね。」程度に理解してください。物事は多面的だ。見方はたくさんあるでしょう。そして俺には解らないことも多い。更に思ったことを欲望の赴くまま書いているだけです。ろくなものではありません。

ただ、そうですね。右翼とか左翼とか現実主義とか理想主義とか何に立脚しようが、一つのテーゼにおいて議論する中から統合を目指すなら、それは有用であると思うんですよね。民主制である以上、それは避けられないものでしょう。互いの遣り取りの中で前向きに考えるなら良いんです。

普天間基地問題は別にしてですよ。それはそれ、これはこれです。因みに俺は悲観的現実主義と楽観的現実主義はバランスが重要だと思っているんですけどね。ほら排出権の取引の話とか、領有権問題の話とか日本はなんと言うか見方によっては間抜けで踊らされている感じもあって、必ずしも含まれないのかもしれないけど基本的に国家とは元来性悪でしょう。

国家とは自国の国益が最重要で常に隙を見て他国よりも多く得ようとするもの。そこに他国が放つ軍事的抑止力と言うものが働くことよって安全保証の観点が加わり無秩序な増長が阻まれている。つまり個々の国家は何らかによって報復力と拒否力を担保するべきと言うことになるでしょう。

ただ、パスク・アメリカーナの弱体化とか言われて久しい。結局、今の世の中、積極的に国家間で協力し合い安全保障を達成すると言う方向性を模索することが重要でしょうね。例え相手国に敵性が含まれるとしても脅威の除去には必要な要素であるはず。それには現実的な観点に基づいた上で、条約その他、国際法に頼らざるを得ないでしょう。

まぁ、国際法を重要視する以上、現実主義者から理想主義と非難されるのかもしれないが、まぁ、この辺、楽観的現実主義の類に落ち着くんじゃないですか。基本的に一度締結された条約は、終了に関する条文があり、その条件を満たすか、また終了の条文がない場合、条約法条約に則って全ての条約の当事国が同意した場合でなければ終了できないですよね。

理不尽な一方的破棄なんてこともあるのかもしれないので、当然、参加各国は拒否力と報復力を確保しておく必要はあるとは思いますが、対策としては、より多くの締結国を募り各国代表からなる決定機関を設け民主的に選ばれる議長に権限を与えることでカバーできるでしょう。方法如何にもよるが、一度締結した条約は結構、大きな力を持つと俺は思います。



拙い知識ですけど、将来的に見れば、軍事面も含めてASEANとの繋がりを強化するのは有効かもしれませんね。ASEANと友好的立場を取り、一対一ではなくASEAN+を通じて中国との一つ遣り取り、領有権などに絡み日本側から見た違法操業などについての対処を儀式的に行うための取り極めなど構築する方向性を模索するのは重要かもしれません。

まず、当該地域を実行的に支配している以上は海上保安庁の警備力強化や自衛隊の拒否力の強化と意思の表明は不可欠だと思います。そのことで中国が手を出せば危険な状態になる、安易に手は出せないと言うことを演出する。

中国に「尖閣諸島周辺で行動すれば何れにしても自国にとって不利益。」と思わせることが重要でしょうね。そこから交渉の糸口を見出し、不測の事態における取り極めを確りとしておく、これは日本にとって利益になるはずです。

更に、民間主導ばかりでなく公的にも防衛交流など行い。まぁ、軍事演習が無理なら救助訓練でも良いでしょう。そう言ったことを継続して行うことで、互いに軍事における透明性を確保する。

同時に台湾にも積極的に関わることですよ。それは台湾の独立を奨励するものではなく一つの中国を前提にして中国と確りとコンタクトを取り、将来の平和的統一を即すと言う体をとれば良い訳でしょう。日本が積極的に台湾と関わることで政治的に中国の極端な選択を阻む効果が出ると思います。



中国の反日世論を潰す方法ですか。怖いことを言いますね。大人しくすると言う方法もあると思うが、総理が靖国参拝でもしてみたらどうですか。ガンガン煽って反日運動を加速させればデモは暴動に発展するでしょう。暴動が起きたら渡航制限を行い邦人の安全を確保する。

中国からすれば極端な反日暴動は好ましくないですよね。経済にも影響が出るし、国家が不安定になれば投資家離れを引き起こす可能性もでるでしょう。外国投資が大きい中国とって投資家離ればバブルの崩壊にも繋がる。

中国は民主国家でないのだから反日暴動を抑える方法は、つまりところ武力でしょう。愛国無罪を踏みにじられれば民意が政府への不満へ変化して行くんじゃないですか。結局、反日運動は自滅して行きますよね。

当然日本は、エネルギー安全保証と食料安全保証と外的経済基盤を分散化させ十分に確保できる体制を整える必要があると思います。更に、中国が世論のガス抜きのため日本の国境付近で極端な行動を起こす可能性も出てくるでしょうから、それを抑えるための武力的な安全保証も強化しておく必要があるでしょう。

まぁ、中国漁船問題など見ると現政権には無理だと思います。かといって自民党政権でも無理でしょうけどね。多少遺憾の意を唱えて大人しくすると言う方向性を選択するんじゃないですか。天安門事件以降、行われたと言われる愛国教育と反日教育。教育とは一面恐ろしいもので、頑迷さを作り出しますからね。

今後何十年と日本が多少反発しただけで反日デモが続くんでしょう。俺が言っているような極端な方法を選択できないなら、政治交流や民間交流を続け誤解を解くと言った方向性を模索するしかないでしょうね。多分、後者の方が日本人は好むんじゃないですか。でも、長い時間が掛かるでしょう。一変に替わるものではないんじゃないですか。まぁ、上手く付き合って行くことが重要となるでしょう。






普天間問題・・・公約

2010-11-05 03:19:49 | 日記



いや、それも違うなぁ・・・。知事候補者ですか、公約を掲げますよね。公約を掲げた以上は実現しなければならないでしょう。最近で言うなら、民主党、マニフェストの実現が絶望的になった時、国民はがっかりしましたよね。一般市民は大方、理念の部分で判断するじゃないですか。候補者の放つ主張の端に希望を見出している。

批判なんて誰だってできるんです。政治家に求められるのは、どうすれば良くなるか具体的に示すことでしょう。選挙に挑む前から「〇〇と〇〇をやるから確実に公約が実現できる。」と言うことを具体的に主張しなければならないですよね。それをやらないなら単なる運動家と変わりはない。

公約の実現が絶望的になっても「米政府や日本政府が悪い。」と敵に仕立て上げれば、沖縄の反対派県民や外的な支持者から同情を得て非難されないと言うこともあるかもしれないが、公約の不達成を第三者的に見れば詐欺にも等しいと言うことになるでしょう。民主党を当て嵌めて考えてみれば解る。


優先順位から言えば、普天間・宜野湾市民の危険を除去することが最重要ですよね。その他はそれ以下、辺野古移設の否定は優先順位として低いでしょう。「普天間基地を返還させます。辺野古に代替施設は作らせません。」と同列に並べる、それは良いんですよ。両方が確実に実現できると言う揺るがない自信があるなら。

でも、もし「普天間基地が実質的に固定化される可能性を完全否定はできない。」と言うことを少しでも認識しているなら、有権者に伝えるべきですよ。リスクを示さないなら、それは支持者を騙しているに等しいですよね。基本的に「米軍が居座り普天間基地の危険を長期的に除去できず事故など起きる可能性はあります。それでも辺野古移設はさせません。」と言うのが本当でしょう。

まぁ、何か絶対的に達成できる方法を握っているのかもしれないからね。その場合は俺の主張は的外れです。また全くの天然と言うこともあるだろうから、その場合は必ずしも否定はできないでしょうけどね・・・。ただ政治家が正直にならない限り日本は絶対に良くなりません。

勘違いしちゃ駄目ですよ。アメリカは中国と同じ他国なんです。自らの国益や安全保証が脅かされるなら武力を含めあらゆる手段を講じますよ。日本は米国の国益や安全保証を脅かさず、また国益や安全保証に必要な存在だから「友人だ。」とか言っているだけです。

良いことばっかり並べれば、国民はそこから希望を見出すのが当たり前。でも、そう言うのは大抵頓挫するでしょう。「普天間基地の実質的な固定化の可能性。」多分、これは完全否定できるものではないと思います。アメリカは中国に負けず劣らず強かでしょう。必要だと思うなら、あらゆる手段を講じてくる。リスクを示して選択させることの方が絶対的に重要でしょうね。














普天間問題・・・目的

2010-11-04 14:31:24 | 日記





いや。それも違うんですよ。抑止力の在り方と普天間基問題を直結させるからいつまで経っても平行線なのでしょう。

抑止力は軍事的な拒否力や報復力を前提とした軍備の数的妥当性や配置の妥当性、更に政治的取り極めなど武力とは別の作用の有効性がテーゼ。しかし、それは説が幾つも存在しますよね。確かに説の其々に有権解釈になり得る可能性はあるが、政治的配慮も含め行為主体である国家において何を採用するかは、その時々の政府の判断でしょう。

現時点での日本政府は基本アメリカの言い分を妥当だとしているんですよね。「普天間基地を返還させる、代替の基地は作らせない。」それはそれで良いんですよ。それに一般市民が何を支持するかも、それは自由でしょう。ただ、アメリカが主張する戦力投射を別の形で確保できるか否かをテーゼして共通した下地をもち同じ土俵で論じ合うことの方が解決への近道じゃないかと言っているんです。

じゃぁ、住民への配慮も含めアメリカが新たな戦力投射を見出し、「普天間基地を返還、そして新たな基地は作らない。」と主張したとしますよ。当然、「抑止力ではない。」とか、「抑止力にはならない。」とか、抑止力の在り方そのものに否定的な方々はアメリカが見出した新たな戦力投射も否定するのでしょう。それじゃぁ着地点が見えない。

また否定しないと言うのでは「言っている事に整合性がないじゃないか。」って話ですよ。抑止力に対する個人的な思想的判断の実現在り気で普天間基問題に挑むから相手の主張と真っ向からぶつかり話が進まなくなる。「目的はなんですか。」と言う話です。


如何な権威も含め人間なんて多かれ少なかれバイアスが掛かっていますよね。国粋主義やら国連至上主義やら米追従主義やら反米主義やら反武力主義やら反安保主義やら、其々の主張を否定する気はないけど思想心情の実現を何にでも絡めて妥当と言えるもんですか。そこには内々の正義があるだけでしょう。

頑迷な運動家が思想心情の実現のためにどう考えているかは知らないけど、結局、方法や過程の在り方が問題じゃなくて、結果的に、アメリカは戦力投射能力を確保できれば良いのでしょう。沖縄県民は静かで良好な暮らしを手に入れられれば良いんじゃないですか。つまりは、その二つを如何にして実現するかの問題ですよね。

まぁ、鳩山政権や防衛省の背広組みには「基地の返還と県外移設否定。」と言う引けない一線を設けた上で日米全体の戦略を見直し現実的な案を見出して、米側の主張する米軍再編と真っ向から向き合い日本側の意見を飲ませることができるだけの人物はいなかったと言うことでしょう。それは今始まったことではなくてSACO合意の時代から一緒なんじゃないですか。



ん・・・。それは違うなぁ。政治を直接動かす力は一般市民にはないでしょう。だからこそ思いを政治家に託すんじゃないですか。俺は、例えば選挙で候補者が放つ言葉を信じる有権者を否定している訳ではないんですよ。

問題は候補者でしょう。何をする気だと言う話です。例えば沖縄選に絡んだニュースを見る限りですが、「政府に要求して行く。」や「直接交渉する。」と言うのは相手しだいの問題でしょう。

どう言ったことをカードにして交渉するんですか。「鳩山元総理が学んで態度を一変させた抑止力。それを前提にして日本政府が提供する普天間基地を改修・近代化して維持します。」と言うカードをアメリカは持っているんでしょう。「辺野古移設は許さない。」は良いですが、それって本当の意味でのカードになるんですか。

「米連邦航空法に抵触する。日本の国内法にも合致してない。」と言うのは解るんです。そこから何に繋げるか、裁判に持って行けるならその方向で検討すれば良いと思うけど、この辺どうなのでしょうね。絶対勝てると言った動きが見えない。

別に考えれば地方自治体の長でも政治家足るもの法治を最優先させるのは当然でしょう。県民を煽りゲバルトに繋げようとかでは、なんと言うか、全然駄目ですよね。

日本はアメリカに基地を提供し、お金までだして、そこにチョコンと乗っかっている。それは自らとアメリカの安全保証と国益に合致しているからですよね。勘違いしていけないのは相手は他国なんです。

アメリカにとって沖縄県民は他国民。アメリカは自国の安全保証と国益を絶対的に優先させるでしょう。日本政府や沖縄がアメリカの安全保証・国益を越える要求をした場合には当然として跳ね除けますよね。

確かに米国の国内法に抵触するとして米連邦裁判所に提訴する方向性を見出せるなら、それは効果的だと思うけど現時点では不透明でしょう。それを除くのであれば、方法は二つ。国家として外国軍駐留に関しての国内法の構築や武力までもちらつかせアメリカの安全保証・国益を脅かし妥協を引き出すか、アメリカの安全保証と国益に合致する形を模索するか。

沖縄県民の現状を見てアメリカが感傷的に動くかと言えば、それはないと思う。「国益や安全保証が脅かされるとなればあらゆる手段を講じてくる。」と考えるのが妥当じゃないですか。そう言う面では中国と大差ないと思います。

互譲を引き出すのでなく、あくまでも意見を押し付けたい、無理を通したいなら、やっぱり実質的なダメージを与えないと駄目でしょうね。まっ、武力行使なんて無理な話なので政治的にでしょうけど、「そこまでの手を沖縄選候補者が持っているのか。」と言う疑問は沸いてきます。単なる否定では民間のデモに乗っかるのが関の山な気がするんですよ。



ん・・・。やっぱりこのままだと長期戦になるような気がする・・・。










普天間問題・・・変化

2010-11-03 21:04:28 | 日記





だからね。不要派も政治状況とか見て抑止力は必要ないとか、軍事力を穿った見方に落ち着けて抑止力にはならないとか、相手の主張を根本から否定しようとするから問題が解決しないんですよ。抑止力なんて目に見えないのだから、三段論法を用いて別の答えが出せるなんて当たり前なんです。

日本政府が抑止力の観点から引き止めたと言う見解も確かにあるが、例えば既に否定された形になっている伊波氏が独自の調査で判明したと主張したエセックスや中型ヘリ中隊や第31海兵遠征隊のグアム移転。これだってあの時点では実しやかに言われていたでしょう。それは時と共に変化して行った。環境なんて時と共に変化するもの。結局、その時々で政治や戦力投射も含めて変化していくものでしょう。


必要派に立脚して考えるなら、そうですね。台湾と中国、今の政治状況や軍事力から見れば互いに極端な選択はしないだろうと言うのは簡単なのだけど、それでも中国は台湾側の独歩とした見解については逐一強要に近い注文をつけますよね。つまり中国には引けない一線があって、それは日常の些細な出来事で常に顔を出すと言うことでしょう。

例えば先日の東京国際映画祭の開幕式でのビビアン・スーの問題。それはオリンピックなども含め国際的な催し物での呼称問題ですよね。中国は台湾代表団に対して【台湾】でなく【中国台湾】の名称を使うよう強要に近い要求をするじゃないですか。

良好な関係だと称しながら中国は上から、こんな小さなことにまで注文をつける。それは台湾国民の意識に直結することだから些細な切っ掛けで世論の大きな反発を引き起こす可能性だってあるでしょう。

政策と民意は必ずも一致するものではない。中国は自国の民情をコントロールできなくなって来ているとも言われているし、更にそれに押され時折、傲慢な態度も見せる。また台湾は民主制なのだから愛国心から来る国民の極端な選択の可能性は消える訳ではないですよね。国民とは常に観念的で感情的ですから。

更に言えば、チベット、新疆ウイグル、広西チワン、寧夏回族、内モンゴルなどなど中国から武力により占領されたと言われる例が幾つもあるじゃないですか。

先日、尖閣諸島も位置付けられたと騒がれていた中国が示す核心的利益。台湾も核心的利益と位置付けられている。つまり隙を見て何時かは手に入れる対象と言うことなんでしょう。また、中印国境紛争など中国は背信的な動きも時折見せますよね。

中国が言うところの核心的利益である尖閣諸島問題。それに絡んだ中国の姿勢にしても、日本が多少の反発を見せたただけであの極端な対抗姿勢を見せるんです。少なくとも石橋を叩いて渡るべきで、楽観視し、気を抜いて妥当な存在ではないでしょう。

「中国の軍事力は近代化しており、何れはアメリカをも越えるものになる。」とも言われています。つまり何れはアメリカの抑止力が効かなくなる、また今度はアメリカと関係国が中国の放つ抑止力で動けなくなることを意味しているでしょう。そうなった時に中国はどのような行動を起こすか。それは少なくとも注視するべきですよね。

中国の放つ抑止力がアメリカの放つ抑止力を上回れば、それは中国の行動範囲が広がったことを意味するじゃないですか。国家は安全保証を基軸にして国益を重視するでしょう。領土の拡大も国益の内です。更に対抗策としても常任理事国の内政である以上、言葉の非難の類は大した意味を持たない。

台湾防衛に関しても今よりも更に多国家間の連携が必要になってくるでしょう。増してや台湾は必ずしも国家とは言えない事情がある。

世界は中国市場に依存傾向にあるじゃないですか。現時点で日米含め真っ向から対抗して良とする国は少ないですよね。つまり政治的配慮が前提になって大幅な対抗策を講じることはできないと言うことでしょう。その中で中国は着々と軍備の近代化・拡大を進めて行く、そして何れアメリカに匹敵する、また越える軍事力を手にする。

現実にアメリカの放つ抑止力より中国が放つ抑止力が上回ってから動くのでは遅いですよね。対する側が連携するにしても中国の放つ抑止力で動きを封じられるのだから。つまり、より早く始める必要があって中国に配慮しつつの長期的展望が必要になると言うことでしょう。

安全保証を起点として政治が動くと考えるなら悲観主義が基本になって楽観主義は排除される傾向に至るんじゃないですか。その部分を理解しつつ話を進めなければ接点など見つけられないでしょう。

普天間基地問題を解決する一番の近道を考えるなら必要派は如何にすれば不要派の敵にならないか考える必要があるでしょう。そして不要派は相手が何を言っているか聞き、普天間基地の返還と県内での代替施設建設の否定をシーリングにして、その中で如何にすれば現実的な戦力投射を確保できるか提案して行くのが妥当なんじゃないですか。

結局、基地があれば良いと言うものではなく、戦力投射を如何に確保するかの問題でしょう。まっ、俺に何ができると言うものでもないが、何れの派にしても権威主義を基点に家父長主義的に振舞うから対立が起きる。権威の意見を紹介することは良いとしても頭は柔らかくするべきで、頑迷に権威に依存するのは必ずしも好ましいとは思えないのですよね。



話はズレるが、やっぱりオバマは負けました。核なき世界も後退するのかもね。時事通信によれば【オバマ政権の対日政策には直接の影響を及ぼさない見通しだ。】としながらも【普天間飛行場移設や在沖縄海兵隊のグアム移転などをめぐっては党派を超えて不満が募っており、場合によっては対日圧力が強まる可能性もある。】なんて見解もなされています。

結局のところは「不透明なんです。」って話なんだろうけど、どうなるんだろうね。沖縄の基地問題。



参考にさせていただきました。

【時事通信】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110300436

【レコードチャイナ】
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46424


普天間問題・・・非難だけでは

2010-11-03 02:12:21 | 日記

 



ん・・・ですからね。言いたいことは解るのさ。でも現時点で必要派は説得する側で強制する側ではないのですよね。辺野古に代替施設を作らせないことを非難してもしょうがないでしょう。非難、ある意味それは運動家の糧になる。それで事態が動くものではないですよ。敵を明確にするから運動は成立するんじゃないですか。

逆に運動するにあたって重要なのは如何に相手を敵に仕立てあげるか。そのことによって目標と求心力が生まれる。敵を明確にして煽り立てることで支持者が増える。目標が明確になり求心力が強まれば運動が維持される。

説得を前提に運動に対するにおいて一番重要なのは如何にして敵にならないかを考えることですよ。つまり味方であることを印象付けることが重要なのでしょう。俺の言っていることはファンタジーだと解っている、それに言いたいことも解るけど、それほどのロジックを持っているなら批判・非難するよりも画期的な負担軽減案でも考えた方が可能性があると俺は思うよ。

まっ、俺には無理かもしれないけど、運動する彼らに「我々は貴方たちの敵でない。」と言うことが伝われば運動そのものは萎んで行くでしょう。何故なら、多くの参加者は良好で静かな生活を求めているのであって運動をすることが目的ではないのだから。俺の拙い長文は「共に考える方法を模索している。」と理解してください。確かにファンタジーであったとしても根底にはそれがあるんです。

多分、中東などでの紛争のようなものも明確な敵がいるから継続すると言う性質があるように思います。必ずしも一致した答えではないが、例えば紛争解決に9条を最大限活かそうと主張する伊勢崎賢治氏たちが語ることが理解できる理由はそこにある。まぁ、俺に何ができると言うものではないですけどね。俺は自分の欲望に従い思ったことをブログに書いているに過ぎないのだから。ろくなもんじゃありません。

 

 

必要派からすれば、結局、抑止力を担保できれば良い訳でしょう。つまり必ずしも基地が必要なのではなく、即応として軍備を輸送して展開する戦力投射能力が必要なんじゃないですか。抑止力とはそう言うものでしょう。戦力投射を何を持って担保するかの問題じゃないですか。

例えば普天間基地、また代替の施設であったり、オスプレイであったり、エセックスであったり、それは手段に過ぎないのですよね。確かに日本側が戦略を考えアメリカを説得することは無理だと思うが、それでも俺は組換えも可能だと思うんですよ。

普天間基地の返還と新たな基地を設けないと言うシーリングを作り、主眼を戦力投射能力に置くなら、31MEUと訓練施設を含めて第3遠征打撃群をグアムに移転して同盟国間での演習と共にアジア太平洋地域を広くカバーさせ対応の厚みを増させる。

替わりにグアムに移転する第3遠征旅団から約4000名程度を2班に別け、其々の中で地上戦闘部隊と後方支援部隊に役割分担を行い、約2000名程度がローテーションで沖縄に駐留。半年ごとにグアム駐留約2000名と交代で其々の駐留地で陸上戦闘訓練。沖縄の訓練地は既存を使用。

第3海兵遠征旅団の司令部はグアム。グアムの意義については第3海兵遠征旅団の主力と31海兵遠征隊をアジア太平洋地域に広く動かすハブ。グアムから沖縄に移動する場合の到着地は新たに基地は設けず嘉手納に委託。沖縄駐留の部隊においては日本、韓国、台湾、フィリピンの地域に対する即応性をカバー。

沖縄からの移動手段は母港を佐世保にグアムのエセックスに司令部を置き、更に作戦時の揚陸指揮など命令系統に、ある程度の独立性を付加したスワプ級強襲揚陸艦を新造。ハリアーⅡ搭載を排除して人員、中型強襲ヘリ、戦闘車輛・輸送車輛、LCACの搭載能力を強化し揚陸に特化。

駆逐艦と掃海艦で小規模の隊を組みホワイトビーチを起点に当該地域の警備運用。緊急時には沖縄駐留の第3海兵遠征旅団の約2000名を収容して紛争地に向う。18ノットで航行して台湾まで約20時間、100キロ程度離れた洋上に停泊すれば15時間強。航行途中、強襲ヘリやLCACでの揚陸を行う。LCACに人員輸送用モジュールを搭載すれば一度に240名を輸送可能でしょう。

第1海兵航空団司令部をグアムに置き、中型ヘリ二個中隊を半数ずつ沖縄の新造強襲揚陸艦と鹿屋航空基地でローテーション。鹿屋沖とホワイトビーチ沖に縦170m横100mの浮体モジュールを一個、必要に応じて二個程度を繋ぎ洋上に設け擬似艦載訓練を行う。KC130Jは岩国・鹿屋でしたよね。

ヘリ中隊の離着陸は嘉手納基地に委託。鹿屋航空基地から嘉手納基地に一旦到着の後に新造強襲揚陸艦へ収容。まぁ、鹿屋航空基地は周辺住民からの反対運動がありましたからね。実現は不透明ですけど、発着訓練を海上の浮体に持って行ければ可能性はあるように思います。

 

第31海兵遠征隊と第3海兵遠征旅団の主力をグアムを中心に駐留させアジア太平洋地域を広くカバー。偵察、及び人的情報が入りしだい動くと言うことなら間に合わないと言うことは少なく済むんじゃないですか。沖縄に基地を設けずとも緊急時の即応対応要員を駐留させ艦船で運用。嘉手納には委託という形でハブを形成すれば総合的な運用に厚みが出るような気がします。

即応初動対応は沖縄駐留海兵隊約2000名。初動対応、在米国民の救出、港や空港の確保。そして後続部隊到着まで持ち堪える。後続部隊はグアムから沖縄まで2600キロ、航空機での移動なら3~4時間。

兵員、兵装など収容時間などを合わせても5~6時間後には沖縄までは到達できるんじゃないですか。必要なら31海兵遠征隊をよこすことも可能なはずです。基地統合と言う形でなく緊急時の輸送機の発着のみを嘉手納に委託すると言う形を取れば空軍のエリート意識をかわすこともできるんじゃないでしょうか。

輸送機で到着した海兵隊員の嘉手納からの移動に関しては鹿屋航空基地のヘリ中隊が有事発生と共に嘉手納に移動しておけば良いと思います。また、先発隊に降下地を確保させればエア・ボーンと言う選択肢もあるでしょう。

台湾の空港が生きているなら輸送機を用い台湾に上陸。駄目ならヘリでヘリ・ボーンか輸送機でエア・ボーン。何れにしても先発隊に降下地を確保させるなら成功率は各段に上がるはず。輸送航空機の運用に必要な航空優勢は嘉手納基地からの戦闘機で確保できるでしょう。

下地島を接収し補給を行えば嘉手納基地から台湾までヘリの運用が可能ですよね。つまり天候さえ良ければ台湾の空港が駄目でも上陸はできる。また、強襲揚陸艦まで辿りつけばLCACでピストン輸送すると言うことも可能ではないですか。

LCACは40ノット近く出ますよね。後続距離から言えば台湾から100キロ程度離れた洋上に停泊したとしてもLCAC自体は往復できるはず。更にLCACの航行には艦載のAH1Wでの支援も可能でしょう。

第7遠征打撃群は情報を駆使してXDay以前に対象地域に向かっているとは思うが、全くの寝耳に水でもグアムから沖縄南方まで6日以内で到達できるでしょう。台湾には3日~4日以内に少なくとも先発の海兵隊員約2000名と車輛、上手く行けば二個大隊約4000名と車輌が上陸しているでしょうからね。台湾軍が全く駄目になっていても第7遠征打撃群が到着するまで持ち堪えることはできるでしょう。

ホワイトビーチを機軸に運用すれば佐世保にいるよりも2日ほど早く台湾側に前進できる。甲板のヘリ発着スポットはエセックスで確か9箇所。新造の強襲揚陸艦でもそれは確保できるでしょう。下地島を接収して中継しつつ、航行しながら艦上から強襲ヘリを運用し、必要ならピストン輸送を行う。航行途中、台湾に接近しつつである以上、即応はある程度担保できるんじゃないですか。

また、約15時間後にはLCACの運用も可能になるはずです。更なる後続の投入も担保できるはず。

日本海側の北朝鮮有事に関しては韓国軍と在韓米軍がいる。すぐに強襲揚陸艦が必要になる訳ではないはずです。また横須賀にはジョージ・ワシントン打撃群、第15駆逐隊もいる訳ですよね。岩国もある。










普天間問題・・・脳内議論の戯言

2010-11-02 06:08:24 | 日記



まぁ、戯言です。




あれ、第1海兵航空団司令部がグアムに行かなくなったみたいだね。その代わり、同規模の歩兵部隊をグアムに移転するとかなんだけど、これって海兵空陸任務部隊には含まれない部隊だと言うことなんで31MEUは残るんだね。

結局、沖縄に残る大まかな中身ってオスプレイ24機と第31海兵遠征隊、そして佐世保に第7遠征打撃群ってことになるんでしょう。

ん・・・。代替を考えるなら強襲揚陸艦・・・遠征打撃群と31MEU地上・航空戦闘部隊、其々の基地と訓練施設がセットで動くように考えないと駄目なんだろうね。この内のどれか一部だけをグアムに移転するって言う解法はないんでしょう。行くなら大規模な変更を加えて全部ってことなんだろうねぇ。


んぁ・・・。嘉手納統合案って案外良かったと思うんだけど、まぁ、無理なんでしょうね。じゃぁ、どうすれば良いんだろう。多分、このままだと事態は動かなくなる。まぁ、そうだなぁ。もう選択肢は辺野古移設拒否と普天間基地維持しかないんだろうなぁ。他に方法はない訳か・・・。一歩も引けないのが現状だよね。相互妥協案はないんだろうなぁ。




まぁ、良いさ。結局、第3海兵遠征旅団は司令部ごとグアムに行っちゃうんでしょう。そして
1万人程度がグアムに駐留するとかなんですよね。だったら、もう基地はグアムに第7遠征打撃群ごと移転することにしてしまおう。そして沖縄にはグアムのエセックスを司令部にして新たに建造した強襲揚陸艦を中心に駆逐艦と掃海艦で4隻程度の隊を編成して置くことにしますか。

母港は佐世保、ホワイトビーチを機軸として日本、韓国、台湾、フィリピンへの即応をカバーするって言うのはどうだろう。北朝鮮有事は韓国軍と在韓米軍がいる訳だからね。すぐに強襲揚陸艦が必要になるってことではないでしょう。ホワイトビーチを機軸と言うか半母港と言うか、それに近い形で使っても距離的に大丈夫なんじゃないですか。

地上戦闘部隊は司令部をグアムに第3海兵遠征旅団から2000名程度の2班、合計4000名が沖縄とグアムにローテーションで駐留、1斑の半年は2班と入れ替えで沖縄で訓練、残り半年はグアムで訓練。

航空戦闘部隊の司令部はグアム。沖縄と九州で中型ヘリ中隊を半数ずつ強襲揚陸艦と鹿屋航空基地でローテーション。交代時は一旦嘉手納にそこから鹿屋へ。緊急時は鹿屋から嘉手納へ。KC130Jは岩国・鹿屋でしたよね。

地上部隊の駐留施設と訓練施設。更にヘリを含めて艦上訓練の施設が必要になる訳ですか。地上部隊の駐留施設と訓練施設は既存のものを使用。艦上訓練はそれこそ縦170m横100mの洋上浮体モジュールを一個か二個繋げる形で行けるんじゃないですか。

訓練施設なら基地機能も防空設備も必要ないしね。構造が単純な分、台風などにも強いはず。費用も安いでしょう。それを鹿屋沖とホワイトビーチ沖に浮かべて擬似艦上訓練をする訳です。

ん・・・。やっぱり、遠征である以上、司令部部隊・後方支援部隊・航空戦闘部隊・地上戦闘部隊が一体になっていた方がいいのかなぁ。やっぱり31MEUじゃなきゃ駄目なの。だと、グアムの第7遠征打撃群の地上戦闘部隊は第3海兵遠征旅団からにすれば良いのかなぁ。でも中東などへの対応の観点から言うとどうなんだろう。それこそMEUの方が良いよね。それ以前にこんな運用可能なのだろうか・・・。

広くアジア太平洋をカバーする第7遠征打撃群がグアム、佐世保にジョージ・ワシントン打撃群、横須賀に第15駆逐群がいる訳だから、沖縄には単艦運用可能な、例えばスワプ級強襲揚陸艦と3隻程度の護衛艦で少数の隊を編成するのでも行けそうな気がするんだよね。

結局のところ。北朝鮮有事、台湾有事、フィリピンなどにおいて、グアムから第3海兵遠征旅団や第7遠征打撃群が到着するまで持ち堪えれば良い訳でしょう。

ホワイトビーチを機軸に行動すれば佐世保にいるよりも2日ほど早く台湾側に前進できる訳ですからね。強襲ヘリを運用する場合に滑走路がなくても即応は担保できるんじゃないですか。

更に戦闘機の支援は嘉手納がある訳だしハリアー搭載を排除して中型強襲ヘリの搭載数を増やすとか、ウェルドックを拡張し戦闘車輛の搭載とLCAC搭載を増やすとか言う方向性で特化すれば良いと思う訳です。無理ですかね。

台湾有事。ホワイトビーチから強襲揚陸艦で台湾へ向かいつつ艦上から強襲ヘリで先発を送り出し上陸させる。次に後続をLCACで送り出し上陸させる。上陸後は在台米国民を救出、初動対応、更に港や空港を確保してグアムから来る第3遠征旅団と戦闘車輛を積んだ大型輸送機を迎え入れる。更に第7遠征打撃群が到着する。まぁ、やれそうだよね。

確かにこれは妄想です。結論を言えば俺の少ない知識では解法なんて思いつかない。でも気になる。沖縄県知事選後、辺野古移設はますます無理になって行くでしょう。そしてアメリカは普天間基地を改修して居座る。住民は恨みを募らせて行く、そう言うものでしょう。

日本政府に関しては中国は言うに及ばずロシアにまで翻弄されてもうヘロヘロ、今更アメリカとことを構える元気はないんじゃないですか。そして今のままだと次の選挙で民主党は多分負ける。んで反動で強い保守姿勢を持った政党が政権を取る。何か良い方法はないものか・・・。

方向性は三つしかない。沖縄が折れるか、アメリカが折れるか、画期的な代替案を見出すか。だったら俺は画期的な代替案を見出したい。まぁ、俺に何ができるものではないけどね。