tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

#三項加憲 #立憲的改憲 #自民党草案 全部反対。今回は問題の解決を〘未来の良心に先送り〙する 【 #護憲 】を推します。しかし、【二項・戦力不保持の改定】に至る議論は賛成。

2018-01-31 18:26:08 | 日記


〘日本国憲法〙

【第二章 平和主義】に国連中心主義・憲章第七章の積極的で厳格な解釈条項。また、集団的自衛権に対するニカラグア事件での国際司法判決を厳密に履行する条項。

【第三章 国民の権利及び義務】に強制兵役に対する良心的拒否条項。

【第四章 国会】にシビリアンコントロール・議会統制条項。

【第五章 内閣】に最高指揮官の明示と対する戦争権限抑制条項。

上記を設ければ【第二章・九条二項】の〘戦力不保持を改定〙しても、【アメリカの言いなりに成りにはなません】よね。



宇宙人と言われる程、空気を読まない鳩山由紀夫元総理でさえ、最後はアメリカに日和りました。国防を一方的に依存してる以上、決定的には逆らえないんです。

ドイツはアメリカ単体ではなく【NATO・北大西洋条約機構】が安全保障だから、イラク戦争の時のようにアメリカに反対出来る。

今の安全保障は共同体性です。日本の様にアメリカ家父長制のままでは決定的に逆らうのは無理なんです。例えば米民主党は伝統的に親中軽日で、米中蜜月に成る可能性は普通に有り得る。その時のアメリカ大統領が国益を鑑み「尖閣諸島は帰属が曖昧で、必ずしも日米安保には含まれない。」と言い出したら困るのは日本。だから機嫌を損ねられない。

アメリカがもし日本を見捨てれば、抑止力が弱まり、中国に誤ったメッセージを送り不測の事態が起きる可能性は高まります。一歩間違えば戦争です。また、漁師に扮した民間偽装兵に尖閣諸島を電撃的に占拠され、保護を目的に軍艦を出して来たら取り戻すのは至難の業でしょう。

クリミア半島やドネツク州を見てください。欧米は具体的には動かなかったですよね。確かにNATOには属してないが「日本では同様の事が起き無い。」とは言えないと思います。そしてロシアは未だに制裁に喘いでるが、それを予測出来なかった訳では有りませんよね。こんな事が普通に予測出来るから、アメリカには逆らえないんです。


イギリスが平成25年。オーストラリアが平成26年。フランス・フィリピン・ベトナム・マレーシア・インドネシアが平成27年。インド・タイが平成28年に防衛協定を結んでます。これ等が日本の準同盟的な位置付けです。ただ、実際は血の同盟では有りません。利害関係で何時でも見捨てられる。だからアメリカ依存を脱却出来ない。

日本も【フルスペックの集団的自衛権を是認】して日本独自の安全保障体制を作り上げ、アメリカとの利害割合を日本有利にして〘横田空域の返還や地位協定の抜本的改定〙など、また〚アメリカが理不尽な要求をして来た際の共同的拒否〛が可能な状態を作るべきなんです。

従って、〘三項加憲〙も〘立憲的改憲〙も日本の主権を弱めてアメリカの言い成りに成るだけだから反対。しかし、〘自民党草案も反対〙です。元首天皇制や抑制的な人権、恣意的消極化した平和主義など、あれは〚復古統制主義〛です。そんな世界は"まっぴらゴメン"です。

私は今の情勢なら問題の解決を〘未来の良心に先送り〙する ○【護憲】○を推します。

ただ、九条護憲でも、【第三章 国民の権利及び義務】に強制兵役に対する良心的拒否条項。【第四章 国会】に議会統制条項。【第五章 内閣】に最高指揮官と対する戦争権限抑制条項は議論に参加出来る筈です。

自衛隊は確かに武装警察を脱し無いが、曲がりなりにも世界屈指の武力主体です。【シビリアン・コントロール】や〚戦争権限抑制〛は当たり前。また隊員個人の自衛隊内待遇や行政的な禍罪から保護する、軍事オンブズマン制度を付加しても良い。

武力を考察する以上、こう言った議論は絶対必要です。これは立憲民主党に提案したい。









#野中広務 さん死去。 #沖縄 に寄り添った政治家

2018-01-22 11:36:13 | 日記


野中広務さん死去:「沖縄寄り添った政治家」 県内から惜しむ声【沖縄タイムス】

沖縄の歴史を見ると、1609年の島津侵攻から現在まで、琉球の自決権は蔑ろにされて来たとしか思えません。日清両属や琉球処分にしても、薩摩藩を介した徳川幕府、また明治政府に置ける【琉球王国への侵害】です。

琉球処分の際は清朝に救援を求めてるし、清朝も琉球に対する宗主権を主張している。結果的には日清戦争での日本側勝利で決着したが、逆に日韓併合と琉球処分は同じ1900年代初頭。それまで明確な独立を保ったままだったら、帝国の敗戦と共に固有の主権を回復していたでしょう。そしてアメリカの庇護に入るか否かは琉球の主権と成っていた。もし、在琉球米軍を是認するとしても、日米地位協定よりはマシな物に成ってた筈です。

また1972年の沖縄返還以前は反米反基地闘争をする程、日本復帰を願ったんです。

アメリカが言ってる普天間基地の危険を除去する条件。【アフリカ・アジア地域への戦力投射→滑走路・辺野古弾薬庫・ホワイトビーチ・バトラー基地所属の各訓練キャンプ→それ等の一体的な運用】と、日本の国防依存、普天間住民の安全を鑑みれば、海岸線に移す辺野古移設しか無いとは思うが、1600年代から今までの歴史を見れば、沖縄が反発するのは当たり前なんです。

小渕政権の時。辺野古移設を前提に、野中広務氏が尽力した1999年の沖縄側合違。2006年、小泉政権の時に変更を前提とした閣議決定をする。

私は辺野古移設に賛成だが、これは翁長知事側の主張の方が正しいと思ってる。その謂わば騙し討が、今の沖縄の不満を構築たのでしょう。

野中広務氏が全力で漕ぎ着けた沖縄側との合違。そんな事、今後はまず無理なのではないだろうか。

悪いが、今の政治家の力は落ちてると思う。

御冥福をお祈りします。

#ウーマン村本 #村本大輔 #井上達夫 #森本敏 琉球勉強メモ 沖縄の歴史編

2018-01-17 15:23:29 | 日記



「無知だからテレビに出すな」ウーマン村本批判のこれは間違っている 【ironna.jp】


流石に森本敏さんだが、根本的に1900年以前の話で、戦中戦後の話では無いように思うな・・・・・。


前提が本土は沖縄を蔑ろにしてると言う話。その確証バイアスの類いだろうが、俗に言う反知性主義でしょうね。

国民は無知だと定義し、その代表者として【無知の知】を装わなければ、朝生に出るような賢者に丸め込まれてしまう。恐らく、それを直感的に察してるんです。それはさて置き、少し、沖縄の歴史を見てみたいと思います。

手っ取り早く【ウィキペディア】参照。


1400年代。沖縄島には中山・山北・山南の三つの派閥が有り、其々、今の中国、時の明朝廷へ貢物を差し上げて覇権を競っていました。それを中山王尚巴志が統一して琉球王国と成ります。

時の沖縄島は、陸は今の朝鮮半島・中国大陸・東南アジア。海は今のジャワ島・スマトラ島・マレー半島・マラッカ海峡と高範囲の貿易活動を展開してネットワークの中心に位置して居たと言われてます。またポルトガル人とも接触していた記録があるとか。

陸のシルクロードは元より、欧州から東アジアへと至る、俗に海のシルクロードと呼ばれる航海路においても、その東の終端で琉球商人が活躍していた事に成ります。しかし、1609年。薩摩藩の大名である島津氏は琉球の資源と交易による利益に目を着けて出兵します。

当時、琉球王国は明と冊封状態で救援を求めたが、しかし救援を送らず黙殺しました。当時、秀吉の朝鮮出兵による戦闘で国力が疲弊して居り、遠征を行える状態ではなかったようです。そして、その後1644年に滅びます。

島津氏は首里城を制圧して琉球国王を捕らえました。そして従属する事を強要する。結果的に琉球王国は薩摩藩の支配下に入ります。その一方で1636年に成立した清朝との冊封関係も築く、ここで琉球王国は薩摩藩→徳川幕府に服属しながら、清朝を宗主国とする日清両属関係と成ります・・・。



1872年。明治政府の元で沖縄に対する強行的な廃藩置県が行われます。所謂、琉球処分です。

江戸時代、琉球王国は形の上で独立した国でありました。しかし、事実上は薩摩藩を通じて徳川幕府の支配を受けており、その一方で清朝を宗主国とした冊封を受けて朝貢もしてると言う両属の形を取っていた。そして江戸時代は、それが問題になる事は無かったのです。

しかし明治維新後。欧米に習うような主権国家を目指した明治政府は、より明確な領土概念を主張して、琉球王国を支配下に組み込もうとします。それに対して清朝は逆に宗主権(清朝が内政・外交などを支配・管理する権能)を主張して琉球王国を支配下に置こうとしました。この帰属問題は両国間の深刻な対立点と成ります。

1868年。明治政府は一方的に琉球王国を廃して琉球藩とし、中央政府の管轄としました。 その後、内務官僚の松田道之を派遣し、中国との関係を廃絶する事などを要求する処分の方針を伝えました。この措置に対して琉球王国側は士族層を中心とする反対運動が起き。この際に冊封関係に有った清朝にも救援を求めます。

琉球に対する清朝の宗主権主張は、その後も続き。また琉球内でも清朝への帰属を主張する動きも有りました。そこで明治政府は1879年に軍隊・警察を派遣して威圧した上で、一方的に琉球藩を廃止し、沖縄県を設置します。その時に琉球国王は東京移住を命じられ、ここで王国の歴史が閉じられます。

琉球王国が閉じられるまでの過程を日本史では「琉球処分」と言いますが、形の上であれ、実質的には独立国家であった琉球王国を明治政府が一方的に併合したのであり、それによって清朝の宗主権が失われた事に成ります。そこで清国の駐日公使はただちに明治政府に抗議し、琉球帰属問題は尚も両国の間で継続される事に成りました。そして、この問題は1894年の日清戦争に置ける一つの要因と成り。結果的に1895年の日本側の勝利で帰属問題は事実上、決着がつきます。

恐らく村元氏はこの辺の経緯を中国の一部を日本が奪ったとしたのでしょう。飽くまでも沖縄県民の清朝回帰派や、中国側の主張に立てば解らなくも無い見解です。そして、そもそも恐らく村元氏自体には外患誘致的な考えは全く無く、単に【基地問題で沖縄県の多数の民意を蔑ろにする本土側への皮肉】なのでしょう。

確かに冊封は支配では無いが、それでも島津氏は軍事征服で、明朝や清朝への朝貢は自発だった筈です。そして、島津氏による琉球侵攻の時も、当時冊封関係に有った明朝に救援を求めて居るし、また後の明治政府による琉球処分の際も清朝に救援を求めている。これを見て民族自決を力で蔑ろにされたと感じる人も居るでしょう。

更に言えば、1972年の沖縄返還以前は島ぐるみ闘争→復帰連と【日本復帰運動】が有った。その健気さが有るのに「中国ガー! プロ市民ガー!」と言われるのは余りにも酷いと感じる人も居る筈です。

史観とは論者の確証バイアスを経るもので、中には琉球の征服を近代化が進んだと言う人もいる。しかし、逆に薩摩藩・明治政府・今の日本と、その施政に不満を抱く人も居るでしょう。

後者の不満の声を村元氏が汲んだのなら、頭ごなしに無知と断じるのは、そもそも違うと感じる。それは賢者側の【無知の知】ではないでしょうか。

反知性主義者は、自らを庶民の代表とした【無知の知】が拠り所です。

朝生の賢人達のような合理主義・功利主義・現実主義に封じられると〚多数の利益は少数の犠牲に勝る〛と成りがちだが、そうでは無く、【ずっと民族自決を封じられて来た沖縄の歴史と、それに被害感情を抱く個人の思いに振り向くべき】してるのなら、幾ばくかでも理解出来る部分は有るのではないでしょうか?

アメリカの要求と普天間の危険除去を鑑みれば、私個人として海岸線に有る辺野古移設しか無いとは思うが、しかし、それでも1600年代から今の今まで、民族自決権を蔑ろにされて来た琉球→沖縄の事を村本大輔氏が訴えたかったのなら、これは理解はできますし、辺野古移設に賛成するのでも【理解しなければ先に進まない】と思います。





二項 #戦力不保持 の改定は主権の問題。 #憲法改正

2018-01-17 03:18:46 | 日記


自衛隊は軍隊なのか!?吉木誉絵と堀潤が大激論!
【lblogos.com】


憲法76条が有るから特別裁判所、軍事法廷は持てないよね。恐らく独自の軍規も持て無い。憲法改正をするなら76条も変えるか、軍法裁判所を明記するか、どちらかが必要だろうね。

だいたい軍事とは政治の一端。安全保障を他国に依存すれば外交でも最終的には頭が上がりません。

例えば時の大統領に「尖閣諸島が日米安保に含まれるとは思わない。」と言われた時点で日本の安全保障は根底から揺らぎます。それが例えば民主党政権で最終的には米軍に日和った鳩山元総理や、未だに不平等な地位協定、戦後70年以上経つのに取り返せない横田空域などに現れてますよ。

自衛隊が軍であるかどうか以前に憲法九条は『国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。』と成ってる。

まず、自衛隊の最大の問題点は、それが自衛であれ『憲法上、自ら武力紛争を解決する手段を持てない。』事なんですよ。それを、まるっきりアメリカに依存してるから頭が上がらない。

例えば北朝鮮。核弾頭の小型化と、量産体制は完了してると日米韓共に示唆されて居て、最大60個は保有しており、更にスカッド系800基以上、ノドン300基以上あると言われる。

対して日韓はアメリカの緩衝地帯。被害が日韓10:米国0になる可能性すら有る。下手すれば数百万人の犠牲も覚悟しなければ成らない。しかし、今の日本に、例え最大限不利益でも独自の戦争回避外交なんて出来ませんよね。また逆にアメリカが軟化に転じた場合一気に取り残される。

不利益を鑑みて、アメリカ依存を解消したいならだが、現在の安全保障は共同体性です。アメリカ以外の国と同盟を結び日本独自の均衡を造らない限り媚米は解消出来ませんよね。だから少なくとも二項改正が必要。しかし、恐らく今始めても結果が出るのは数十年先だろうな。




まっ、最終的にはアメリカの言い成りになる事を是認出来るなら、護憲でも、三項加憲(二項・戦力不保持残し)でも良いんじゃ無いですかね。



#三項加憲 は【自衛隊は戦力では無い】と明記する欺瞞。 何年掛かろうが二項 #戦力不保持 を改定すべき!!

2018-01-14 09:38:30 | 日記


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【憲法第七十六条】

すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。特別裁判所は、これを設置することができない。行政機関は、終審として裁判を行ふことができない。すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。



【憲法第八十一条】

最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。



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日本は〘三権分立〙です。

司法は独立しており、そして【法の支配】は〚政府の専断〛を阻む為に有ります。それは所謂〘逆の意味〙でも適応されるのが当たり前。過度な放棄的判断でも〘政府の専断〙であり、阻まなければ成りません。

司法以外が『自衛隊は違憲であると放棄する事も専断』です。つまり【法の支配】から逸脱してます。

憲法学者には司法権は有りません。司法により違憲判決が出されるまで□〚自衛隊は合憲〛□です。


まず、重要なのは政府の気概で有り、それでも足りないと言うなら◆【自衛隊の合憲性と、自衛官の地位を確認する国会決議】◆を行えば良いだけです。

三項加憲は〚真っ向から【日本の主権を考え無い】明らかな逃げの考え〛。それで一度決すれば、国民も政治家も思考停止します。その先の【日本の主権の議論→二項・戦力不保持の改定】まで行く道理が見当たらない。つまり極右が宣ってる二段階論は有り得ないと思います。

更に言えばイギリスが平成25年。オーストラリアが26年。フランス・フィリピン・ベトナム・マレーシア・インドネシアが27年。インド・タイが28年に防衛協定を結んでる。これ等が所謂、準同盟的な位置付けになります。ただ、実際は血の同盟では無い。

日米同盟が異常なだけです。普通は互いのために血を流すことを意味します。

武力攻撃が発生した場合の自衛権行使に置いて【武力行使】を含んだ《相互扶助を約束する》2国以上の多国間で結合された共同体が同盟なのであり。つまり最低で双務性が必要です。

だからこそ、戦争に巻き込まれる恐怖と、見捨てられる恐怖に苛まれるのが当たり前で、その駆け引きの先に答えが有る。しかし、その準同盟成る物には〚見捨てられる恐怖〛しか存在しない。実に中途半端な物で、これでは抑止力にすら成らない。それは二項・戦力不保持を残す三項加憲でも同じでしょう。

手前で手前を守れない国に【真の平和主義を示す自由】なんて有りません。現在の安全保障は共同体性です。アメリカ以外の国と同盟を結び日本独自の均衡を造らない限り媚米は解消出来ません。


まず、逃げの議論では無く、何年掛かろうが構わずに〚真っ向から日本の主権を国民に問いかけるべき〛です。 

◇〚日本の主権・シビリアンコントロール(議会統制<国民統制)・法の支配による戦争権限抑制・明確な合違性の結審・戦時国際法に基づく独自の軍規と軍事法廷〛◇などを真っ向から議論すべき。

例えば、個別・集団と認め戦時国際法に根ざした独自の軍規や軍事法廷を作りつつも、そこから文民統制<議会統制<国民統制や、戦争権限抑制規定、武官の環境改善を前提にした軍事オンブズマン、合違を明確にする憲法審査規定など、根本的な議論をすべきです。


逃げるな!!


続 #トランプ大統領 の #エルサレム 首都認定の動機考の勉強メモ

2018-01-12 07:15:13 | 日記


#トランプ大統領 の #エルサレム 首都認定の動機考 の続き


勉強メモ。この辺をおさらいしないと背景が掴めないからね。

1948年。太平洋戦争の終戦後間もなくだね。イスラエル建国を巡って始まった第一次中東戦争なんだけど、こっから現代まで紆余曲折。 

あれ。スエズ動乱以降の中東戦争シリーズは総体的に、アメリカ・イギリス・フランスがイスラエル側に作用し、ソ連がアラブ側に支援すると言う典型的な代理戦争の意味合いもかなり強い。

プレゼンスもそうだが、まぁ金だろうなぁ・・・中東地域の利権や武器売買などの経済的な動機が重きを置いてるのも確かだよね。だから例えば、初期にイスラエルに支援し、また武器の供給をしていたイギリスやフランスは事態が進むに連れ利害関係が変化して六日間戦争以降、特に燃油関連でアラブ側に回ってるようだ。

更に中国やイラン革命後のイランが武器供給や軍事支援でアラブ側に入れ込むなど、大国や周辺諸国の経済的・思想的利害関係が入り混じってる。まぁ、今のイランの敵視もこの辺の影響だし、そこにシーア派vsスンニ派や、クルド人vsトルコ・トルクメン人とかが相まって、現在の中東のグチャグチャな感じは当に自明なんだね。ここまで来ると実際は訳解りません。

ただ、やはり第一次中東戦争はイスラエル独立戦争的な意味合いがかなり強いと思うよ。しかしまぁ、未だに三項加憲って、半ば主権を諦めた日本からすれば、シオニズムに拘るイスラエルって羨ましくもあるし、ユダヤ系アメリカ人や、ゴルゴダの丘・聖墳墓教会を巡るキリスト教福音派のロビーも当然だけど、それにも増してアメリカが親身になる意味も解る。確かに背中を任せられる雰囲気だからね。

ただ、キリスト教原理主義とも言える福音派が、キリストを処刑したユダヤ教と仲が良いと言うのも何となく解せない気もする。敵の敵はイスラム教な雰囲気なのだろうかね。それはさて置き。


第1次世界大戦でオスマン帝国がドイツに味方し敗れ、その後1918年、パレスチナはイギリスの国連委任統治下に置かれたんだけど、1917年に同国で出されたシオニズム支持宣言(バルフォア宣言)に基付きユダヤ国家の樹立を目指すユダヤ人と、パレスチナ国家の独立を求めるアラブ人との間で衝突が絶えなかったんだよね。

手に余ったイギリス政府は第2次世界大戦後に問題の解決を国連に委ねる事にする。その結果、1947年にパレスチナを《アラブ国家》と〚ユダヤ国家〛に別け、更に【エルサレムを国連管理下の国際都市】に分割する、総会決議181号を採択する事になるんだけど、ここが今回の〚トランプ首都宣言〛と〘対する抵抗〙に繋がる訳だね。

決議を受けて翌年、イスラエルは独立宣言をするんだけど、当然、アラブ人側は拒否し、その実施を実力で阻止しようと更に、エジプト・シリア・ヨルダン・レバノン・イラクの軍隊がパレスチナに攻め込んで戦争へと発展して行く。これが第一次中東戦争だね。

戦況的には最初、アラブ側が優勢だったんだけど、その後、イスラエル側が巻き返し、開始から2年、国連の調停でアラブ各国と次々に休戦協定を結んで行く事になる。.。oO○雑感(普通、主権有っての物種。どこかの誰かさんみたいに【総玉砕】なんて言い出さないものだよな・・・)

結果的にイスラエルに有利な形で協定が結ばれたから、分割決議で示されたよりも更に広い範囲に支配を及ぼす事に成るんだわ。それが今の入植地拡大に繋がって行く訳だよね。そして、この戦争の結果、大量のパレスチナ人が故郷を追われて難民になる。

イスラエルはその後、国力を増して行き。スエズ動乱(第二次)→六日戦争(第三次)→十月戦争(第四次)と争いは続いて行く訳です。そして第三次中東戦争の戦後処理として裁決された国連安保理決議242号と、第四次中東戦争の戦後処理として裁決された338号に一応は押さえ付けられてる形に成っている。そして前回書いた【#トランプ大統領 の #エルサレム 首都認定の動機考】に繋がって行くんだね。


因みに今のエルサレムの中は《ユダヤ人居住区》〘アルメニア系(キリスト教徒)居住区〙〚アラブ人居住区〛と、其々の属性毎に分かれて居るらしいんだけど、重要な場所って大方アラブ人居住区に成ってるらしい。



【参照】ウィキペディア

#トランプ大統領 の #エルサレム 首都認定の動機考

2018-01-10 23:04:55 | 日記


首都エルサレム撤回要求を採択 国連総会、日本も賛成 【朝日デジタル】


第一次〜第四次まで、中東戦争の歴史が有るからね。

第三次中東戦争の戦後処理として裁決された国連安保理決議242と、第四次中東戦争の時に裁決された338に、イスラエルは一応は押さえ付けられてる感じに成ってる。

更に歴代アメリカ大統領も、イスラエルの心証とユダヤ系アメリカ人票。更にキリスト教福音派の恩恵が有るにしても、国連・国際社会の反発と、特に中東に居るアメリカ兵の安全を鑑みてエルサレムの首都宣言は避けて来た。

今回の件はアメリカ・イスラエル共々『おうおう!俺達ゃ今後国連なんぞに縛られんぞ!!』って見せ付ける事に成るんだけど、しかし案の定、対する反対の総会決議が提起され、日本を含めた賛成が128。棄権35。反対9。一応は賛成多数には成ってる。つまり国際社会は反対優勢って事にはなるよね。

ただ、昨年11月に行われた類似決議よりも棄権が大幅に増えたって話で、これは賛成国への財政援助停止などをちらつかせた警告や、また棄権国の面々を見ると外交上の利害関係を抱えてる風で、トランプ大統領のブラフが確かに効いてるんだろう。パスク・アメリカーナは衰退したと言われるが、影響力はまだ健在だね。

まぁ、結果を受けて、早速『反対国に恩恵を!賛成国に制裁を!』とマフィアの掟的な動きをしては居るが、とは言え恐らく、効果は限定的だとは思うが・・・。

先だってヘイリー国連大使は、最終的な地位問題に決断を下した訳では無く、当事者同士が合意するなら兼ねてからの【二国共存構想も除外しない】とは言ってるが、その一方で、テルアビブにある米国大使館をエルサレムに移転する事を米国民が政府に求めているとも言ってる。そう言った流れから連なる〚首都宣言反対総会決議〛と、その賛成国の動向。更にアメリカの感じが、トランプの独走に今後どのような影響を及ぼすかね。

まず、パレスチナが不穏だ。あんまり跳ねると軍事介入の口実を与えるし、入植を更に強化するかも知れない。また、アメリカ・イスラエル・サウジアラビアのイラン包囲用が相当強化されて来てる。

イランにしてもロウハニ大統領を支持したラフサンジャニ氏が亡くなってるし、今後反動で、アフマディネジャド元大統領のような反米強硬派に政権が移らないか心配なんだよな。

下手すれば第五次中東戦争に発展するかも知れないと思っては居るんだよね。そして、その危機感は持ち続けるべきだとは思う。

しかしまぁ、それにしても日本の野党は呑気だよね。このままだとホルムズ海峡封鎖もあり得る話。違憲だ何だ騒いで居たクセに何をやっとるやら。



以上は、イスラエル側の思惑関連で、ここからは飽くまでも私個人が思う、トランプ大統領の国内向け動機って感じかね。
 
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A.偉業を成し遂げたと歴大統領へ見せ付けるトロフィー。

B.キリスト教福音派のロビー+イスラエルの味方と見せ付けユダヤ系有権者の支持と献金への期待。

C.オバマとネタニヤフの不仲を鑑みた当て付け。

D.国防費の増額を示唆し、北朝鮮・イランを含めた軍事ケインズ路線。

E.ロシアゲートから国民の目を逸らす。 

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この辺の複合動機だろうが、マティスやティラーソン、中東外交官達は米兵の危険が増すと反対してる。つまり国際戦略としては弊害が大きいと言う事だろう。


A.歴代大統領に、偉業を成し遂げたと見せるトロフィーって事も有るだろうが、そこまで子供じみてるか。いや確かにトランプ自体子供じみてる感じではあるね。


B.オバマも大統領就任前にイスラエルを訪問してる。この時もユダヤ系アメリカ人票と、キリスト教福音派へのポーズが取り沙汰されてたよね。トランプにしてもユダヤ人との関係は就任当初から取り沙汰されていて、現役大統領で初めて嘆きの壁を訪問した意味もあるだろう。そしてキリスト教福音派のロビーも当然あると思うが、しかし、二大政党制の微妙な差を見る大統領選挙ならまだしも、視野は中間選挙だからね。その結果次第では捻れるし、逆効果だったと言う事が判明する=トランプノミクスが停滞する。

アメリカ国民の約2%でしかないユダヤ票目当て【だけ】で、国際社会や、特に重要なのは国内の反発を是認したとは思えないな。ユダヤ票もあるとして、それ以上の魅力があったんだろう。



C.この子供じみた感じはトランプの真骨頂だから否定は出来ない。



D.軍事ケインズ。その効果とは、戦争(実際にはしなくとも)を巨大な公共投資と考え国費を投じる事で消費と給与増の〚乗算効果を誘発〛する物。だから【国防費は増強傾向】になる。そして《対外的な敵を明確》にする。昨年2月の国防費増額宣言と、その後の北朝鮮・イラン・エルサレム首都宣言と挑発に余念がない。これは優先順位として高いと見た方が良いよね。

ただ、一部では、実際に戦争をした湾岸戦争も、イラク戦争もマイナスだったとは言われる。こう考えると『実際の戦争は避けつつも挑発に余念が無い。』となるかも知れないね。



E.ロシアゲートから国民の目を逸らす意味も当然あるだろうが、全体的な優先順位からすると低いと思うわ。
 


はてさて、中間選挙でどのように判定されるかね。




#笑ってはいけない 考

2018-01-09 20:41:19 | 日記




「黒塗り」「ベッキーへの"タイキック"」に批判集まる 【blogos.com】



アマゾンで買ったスリッパの裏にハーケンクロイツが! 消費者が激怒しクレーム → 勘違いだった【gogotsu.com】
↑これは基本的に商業的なクレーム問題なのだから、業者と消費者感で誤解があるなら釈明して解決すれば良いだけですよね。普通、そうします。

ただ、それだけ海外では敏感な人が居ると言う話でも有るでしょう。これを拡大解釈して「差別とは言葉に罪は無い、本人の差別意識の問題だ!!」と言ってしまうと、次は《差別用語と言う観念》が説明出来なくなる。

差別の定義を無意識でも差別する側が決めて行けないと言う話ですが、 例えばハンセン病を例にします。

ハンセン病とは《らい菌》を発見したノルウェーの医師のアルマウェル・ハンセンに由来します。その事から日本では嘗て「癩病(らい病)」と呼ばれて居ました。

しかし、歴史的に医療や病気への理解が乏しい時代、その外見や感染への過度な恐怖心などから【患者への過剰な差別】が生じ、その時に使われた呼称が《らい病》だったのです。その為に、当人の心的外傷後ストレス障害のような作用や、また慮る人などは差別的に感じる場合も多く、現在は《歴史的な文脈以外》での使用は避けられるように成りました。それは【らい病】と使う側の差別意識の問題では無く、元ハンセン病患者や、慮る人達が〚辛い過去を思い出す、また想像する〛からであって、つまり、この【ミンストレイル・ショーを介したブラックフェイス】の一件も、過去の奴隷制度を連想すると言う人が居るのだから、表現する側の差別意識の問題では有りませんよね。

また、必ずしも差別意識の如何とは言えないもう一つの理由です。以前、預言者ムハンマドを酷く扱き下ろしてムスリムに対する配慮を全く行わなかったシャルリーエブドが襲撃された事件がありましたよね。

テロは許せないとしても【言論の自由原理に従うなら、ムスリムへの配慮は一切必要ない。】『言論の自由に従えば、他者が心から大事にする精神的支柱をこき下ろしても許される。』と言えるのでしょうか?

私は「そんな事は断じて無い。」と思います。やはり配慮は必要です。

例えば、もし、ムスリムに向けた預言者ムハンマドの揶揄が、日本人に向けた天皇陛下の揶揄だったら、骨髄反射で腹が立たないでしょうか?




まず、自分が移民になったと過程して、行き先の国でどのように扱わたいか考えて見れば良いんです。

人権と言うと骨髄反射的に拒否感を抱く人が居るが、本質的に言えば【民族的誇りの問題】ですよ。

私は移民先で、白人でも、アフリカ系でも、アラブ系でも、ヒスパニック系でも芸人に等しい人物が、番組プロデューサーから肌を黄色く塗られ、出っ歯を付けられ、カメラを持たされ、ミミミミミとステレオタイプの日本人をやらされ〚笑い者にされてたら【不快】〛ですよ。〘日本の有名人を単なる笑い者にされたら【ムカつき】ます〛。

 

例えば[らい病の呼称]にしても《歴史的な文脈》で使われるのは元ハンセン病患者や慮る人との同意事項でしょう。またノッチのように、オバマ元大統領のモノマネをしてるとしても、本人に会いに行くようなリスペクトが有れば一定の理解は得られるはずです。しかし、浜田さんと言うよりも【プロデューサーの認識】なのだろうが、常に揶揄される唇の形とアフリカ系の黒い肌とヘアスタイルを合わせる事で〚笑い者〛にしようとした意図が不快です。

基本的に私は【民族的誇り】が有ります。 これはアフリカ系も感じるだろうと言う〚共感性羞恥〛の問題です。