tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

普天間問題・・・はぁ・・・

2010-11-21 17:49:05 | 日記


ん・・・。中国に対する抑止力。沖縄の反対派県民の思い。沖縄の自然。やっぱり両立は難しいのかなぁ・・・。

県民の思いや沖縄の自然を重視すれば、どうしても、政治的要因や経済的要因のような刻一刻と変化する、予測も多伎に渡り判別も困難で、より不確定性が高い抑止効果を拡大解釈し、楽観主義的に、理想主義的に重視して最後の砦である武力的抑止力を軽視がしがちになるのは確かなんじゃないですか。

武力的抑止力は一番最後の砦ですよね。それが駄目なら、もう戦争しかない。ここを問うなら国家の土台として考え、その上に他の抑止効果が乗っているに過ぎないとする必要があると思います。

更に武力を除いた抑止効果を問うなら優先順位として、より確実性の高いものからですよ。まぁ、武力的抑止力の重要度を下げるなら、武力の共有と相互防衛依存からでしょうね。でも、それには互いの利益を模索する、つまり互譲を必然とした交渉が必要。

国家の至上命題は安全保証です。国家の正義は、それを中心に回っている。中国が「領土保全・安全保証に関わる問題。」と主張しているものと日本は同様の主張をして対立しているのでしょう。

確かに領土紛争が解決した例は幾つもある、でも現時点で日中双方どちらも引けないんじゃないですか。交渉に応じると言った状態には当分ならないと思います。それに日本が一つ引けば中国の更なる拡大主張も予測される。つまり現時点では実行支配している側として、武力以外の抑止効果は常に武力的抑止力を代替するものとはならないと言うことでしょうね。

台湾防衛についても、統一を否定する相当数の独立派・現状維持派は存在する訳ですから、民主主義と言う同様の価値観を有する側として彼らの自由な選択を担保するためと、更に重要なのは日本の南方防衛と言った安全保証のために米軍の戦力投射の一端を担う必要はあると思います。

米国による台湾防衛も中国側から見て領土保全・安全保証に関わる問題ですから、これも武力以外の抑止効果は上乗せにはなっても武力的抑止力を代替するものとはならないでしょうね。



なんかスッキリした答え出せないなぁ・・・。





普天間問題・・・んぁ

2010-11-21 00:38:03 | 日記



日本にとって周辺国防衛と言う観点は安全保証上、重要な要素だと思うんだけど、まぁ、本音を言うと、同じ日本人として沖縄の反対派県民の思いも重要だと思う。更に言うと沖縄の自然を極力壊したくはないんですよね。自然も国民全体の財産でしょう。

ん・・・。でもね。この辺は価値基準の問題でしょうけど俺は米国を全くの悪だとは思ってはいない。確かに人権問題として沖縄に他国の基地が集中することは好ましいとは言えないだろうが、それでも国家権力による物理的暴力で弾圧される中国の人権の状況からすれば増しでしょう。

中国の国家姿勢も含め比較するなら安全保証上、付き合う相手として米国の方がより妥当だと思う。ただ、日本側として普天間基地の危険除去が第一に重要と考えるべきでしょうけどね。

でも、着々と武力の近代化を進め膨張し報復的抑止力を強め、自国における少数民族の人権を物理的暴力で弾圧し、更に台湾は基より公的に尖閣諸島を奪う姿勢を見せ、研究者の論文的に至っては沖縄まで「日本に領有の根拠がない。」と言う旨の主張も発表されているとされる中国。

日中の経済相互依存とは言うが、日本の技術が中国側に流出しているのは確かですよね。技術力は米国をも抜く勢いがあり、2020年には経済力で米国と肩を並べると主張する識者もいるようです。

中国自らが材料を調達して、自らの技術で製造された製品は振興国など日本以外に輸出されて行く部分も多くなるでしょうから、何れ経済相互依存などと言う認識は通用しなくなって行くのかもしれません。

更に言えば現在の主義主張を維持したまま自ら算出した米国経済を越えるであろう2020年に台湾との平和的統一を主張している言う情報もある。もし、本当に、そうなるならば台湾と言う緩衝地帯は失われ、沖縄が最前線になる。

日本政府は当然、日本南方防衛を考えなければならないので、ここも確り念頭におかないと後手後手に回れば取り返しのつかないことになる場合もあるでしょう。

覇権主義・帝国主義を維持したまま膨張する中国に対する抑止力。沖縄の反対派県民の思い。沖縄の自然。全てを上手く纏める手はないものか・・・。県民の思いや沖縄の自然を重視すれば、どうしても武力的抑止力を軽視がしがちになる。互いに相手のテーゼを突き詰めて論じるなんて現時点では難しいでしょうね。

武力的抑止力なら、法的根拠と実際の武力の共有・相互防衛依存に基づかない、楽観的視点を生む経済的要素や政治的要素を削ぎ落とし、純粋に脅威を見極め、予測される最悪の状態で如何に対応するかをテーゼにして具体的に軍備と輸送力と展開力と総合的な作戦を互いに示して行かないと在りようは見えては来ないしね。

まぁ、武力的抑止力の重要度を下げるなら、欧州ミサイル防衛にロシアを参加させようとするが如く、武力の共有と相互防衛依存を強めれば良い訳だけど、当然、日中防衛交流を民間主体ばかりではなく、公的に昇華させると言う方向性は挑むべきだと俺は思うよ。

ただ、実際、攻撃的に領土拡大挑んでいて政府ばかりではなく民情としても自信を強める中国で実質的な武力的抑止力の後退を是とするとは現時点では思えないんだよね。


俺の脳内議論で悩んでいるだけなのだけど、本当にどうすれば良いんだろうなぁ。



参考にさせていただきました。

【産経新聞】
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101121/chn1011210016001-n1.htm

【レコードチャイナ】
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=47131