まぁ。どうでしょうね。あくまでも素人の個人的な戯言として聞いてください。
ん・・・。独自の調査でグアムへの移転が妥当だと見出したと言うのは解るんですよ。その言い分だと、グアムには訓練施設と共に第3海兵遠征旅団の1万数千名程度と第31海兵遠征隊が2200名と航空戦闘部隊が駐留するとかですかね。
有事また演習での輸送手段はなんでしょう。C130・C5・C17でしょうか。艦船はどうでしょう。佐世保からだと2800キロ離れますからね。ハブである以上、第7遠征打撃群がそのままグアムに行くんでしょうか。そう考えないといけないのかなぁ。アプラ軍港の強化とか言われていますからね。
沖縄には海兵隊に関するものがなにも残らないか、有事の際に海兵隊員が訪れた際の連絡系統が多少残るかですか。グアムがハブで戦力投射は確保できると言うことなのですよね。ん・・・。例えば台湾有事の際、中国の限定目標攻撃で台湾の空港が駄目になったとして、即応を前提に第31海兵遠征隊が輸送機を使い一旦沖縄にくるとします。
まず、到着は嘉手納基地でしょうか。後そこからの移動手段はなんになりますかね。C130など固定翼機でエア・ボーンですか。できないこともないんでしょうけれども、どうなんでしょうね。落下傘兵である以上は軽装備なのでしょう。
より早く情報を得て紛争発生以前に強襲揚陸艦が出発することは可能でしょうけど不測の事態もありますよね。最悪、グアムの第7遠征打撃群の到着に5日~6日以上はかかるでしょう。エア・ボーンって後続の部隊が早急に到着しなければ孤立化して大打撃を受ける可能性が高いんじゃないですか。
更にヘリと兵員があれば行えるヘリ・ボーンと違ってエア・ボーンは最適な輸送機の確保やパラシュートの準備など多少大掛かりで飛び立つまでに時間がかかると言う見解もあるようです。つまり即応性は劣ると言うことでしょう。同時に平らで広く戦地に近いと言う降下地の条件が限定される訳でしょう。つまり待ち伏せされて地対空攻撃をされる可能性も高くなるんじゃないですか。
ん・・・。ヘリ・ボーンを活用するとしても後続部隊の到着に時間が掛かるとなるとエア・ボーンと同様の問題が発生するでしょうね。やっぱり先発と後続はできるだけ間を開けず投入できる体制が欲しいところです。
距離的な問題を解決するには偵察情報や人的情報を強化して、より早く行動できると言う体制を整える必要があるでしょう。まぁ、ほとんどの場合において紛争発生以前に強襲揚陸艦が到着できると言う体制が整っていると言う体で話すなら、グアムから航空戦闘部隊を乗せてくるのでも大丈夫でしょうね。
ただ、情報網に不安が残り、敵性から出し抜かれる可能性があるのなら、紛争が予測される各地域に前もって移動手段を確保する必要があるでしょう。沖縄なら岩国か鹿屋あたりに航空戦闘部隊だけ残すとかですか。ん・・・。でも31海兵遠征隊がグアムに駐留すると言うことは航空戦闘部隊もグアムにおく訳でしょう。
輸送機で沖縄まで人員を運ぶならグアムとは別途ヘリ20機程度と中型ヘリ二個中隊が沖縄に必要になりますよね。それが予算などで駄目なら逆にグアムには航空戦闘部隊は置かずに演習や遠征の時はグアムからわざわざ鹿屋にヘリをとりに来るってことですか。これでは一体的に訓練することはできなくなるでしょう。無理筋でしょうね。
中国に出し抜かれグアムの第7遠征打撃軍が事前に動いていない場合。限定目標攻撃で台湾の空港などが駄目になっているとして輸送機でグアムから沖縄に海兵隊員を運ぶなら、そこからの移動手段は輸送機。上陸手段はエア・ボーンになるんでしょう。ただ、早期の後続部隊の到着が絶望的である以上、上陸に踏み切るとは思えない。
第7遠征打撃軍が到着まで2日程度の位地に近づくまで待つんじゃないですか。エセックスの最高速力は22ノットと言うことですけど、航行速度は多分、平均18ノット=時速33キロ程度でないでしょうか。仮に人員と兵装、車輛の収容に1日~2日、航行に4日で到着まで6日かかるとして紛争発生から4日後と言うことでしょうね。必ずしも即応と言えるか疑問です。
ん・・・。先発の孤立化を避けるためには、後続の支援が早く到着するにこしたことはないでしょうが、2600キロ以上の距離ばかりは如何ともし難い。それを含めてグアムの第7遠征打撃群をある程度待ちますか。でも、まるっきりグアムからなら5日~6日以上はかかるのでしょう。即応が必要なときは大きく不利ですよね。
言い分に沿えば「沖縄に海兵隊を置く理由は手にした基地を手放したくない。」この辺が基地を欲する理由ですか。でも、本当にその程度なら沖縄に第31海兵遠征隊とV22・中型ヘリ中隊、更に第1海兵航空団司令部が残る理由としては弱いように感じる。予算を割きグアムの総合的な有効性を殺してまでやることなのだろうかと言う疑問は沸きますね。
沖縄に第31海兵遠征隊が残るとなると戦力投射と言う面から中型ヘリ中隊も残るってことでしょうね。更に第1海兵航空団司令部も残るとなると総合的な命令系統が構築されると言うことでしょう。重要性が高いと言うことなんでしょうか。
第7遠征打撃群はどうなんでしょう。グアムのアプラ軍港の強化されたと言う情報は確かにあるようですが、でも、そこを第7遠征打撃群が母港にすると言う明確な情報はないんですよね。もし、第7遠征打撃群の母港をアプラ軍港にするとなるなら現時点では基本的にグアム駐留の第3海兵遠征旅団との運用でしょうね。
エセックスが佐世保から離れ母港をグアムにするとしたら沖縄の第31海兵遠征隊の戦力投射はどうするんでしょう。確かに、より早く情報を得て紛争発生以前に出発することは可能でしょうけど、まぁ、敵性は出し抜くことを考えますよね。つまり不測の事態は往々にしてあるんじゃないですか。不測の事態に備えるのも配置の一面ですよね。
まぁ、不測の事態が発生したとして、北朝鮮有事にも対応するのでしょう。即応は良いですけどヘリだけで一個大隊を動かすのは厳しくないですか。悪天候なら単なる人員輸送でも動けなくなりますしね。普天間基地・代替から固定翼の輸送機も使うと言うことでしょうかね。
北朝鮮有事に向かうとしてV22で500名程度でしょう。更に途中給油するとして作戦行動範囲は鹿屋航空基地だとギリギリ一杯ですよね。空中給油ですか。はたまた輸送機か。まぁ、北朝鮮有事は在韓米軍がいるから緊急性は低いとして、台湾有事だと強襲揚陸艦の運用がないのではちょっと厳しくありませんか。
台湾の空港が限定攻撃を受けて着陸不可になった場合、即応が必要だとしてヘリのみの運用なら悪天候だと強襲揚陸艦が来るまで指をくわえて見てるしかなくなるんでしょう。例え即応はエア・ボーンで輸送機の運用だとしても、やっぱり2日~3日の位地に強襲揚陸艦がいた方が戦闘車輛搬送も加えて有利ですよね。
後続の人員搬送と言う面からいっても効率的なんじゃないですか。第31海兵遠征隊がヘリや輸送機で出払っていても、例えばグアムから第3海兵遠征旅団の一個大隊が輸送機で1日~2日以内には到着できるでしょう。そして佐世保から2日~3日程度で到着する強襲揚陸艦にホワイトビーチから収容して台湾まで20時間程度。LCACで揚陸。
グアムから強襲揚陸艦が来るとするなら、台湾周辺が悪天候の場合や敵の展開が予想以上に早かったなどヘリ・ボーン及びエア・ボーンに適当な場所が見つからない場合、海兵隊員を積まず5日~6日以上かけてやって来てホワイトビーチから第31海兵遠征隊を収容して運用すると言うことになるんでしょうか。
またはグアムで第3海兵遠征旅団の一個大隊程度を乗せて、そのまま台湾に直接向かうのでしょうか。ここまで来ると即応と言えるのかどうかすらも解らないなぁ・・・。母港をアプラ軍港にするのか否かは解らないが、後は台湾有事や北朝鮮有事をどの程度、重要視するかの問題なんでしょう。まっ、素人の俺には明確に解ると言うものではないですけどね。
本当にグアムが最重要で沖縄は大した意味もなく基地を維持するための場繋ぎだとしたら、第31海兵遠征隊とV22・ヘリ二個中隊を一体で運用するべきと言うのが前提で、予算などの理由や総合的な戦略から沖縄の基地を維持することだけに特化した部隊を裂けずにグアムをハブとすることの有効性が潰れることを承知の上で沖縄の基地を取ったと言うことなんだろうか。
全体的な有効性よりも沖縄の基地を取った。つまり総合的な観点から見れば不利になったってことでしょう。それは抑止の対象にも解るでしょうね。安全保証の観点から、そこまでやるのでしょうか。どうなんだろうなぁ。総合的な米軍再編計画をググって見たけど曖昧で解らない。
しかし、つまりなんだと言うことです。これは基地をおくか否かの問題ではなくて、まず抑止が必要か否か、次に抑止が必要だとして如何な軍備が必要か、軍備が必要なら輸送して展開、作戦を遂行する能力を確保しなければならないと言う話でしょう。
代替案を求められた鳩山元総理は抑止の必要性までは辿りついていたんじゃないですか。抑止が必要ないと思っていたのなら代替安も否定するでしょうからね。抑止は必要だと思ったが、軍備と輸送・展開・作戦遂行に明確な答えを持っていなかったんじゃないでしょうかね。まっ、俺には解らないですけどね。
結局、かなりの蓋然性をもって今現在解ることは、辺野古に代替施設は作れないと言うことでしょう。米側は本当に望まれないまま普天間基地の改修を進め居座るのだろうか。沖縄側は普天間の実質的な継続が決まっても移設反対を押し進めるのか。解らないね。この辺。
まぁ、第1海兵航空団司令部が残る云々は最近の発表だよね。今後も、ちょっと流動的なのかなぁ。相手の懐に入り込み金をちらつかせながら本気で議論するなら糸口は見つかるような気もするけど、なにか接点はないかなぁ・・・。
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