tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

普天間問題・・・あぁ・・・経済依存

2010-11-09 08:15:29 | 日記



あのね。日中の相互経済依存が領有権問題での抑止力なるなんてことはないよ。考えてみれば解るでしょう。


相互経済依存は国家存立を脅かすような侵攻に対しては幾ばくか抑止力になると思いますよ。経済基盤自体が壊れるのですから。しかし、経済基盤に攻撃を加える訳でもない領有権問題のような場合は必ずしも抑止力にはならないでしょう。更に好調な国と低迷している国なら、どう考えても低迷している国が不利ですよね。

日本との経済交流が低迷しても先のことを考えれば多くの資源が埋蔵される領土を手にする方が利益になると考えても、それほど不思議ではないでしょう。離島を奪取されたら、その頼みの経済で日本は何をするんですか。経済制裁ですか。依存しているんですよ。相互であっても中国に頼って経済が成立している状態なんです。その頼る相手に制裁を加えればまるっきり自らに返ってくるでしょう。

日本が経済的に好調な場合なら損害を覚悟して自ら存立が危ぶまれない程度に経済制裁を行うこともできるでしょうが、経済が低迷している状態で依存している相手に制裁を行うことは自らの致命傷になりかねないですよね。そんなことは相手だって解るでしょう。

1000兆円とも言われる多くの資源が埋蔵される領土を手にする利益と日本との経済関係が多少低迷することを天秤にかければ、どちらを選ぶかと言う話ですよね。相互であれ日本は中国を頼り経済を成り立たせている状態なんでしょう。なんでそれが抑止力になるんですか。

日本の現在の政情から言えば下手すれば何もできないと考えるべきでしょう。その程度のことで中国の行動を抑止できるとはとても思えない。更に独裁で判断が早く、安い人件費と勢いのある中国は他に手を伸ばすだけでしょう。なんでもありの中国と判断も遅く石橋を叩いて結局として渡らない日本とは違います。



領土問題を考えるなら相互経済依存を作るのではなく、対外的経済基盤の分散化を模索するべきですよ。領有権問題を抱える隣国には依存度を上げない。例え、それが相互依存であっても攻められる側からして一極集中は弱みになる。日本は資源・燃料・食料・防衛まで他国に依存しているんです。そんな国が分散化やらないでどうするんですか。

バランスを考えると言う話なら多少は解るが、武力的抑止力を否定するだけの根拠にはならないでしょうね。