tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

アメリカは、ホルムズ海峡の国際空域でトライトンを撃墜したと言うが・・・イランは領空侵犯が有ったと言う。問題は領空侵犯の有無。

2019-06-21 10:14:45 | 日記



イラン、ホルムズ海峡の国際空域で米無人偵察機を撃墜=米当局者 | Article [AMP] | Reuters【ロイター通信】


イラン、米無人機を撃墜=「領空侵犯」と革命防衛隊:時事ドットコム【時事通信】



問題は領空侵犯の有無ですよね。もし、それが有ったのならイラン側の主張に正当性が伴うが、トライトンは大型でステルス性は無く、低速での滞空性能を活かした広域監視型だから、友好国領空からでも任務は遂行出来たと思える。どう見ても緊張が高まる領空侵犯を態々する必要は無いように思うんですが。

トランプ大統領の反応から見ても圧力は掛けたいが、戦争は望んで居ないようですから、トライトンの性能から見ても態々領空侵犯をする必要性は無いように感じる。

辻褄を合わせるなら、アメリカ軍の中東増派と、タンカー攻撃でのリムペット・マイン取り外し画像に対する警告のような気がします。

前例を見れば明らかで、無人機を撃墜した位では必ずしも戦争には成りませんからね。増して今のアメリカにはイラク戦争の時のような独善的な力は無い。そして少なくともフランスとドイツは反対するだろうし、イギリスもブレグジットがメチャクチャで、積極的には出られない。

確かにイスラエルは、例えばゴラン高原の借りもあるし、ネタニヤフが"やる気満々"。サウジアラビアも、皇太子がやらかした後だから巻き返す気のようだが、イラク戦争の時もアメリカは実際赤字でボロボロだった。増して現在は当時のような独善的な力は無いでしょうね。実際には動けないと見るのが正しいと思います。

逆に問題は強硬路線のハメネイ師と、アフマディネジャード氏に輪を掛けた対米強硬派だと言われるイラン革命防衛隊のサラミ新司令官の方ですね。宗教原理は政治的利害や経済的利害では動かない事が多い。

何れにしろ、今後イランが強硬に出て、大統領がアフマディネジャト氏のような対米強硬派に交代し、更に核武装でもする物なら、サウジアラビアも恐らくパキスタンの支援を得て核武装するでしょうね。イスラエルも核の存在を堂々と明らかにするでしょうし、実際は正念場なのでしょうけどね。