tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

領土問題と心情のベクトル

2012-01-27 09:36:51 | 日記

ほら
竹島問題とかってあるでしょう

あれって解決するにはどうすれば良いとか
まぁ、そうね。大抵は「日本が諦めろ。」とか「韓国が素直に明け渡せば良いんだ。」とかって二元論的な話になるじゃん。

日本から見れば「韓国が侵略的行動にで、不法占拠した。」ってことでね。
んでも、あっちからすれば、そう韓国からすれば、「元々自分らの領土を取り戻し、保全している。」に過ぎない・・・。まぁ、この程度はどうでも良い。問題はそこじゃないからね。

問題はさ。特に日本側から見て、大事な所が抜け落ちているってとこだよね。不法占拠だから何なのさって所が・・・ごっそり抜け落ちている。

大体、国って何よ。
確かに人の集合体ではあるけれど、それだけではない訳じゃん。政治的統合性、また、集団的な独自性が備わってないと国とは言えない訳でしょう。
議員やら何やら選挙なり何なりを介して代表し、政治的統合性、集団的独自性を保つ訳じゃん。ある地域でも実効支配を許してしまった時点で、政治的な統合性も集団的な独自性も及ばなくなる。実効支配した側の武とか何とかによってさ。
もう、自分らの領土として当たり前には行けない。行けない以上は影響できない。影響できないものを必ずしも国の一部とは言えないでしょう。

問題は、実効支配を許してしまったこと、幾ら日本に正当性が備わっているとしても、相手には実行として支配して政治的な統合性や集団的な独自性を及ぼしていると言う事実がある訳さ。更に、例えば国際司法裁判所には強制管轄権がない。つまり、日本が恐れながらと訴え出たとしても相手には出廷する義務はないからね。だいたい国際社会なんて、そもそも、そう言うもの。自助が基本で、他助は利益の上で成り立っているんです。日本のために一方的なリスクを犯してまで助けてくれる国なんてありゃしません。

「日本が正しい♪ワッショイ♪ワッショイ♪」って言ってたって還って来るもんでもないでしょう。相手だって相手なりの正当性を持っているですからね。まぁ、北方四島も同じさ。尖閣は日本が実効支配しているから、また別。

簡単な話。領土なんて支配の度合いで形作られているようなもんじゃん。その前提が軍事な訳でね。それでもさ。今の世の中、他国の目があったり、国際法があったりで守勢が基本な訳で、侵略もくそもないんだから、軍事力はすなわち抑止力な訳ですよ。侵略的な力にはなり難いと言うか、ならない。その抑止力が強力なら強力なほど、支配地域の隅々まで行ける。この辺が極々当たり前の基本中の基本。んで、竹島は韓国が支配している。取り戻すにはどうすれば良い。


軍事はないかな、もう遅いね。上陸してすぐなら対応できただろうけど、今やったんじゃ韓国も引っ込みつかなくなるからね。大きな戦争になるね。そのリスクが見合うとは思えない。話し合い?、多分それも無理。韓国からすれば、日本が対馬を手放せないのと同じ理由が成立するんでしょう。諦める?、それもない。後は何が残るかって、そりゃ、政治的な決着しかないでしょうよ。んで、俺からすれば、韓国と言う国自体が破綻して国家と言う体をなさなくなるでもない限り、延々と竹島は還ってこないだろうと思う訳さ。そして、それでも良いとね。んでも、何らかの決着は見たい。それに例えば極東アジア非核地帯なんてのを作るなんて考えると、領土問題はかなり障壁になると思える。ほら民主制って言う同じ価値観を持つもの同士、対中国・北朝鮮で纏まらないと話になんないでしょう。せめて日本・韓国と東南アジア的な括りをしっかり作らないと、まぁ、日本の独自のアプローチは無理だね。アメリカさまの陰に隠れて「そうだ。そうだ。」って言っている腰ぎんちゃく止まり。

例えば日本は中国に尖閣を一ミリたりとも渡せないでしょう。韓国からすれば、日本に独島を一ミリたりとも渡せないって考えているでしょうよ。当たり前にさ。その中で政治的決着を探るならどうする。日本はどこまで譲歩できる。韓国に何を渡せる?。何ができる?。

と言うことで次回は慰安婦問題か何かを絡めて、竹島問題を語ります。