tontonjyoのブログ

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#徴用工判決 への見解②

2018-10-31 21:34:19 | 日記


#徴用工判決 への見解 - tontonjyoのブログtontonjyoのブログ【続き】



【今回の韓国最高裁裁判の原告は「徴用工」ではなく「元朝鮮半島出身労働者」】とか真顔で言ってる勘違いしてる奴が多いね。しかしね。話の流れから言うと、韓国の司法が如何なる判決を出しても我々日本には関係ないんですよ。


1991年8月27日に、当時の柳井俊二条約局長が、参議院予算委員会で請求権協定の意義に付いて答弁したのは、個人請求権自体を国内法的な意味で消滅させた物では無くて、日韓両国政府が、外交保護権の行使として取り上げる事は出来ないと言う事を明確にした協定だと説明したんです。

そして盧武鉉政権は2005年に協定締結当時に請求権放棄を明記した外交文書を公開して、それと共に元徴用工の賠償請求権については日本が韓国に供与した無償3億ドルに包括的に勘案されたと明言してます。更に当時の韓国外務省は請求権を持つ個人に対する補償義務は韓国政府が負うと明言してる。

だから、その4人の請求権の是非は関係ないんです。それは韓国個別の司法判断。しかし、2005年の盧武鉉政権による明言に則るなら、その請求額は韓国政府が受けなければ成らないと言う事です。








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#徴用工判決 への見解

2018-10-31 18:47:30 | 日記



韓国メディアは判決歓迎も関係悪化を心配 徴用工判決:朝日新聞デジタル【朝日デジタル】


韓国は1987年の盧泰愚による民主化宣言以降と、その前では国民感覚的に違う国みたいですからね。つまり『戦後レジーム否定論』や『河野談話否定論』『自虐史観否定論』と同じ【リビジョニズム】ですよ。日韓協約、また日清・日露戦争の意図から見れば必然だと思いますけどね。その上、政治判断と司法判断は別ですから。更に日韓基本条約と諸協定の解釈の問題で法の支配原則。個別国家の最終判断は司法でしょう。

しかし、条約ですから国家個別の三権よりも上位概念。その司法判断に不服なら請求権協定の三条の『この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとする。』を適応して、日韓両国が合意し、国際司法裁判所への提訴を提案する事ですね。

ただし、それは外交的努力の後です。何もせずに原則論にしがみ付くだけなら外務の意味が無いですから。日韓が仲違いして一番喜ぶのは中国です。それはくれぐれも忘れてはいけない。

経緯を見れば、1991年8月27日。当時の柳井俊二条約局長が、参議院予算委員会で請求権協定の意義に付いて答弁し、『所謂、個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではない。日韓両国間で政府としてこれを外交保護権の行使として取り上げることができないという意味』と説明した事から、これ以降、韓国側で個人請求権を根拠にした訴訟が相次ぐようになった。しかし、言及している事の本質は【日韓両国政府として、個人請求権を外交保護権の行使として取り上げる事は出来ない。】言う点。

更に2005年に盧武鉉政権は、日韓協定締結当時に請求権放棄を明記した外交文書を公開しており、それと共に元徴用工の賠償請求権については日本が韓国に供与した無償3億ドルに包括的に勘案されたと明言してる。そして当時の韓国外務省は請求権を持つ個人に対する補償義務は韓国政府が負うと明言した。

現在、文在寅政権は請求額を日韓で肩代わりする案を提案してるが、日本政府は盧武鉉政権の言及を根拠にゴネルでしょう。

詰まるところ、恐らく『法の支配』を優先しながらも日韓基本条約と諸協定を優先して韓国政府が肩代わりすると言う事で納まるのでは無いですか?

何故なら国際司法裁判所や、国際仲裁裁判所に提訴されても、既に締結された条約ですから、そして盧武鉉政権が明言してる事もあるし、日韓基本条約と諸協定の内容的には韓国政府が不利になる事は容易に予見出来ます。

そもそも個人請求権は消失して無いが協定上、日韓の政治問題として外交保護権として行使する事は出来ないのですからね。

韓国メディアは判決歓迎も関係悪化を心配 徴用工判決:朝日新聞デジタル


#竹中平蔵 #橋下徹 #新自由主義 #レーガノミクス

2018-10-04 11:23:56 | 日記


竹中平蔵氏、トランプ政権の経済政策に「1年先か2年先、日本はかなり注意しなければならなくなる」(AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース【 ヤフーニュース 】




今更だが、竹中平蔵氏って新自由主義者なんだよね。

ベーシック・インカムって、新自由主義・シカゴ派のミルトン・フリードマンが提唱したものだよね。

例えば103万の壁や130万の壁のような話。今の日本のような累進課税・逆進給付だと、「ヒィーヤァ! 働けば働くほど、給付金が減ってしまうよぉ! だから俺たち働かない方が良いよぉねぇ!! 働いたら負けだよぉねぇ!! 働かない俺たち勝ち組だよぉねぇ! チェゲラッチョ!」と『福祉の罠』と言われる状態が起きる。しかし、社会保障を縮小すると社会的弱者が傷んでしまい、絶対的な自由を唱った古典的自由主義の失敗を繰り返してしまう、だから全体に同額を給付して社会保障を成し、更に福祉の罠を防ごうと言うのがベーシック・インカムですよね。

全然ニアだけど、微妙に話が噛み合ってないように見える橋下徹氏が言ってるのは市場の自由+社会的公正の社会自由主義に於ける『富の再分配』ですよね。

因みに、新自由主義は『負の所得税』。社会自由主義は『富の再分配』。

新自由主義と、社会自由主義は親和性が有りますから、上手く摺り合わせれば当然、思想統合は可能です。




竹中平蔵氏繋がりでレーガノミクス。

専門家じゃないんでね。知ってる限りだが、レーガノミクスって、財政支出を抑えた小さな政府を目指し、税制面では貯蓄の開放・投資の増強・市場原理の推進などの供給面の活発化を意図した大幅減税と規制緩和。金融面ではインフレ抑制の為に金融引き締めを行う。それ等をセットにした、経済回復プログラムだよね。それによってスタグフレーション、景気が後退して行く中で物価上昇が起き、それ等が同時進行する現象は、確かに是正出来たんだけど、後に冷戦をソ連の崩壊で終結させる程増強した軍事費など、歳出増加による財政赤字が拡大してしまった。

更にインフレ抑制の為に敷いた金融引き締めの必然として通貨供給量の抑制が加わり、その為に金利を上昇させた事が民間資金を市場開放から貯蓄ベクトルに追い込んでしまう。先の目論見が仇になって反転して金利は高騰してしまい、結果的に外国からの資金を呼び込んでドル高に移行し輸入が増大、逆に輸出が減少すると言う貿易赤字が拡大する。

また原因は歳出の増加ばかりでは無く、甘く見積もった歳入見通しや、低止まりしていた生産性とも深い関係が有るとは言われてるね。


財政赤字なら、ブッシュ息子政権下でのイラク戦争経費や景気刺激策の減税でも膨れ上がってるから、そこから今のトランプの行動を見ると、その二の舞いに成らないように、北朝鮮との戦争を回避し、また韓国とのKORUSや、カナダ・メキシコとのUSMCA、EU、日本などとのFTA構想を推し進めようとし、また中国との貿易戦争を始めたのは道理だよね。発展途上国への産業流出を防ぐ為にグローバルからステイティズムに向かう事も含めて当然の帰結とも言えるだろう。

逆にエルサレム首都移転と、対イラン強硬は、イランは穏健派ロウハニーですから、より戦争に成らないギリギリの線だし、エルサレムの件はイスラエルが手前の尻は手前で拭くだろうから、レーガン政権の軍事費増強やブッシュ息子政権のイラク戦争のような赤字を避けつつ、ユダヤ系アメリカ人も含めた、宗教保守派・共和党支持層へのアピールが出来るんだわな。