tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

防衛大綱・・・はぁ・・・

2010-12-29 00:51:28 | 日記

 


あくまでも俺の見解ですよ。


本気で中国が尖閣諸島を奪取しようとするなら、まず、当該地域の日本領域外周辺で軍事行動を常態化させることから始めますよ。防衛白書なんかにも書いてあるけど、これって既に始まっているでしょう。常に当該領域の付近に中国軍が出ている状態を作り出そうとしているんだよね。それは何か。つまり中国が離島奪取に動く時に海上における拠点と補給線を、より効率的に作れるってことじゃない。

 

 

現在中国は新型弾道ミサイル、第5世代戦闘機、ヘリ搭載も含め大型揚陸艦、空母、新型駆逐艦、新型潜水艦を建造していて十年後には実戦配備される可能性が指摘されている。

実戦配備されれば、現在の日本の防衛力で航空優勢・海上優勢を南方の末端で確実に確保できるかも怪しくなるでしょう。つまり数年後には離島が奪取された際に取り戻せないばかりか補給線すら絶てない状態になる可能性があると言うことさ。

総論として言うなら、どう言うことか。現時点では中国が如何な戦力を持っても、日本の存立を脅かすような攻撃なんてできません。何故できないか、日本の拒否力、米国の報復力、国際政治的関係性、経済的関係性、国連憲章など国際法、国際連合などなど、幾多の要素が相俟ってね。

でも、北朝鮮と韓国が証明したじゃん。互いに全面戦争は避けなければならないからこそ小規模な武力衝突は起こせる。領土問題での侵攻なんて自国からすれば単なる領土保全だからね。つまり外的に見れば無法状態で強い方が勝つと言う前提が成り立つ訳さ。「全面戦争よりはましだ。」と思った方が負けるチキンレースですよ。

中国が尖閣諸島を武力で奪取しようと考えるなら、まず、航空打撃・海上打撃を充実させ、航空優勢と海上優勢を確保できると言う戦力の裏付けを東シナ海で常態的に展開するでしょうね。それが長い期間続けば徐々に普通になり日本の警戒感は薄れて行くんじゃないですか。

対して日本は9条の縛りで一切手を出せない。戦力差から言えばアメリカでも無理でしょう。つまり抑止力を越えるような武力的強制力にはならない。実質的に中国の軍拡は野放しですよね。そして何れは米国の軍事力に匹敵するかのような指摘もある。

結局、日本に対する抑止力に足る戦力が中国に整うと言うことは、それは日本側の「航空打撃・海上打撃が封じられる。」と言うことじゃないですか。つまりさ。尖閣諸島を占領されれば、日本がもう一度取り返すと言うことが難しくなって行くと言うことでしょう。必然的に抵抗、つまり戦争状態が長引くことになる。つまり混乱すると言うことですよ。

 

中国から見ればですよ。尖閣諸島の実行支配は当然の権利で完了後に防衛体制を築くことの正当性を主張するでしょう。備えて日本領域外に展開している中国の軍艦なり戦闘機なりを集結させ補給線を確保し、更に前進させ防衛線を作る。そして実行支配の既成事実化を図るんじゃないですか。

中国の最終的な目的とは第一列島線、後に第二列島線を越えることなのでしょう。尖閣諸島を取りに来れるような軍事力が中国に備われば「与那国島について一切の危機はない。」とは言えないですよね。尖閣諸島奪取に絡み戦争状態になり混乱すると予測できるなら、それに乗じて中国が与那国島の占領に動く可能性も否定できないできないでしょう。

可能性の問題ですけど、中国が動くと言う予測が成り立つなら、不測の事態に備え住民を速やかに避難させ防衛体制を作れる体制を構築する必要が出て来るじゃないですか。つまり中国投入の部隊に抗いつつ初動対応を行う要員が必要になるでしょう。

「中国側投入部隊に抗えるなら抗うし、無理でも後にやって来る自衛隊の大規模部隊に繋ぐ体制を作る。」って前提が必要になりますよね。何より抵抗を続けて「占領されていない。」と言う事実が重要なんじゃないですか。

与那国島ってさ。警察官は2人いるようですけど、全く無防備と同じでしょう。そのような状態なら中隊と言わず、軽武装の小隊程度で簡単に制圧されてしまいますよね。それにさ。住民からの抵抗があれば相手から殺される可能性が高くなる訳なのだから、国の責任として、そんなことはさせられないよね。住民は速やかに避難させるべき。

中国が与那国島を占領するなら、でき得る限り秘密裏に小規模部隊を投入して速やかに占領、橋頭堡などを築き、後の大規模部隊投入の前提を作るところから始めるんじゃないですか。

なんで与那国島に小規模でも軍事力が必要か。抵抗力や住民避難も重要ですが、陸上自衛隊員がいると言うことは、中国側として、その分を考慮した部隊を投入する必要が出て来ると言うことでしょう。つまり大人数になる。

大人数になれば準備も大掛かりになり偵察情報から事前に察知される可能性が高くなる訳ですよね。察知される可能性が高くなれば奇襲による占領の可能性は低くなる。少数でも常駐としての軍事力があれば、「相手の動きを察知できる可能性が高くなる。」、これだけでも大きな意味があるじゃないですか。水際で阻止できる可能性も高くなりますよ。つまり住民の安全は守られる。

 

中国に相当の軍事力が備わり、尖閣諸島、与那国島が占領されたら、後ろには中国へと続く補給線ができますよね。また、平和的統一と言う台湾吸収の可能性も十分にありんじゃないですか。それとは別にバリバリの親中政権ができ尖閣問題に絡んで台湾が補給を担う可能性も否定できないでしょう。

台湾が中国の勢力圏内に入ればどうでしょう。与那国島の後ろにダイレクトな補給線ができますよね。そして防衛拠点ができあがる。そもそも補給線を構築できない程度の戦力なら離島を制圧しようなんて考えませんよ。「補給線が絶たれて兵糧攻めにあう。」なんて選択をしたとするなら、ただのアホです。

「自衛隊を捨て全ての国民で抵抗すると宣言すれば良いじゃないか。」と言うのと同じで「海上を封鎖され補給線を絶たれれば終わりじゃないか。」と言うことに帰結する。それは誰でも解ることで、解るから選択しない。それは当然ですよね。中国が動くなら「補給線を確実に確保できる。」と言うことでしょう。

中国の軍事力は脅威的な伸びを見せていますよね。「何のために。」って、それは強力な軍備と戦力投射を確保して相手国を屈服させるためとしか考えられないでしょう。そんな国が補給線確保を怠るとは思えないですよね。今の中国の軍拡を見て「補給線を絶てば良い。」と言う答えは成り立たないでしょう。

 


日本の政情から見て一旦占領されれば離島の軍事的奪還は極めて難しいと言うのが定説です。 これが変わった要素は見受けられない。

実行支配された場合、日本は何をするでしょう。一応抗うでしょうけど、後ろからは空母やらなんやら中国の大部隊がやって来て抑止力を構成するんでしょう。結局、日本の武力抵抗は取り戻す前に終わり「平和的解決、政治的決着。」と言う逃げを口にし出さざるを得ないんじゃないですか。日本特有の平和主義の弱みとはここでしょうね。

更に中国の展開が早く、占領が事後と言う形になる可能性もあるんじゃないですか。尖閣諸島占領が事後として確実となれば中国は日米の動きに自衛権行使を主張するでしょうね。アメリカは延坪島砲撃事件で見せたように冷静な対応に終始することになるざるを得ないと思いますよ。北朝鮮に対するよりも更に強くね。

中国との全面戦争は、つまり核戦争です。アメリカは真剣に悩むでしょう。悲観的現実主義であればあるほど、自国の安全保証を越える選択は躊躇するものですからね。つまり日本は日米安保を効率的に機能させるために常に自衛権を行使する側にいる必要があると言うことです。中国に自衛権を行使させるようなことをしては駄目。それは「あらゆる手段を講じる。」と言うことの前提になるのだから。

すなわち日本は「絶対に占領させてはいけない。水際で阻止する。」と言う前提に立たざるを得ない。そして「当該地域への駐留も含めて、あらゆる観点から拒否力を強める必要がある。」と言うことに帰結する。

 

結論を言えば、政治的に日本は中国に「そんなことをしても両国の利益にはならない。」と言うことを積極的に発しなければならないでしょう。その土台となる実質的な防衛は如何なる場合でも短期間での制圧・占領に対して成功率を下げるよう作用するべきですよね。

成功率を下げることができれば日米が放つ「全面戦争に至る。」と言う抑止効果が勝ることになり、必然的に「目的の達成は不可能。」と言う状態ができあがる。それは抑止力になりますよ。武力的抑止力とは相手に間違った選択をさせないための要でもあるんでしょう。

 


簡単な話。「中国は第一列島線を越えようとしている。」と言うのが前提で軍事の近代化を進めているから日本は対応しているのですよね。旧態依然とした主張が通じなくなってきているから日本の体制も変化しているんじゃないですか。

ほら、「離島に小規模の自衛隊員をおいても意味がない。」なんて主張があるじゃん。得に左側から。左翼と自称する方々が防衛を認めるとか何とか、支持を集めたいがために聞こえの良い言葉を並べるけど、場当たり的に言っているだけで、その根本は結局、何も変わってはいないと思うなぁ。ある意味で言うなら保守派です。だって中国があのようになる前からある古い主張だもの。残念・・・。

右翼なんて言われる人達は悲観的現実主義に偏る傾向があるでしょう。国際社会とは実質的に無政府状態だと言う前提を持ち国際協力にも懐疑的。

んで「自分は自分で守るのが基本。」だと言うベクトルで主張するじゃない。つまり防衛・軍事は拡大の方向を主張するが故に過剰を正常と錯覚しがちになる。ここって楽観的現実主義、得に「自国は相対的観点から必要最低限の防衛力を保持して国際協力を楽観的に信じる。」とする、防衛的現実主義とは違うところさ。

んで、自称左翼が、防衛的現実主義かと言えば違う。楽観的であれ、悲観的であれ、現実主義、そのものを否定するよね。妥当を目指すのではなく、なんでも縮小的に語る。更に言えば結論が先にあるから自らを左翼と自称する訳でしょう。

こうして考えてみると日本に必要なのはさ。中道右派・中道左派であって右翼や左翼なんて乖離はいらない。次世代の政治家は中道右派・中道左派的な主張を確りしているよ。まぁ、旧態依然とした老害が去れば、日本の防衛は多少良くなるでしょう。多分ね。

まぁ、俺の言っていることなんて間違っている可能性も高いだろうけどね。




北朝鮮問題・・・とかなんとか言いながら

2010-12-25 02:34:09 | 日記


あれだね。アメリカにある国連代表部を介して行われる水面下での交渉窓口、まぁ、ニューヨーク・チャンネルが再開されたってね。北朝鮮とアメリカの交渉が始まる訳か。

中国含めてね。アメリカはかなり圧力を掛けたし、演習やら自衛権に言及したり「次はないぞ。」って実質的な最後通告もやったからね。先制攻撃でぶっ潰しても良いことはないだろうから、実質的に、こっからは軟も使って行かないと好転はしないだろう。

でも、当分は互いの主張が食い違うんだろうなぁ。だって自らに有利な方が良い訳だからね。




韓国の李明博大統領は統一税を提案したりしているけど、実際問題、望まれない金体制の崩壊とかさ。急激な再統一なんて、実は韓国も中国もアメリカも望んでいないんじゃない。日本だってそう。後始末が大変だからね。

まぁ、アメリカも影響力を残したい。中国だってそう。これは変わらない。北朝鮮が脅威である限り、ここを変えようなんて試みは無理があるでしょうね。韓国だって望むのは数十年のスパンを要する極めて緩やかな再統一でしょう。

今、目指すべきは、硬軟使い分けで脅威的ではない北朝鮮を作ることじゃないですか。それには当然、中国の協力が必要。ベクトルとしては仕向ける。

脅威的ではない北朝鮮ができあがり、確実化するに連れ、必要性の問題から、対北朝鮮的なアメリカの方策も後退して行くでしょうね。中国は緩衝地帯が失われることにどう反応するかは解らないが、韓国は中国友好に化けることも出きるはずなので、その辺は再統一の過程で変化して行くんじゃないですか。まぁ、そうなればアメリカにとって面白くないでしょうけどね。その辺は米中の交渉しだいでしょう。遠い未来の話でしょうけどさ。

【脅威的ではない北朝鮮】、まぁ、この辺は如何にして中国が責任を持つかの一点に掛かっているでしょうね。もし、その体制を構築することができるなら、後は時間の問題、ある段階から南北対話を繰り返して穏やかな統一を進めるれば良いかなぁ。関係各国に負担の少ない形。必然として超長期的な展望でね。

北朝鮮と韓国、同意の元での統一でも十年以内で70兆円以上、暴力を伴なった統一では十年以内に200兆円以上はかかるとも言われていますからね。多分、日本は相当に負担させられますよ。借金してもね。

でも、日本は主体的な作用はできないでしょうね。日本の平和主義とは、その程度なんじゃないですか。主体的に南北の分断を元に戻すことなんてできやしません。日本の平和主義者は内向き内向きですから。




話は替わるけど、日本にとってか。駐留無き安保・米軍の後方配備が必要だとしてだよ。日本にとって中国は、彼らが尖閣諸島のなどの領有を主張する限り脅威でしょうね。

北朝鮮が脅威でなくなっても、対中は別途に抑止力が必要なんじゃないですか。それはさ。自前の防衛力強化、更にアジアでのアメリカのプレゼンスを維持するハブとして在日米軍基地を自衛隊基地として日本が管理し、米軍との接続としての共有などで、更なる米軍の後方配備は可能だろうし、外交的要素を用いて中国の脅威を下げることも可能でしょう。

まぁ、日本は9条って言う特殊な事情があるからね。そして国民の多くが、それを否定するとは現時点では思えない。日本は極めて限定的に防衛的現実主義を選択せざるを得ず、従って必然として日米安保は破棄ではなく進化と言う形にするしかないでしょうね。

日本は集団安全保証の武力的相互共助も基本的に否定している。当然、限界があるとは思うが、一方的に報復力を担保すると言ったような関係性を米国意外と結ぶなんてのは無理な話です。更に安全保証における防衛力において必要最低限の内、戦略攻勢を一切否定した日本の安全保証は国際協力を否定しては成り立ちません。

どうしても駐留無き安保が必要なら、不可侵を前提とした条約締結など外交的努力で中国の脅威の度合いが下がらない場合、自衛隊の防衛力を最大限に活かし、米軍が到着するまで持ち堪えられる体制を作るしかないですよね。それで米軍の後方配備と抑止力は担保できるでしょう。

実際問題、外交的努力は互いに手が出せない状態になってから加速すると言うこともあると思います。互いに共通の問題がなければ交渉なんて始まりませんからね。




参考にさせていただきました

【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010122200254


普天間基地問題・・・ほら来た

2010-12-22 17:41:50 | 日記



政府の方針でしょう。辺野古移設が実現するまで普天間基地は継続使用すると明言しちゃいました。だから言わんこっちゃない。こうなるんです。

今まで、「一部の建設業者ばかり潤い・・・。」云々とか、「混乱の継続が政府から金を引っ張る一番の・・・。」云々とか、寛容派系のマスコミからも報道がある訳だよね。巨大な金が動く以上、実際は一般住民に隠された闇もあるんでしょう。まぁ、欲望なんて誰にでもありますからね。自民党政権が金の使いかたを間違ったんだろうなぁ。それだけ意識が低かったんでしょうね。





米側からすれば「基地としての機能は沖縄に必要だ。」と言うんでしょう。つまりはアジア地域におけるプレゼンス維持ですよね。そして日本は、それに乗っかっている。アメリカのプレゼンスにね。

でも、「普天間基地は世界で一番危険な基地だ。」ってことは認めているのでしょう。だから、より安全が確保できる辺野古に代替施設を作るって話ですよね。

反対派は「アメリカのプレゼンスなんて知ったことか。それに乗る日本なんてのも認めない。絶対に沖縄に基地は作らせない。」ってことですよね。

仲井眞知事は少し違うな、「アメリカの重要性は認めるが、選挙公約として当選した以上、日本全体で負担するべきだとしか言えない。」ってことだろなぁ。


地域住民として、政府として、其々責任のあり方は違うでしょうからね。どれが正解なのかは知らない。でも、実質的には「辺野古移設が実現するまで世界で一番危険な普天間基地は継続使用される。」と言うことになるでしょう。日米政府を言葉で非難する程度では、それは動かないんじゃないですか。だって正義だと思っているんだもの。

対する運動家は反対することが存在意義の人が多いでしょう。そして外的要素である場合も少なくないですよね。多分、「妥協はしない。」とか「交渉はしない。」とか煽っちゃうんじゃないですか。そして中心的存在だから、それが適う。



想像でしかないけど、あくまでも俺が当事者だとしたらだよ。普天間基地周辺に住まう一般の住民からしたら、一時の感情の高ぶりはあると思うけど、国と真っ向からやり合って勝てるものでもないことくらい理解しているような気がする。勝てると思っている奴はゲバルトの幻想を捨てられないんだろうね。

いつまでも延々と政府と対立を続けても実質的には、生活のためになるものではないとは思えるなぁ。負のスパイラルですよ。

「日米政府は結論を変えない。」、これって固まっているでしょう。だったら、より好条件を探った方が良い場合もありますよね。負担が軽減される策だとか、跡地利用策だとか、まぁ、一部の建設業やが潤うんじゃなくて、非常の高い失業率を抑え、より多くの県民の生活が安定するもの、例えば工業団地化とかね。自ら考えて見るのも一つだと思います。内心の自由は重要でしょう。

「言えば結束が揺らぐ。」とか「辺野古移設を容認するようなものだ。」とか言う人もいると思いますよ。もし、そんなプレッシャーがあるなら、考えるだけで口からは出さなければ良いだけの話じゃないですか。そして、まぁ、可能性はどの程度あるかは知らないけど、今よりも雰囲気が和らいだ時、発表するとかね。



俺はね。武力的抑止力を否定するようなことは言えません。それは目に見えなくても存在する力ですよ。でも、日本政府が自衛隊と言う拒否力を強化、また効率化すれば離島防衛程度の抑止力は十分得られると思っている。

だから、日本として拒否的抑止力の確保が前提なら戦力投射に関してアメリカと真っ向からやり合っても良いと思っているし、県外移設に関して日米政府にとっての最善はなくても次善は必ずあると思うけどさ。でも、こんなものは想像を前提にした【べき論】でしかない。

実質論を言えば「辺野古移設が実現するまで世界で一番危険な普天間基地は継続使用される。」と言うことだよね。これは当事者がどう考えるのかの問題だから、本来、俺がとやかく言えるものではないだろうけど、気にはなるんだ。

「妥協は一切ない、交渉も何も否定する。」のであれば、より多くの生活のために何が一番良いのでしょう・・・。まぁ、「自らの思想実現のためだけに動くことではない。」と言うことは、こんな俺でも解るけどね。




参考にさせていただきました

【産経ニュース】
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101222/plc1012221248011-n1.htm

【朝日ニュース】
http://www.asahi.com/politics/update/1222/TKY201012220249.html


北朝鮮問題・・・あぁぁ・・・

2010-12-22 00:38:06 | 日記



安保理が北朝鮮非難声明を断念しちまったい。はい来た形骸化。んはぁ・・・。国連改革って必要だよね。独立性を付加するべきさ。

『安全』【保証】『理事』会が平和の破壊行為に対して存在感見せられないでどうするよ・・・。良いものは良い悪いものは悪いとハッキリ言えてなんぼでしょう。『安全』【保証】『理事』会なんだからさ。


まぁ、予断を許さない状態ではあるだろうけど、「一々相手にする必要はない。」とかなんとか北朝鮮は言っている。完全に計算しているよね。危機を煽れば「何か得られるかも。」的な目論みだったんじゃない。でも、それは外れ。一連の騒動で中国、ロシアまでも右往左往する中、韓国の精神的強さとアメリカの重要性が際立った形だよね。

韓国がチキンレースに勝利して、米側からすれば実質的に目的は達成された訳でしょう。非難声明はあるに越したことはないだろうけど無理なものは無理。更に、その『断念』は中国にとって「お前、責任とれよ。」って言う、大きなプレッシャーになる。

だって、ロシアも含め何らかの形で北朝鮮非難を入れた声明を出そうとしたのに、それを中国一国が反対した訳でしょう。つまり大きな責任が圧し掛かったのさ。多分、北朝鮮に一番振り回されたのは中国。


日韓の危機意識の高まりとか、中国への牽制、更に、まだ解らないけど、リチャードソン、ニューメキシコ州知事の主張通りなら北朝鮮の軟化。諸々含めての勝者ってアメリカだよね。良くも悪くも、アメリカはやっぱり、すげぇ。

まぁ、北朝鮮の軟化が事実でも、アメリカはもう少し圧力を掛けるんじゃないですか。だって、北朝鮮はオオカミ少年化しているし、更に、もう少しの間は中国に対してプレッシャーを掛け続けたいでしょうからね。

んで北朝鮮が武力的対応をしなかったことでロシアは胸を撫で下ろした形だろうけど、中国は今後もアセアセだ。北朝鮮非難を盛り込んだ声明になまじ反対したばかりに北朝鮮を抑え、譲歩を引き出すと言う責任は、今までより更に重く圧し掛かる訳でしょう。



まぁ、俺の立場からしてみれば「北朝鮮が韓国の射撃訓練に武力的対応をせず、リチャードソン氏の言うようにIAEAの監視員を受け入れるってことや未使用の核燃料棒に関して国外搬出の交渉に応じるってこと、また南北の軍事的衝突防止措置に取り組むってことを主張した以上、関係各国は対話を再開すべき。」としたいところだけど、北朝鮮の主張なんて、もう少し見ないと解らんからね。


【少年は繰り返し嘘をついたので本当に狼が現れた時に村人は一切信用してくれませんでした。そして誰も助けに来なかったため、少年の羊ばかりでなく、村の羊は全て狼に食べられてしまいました。】

「人は嘘をつき続けると、たまに真実を言っても誰も信じてくれなくなる。でも、先入観によって人を信じないことも危険なのです。」、これオオカミ少年の教訓。






参考にさせていただきました

【毎日ニュース】
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101222k0000m030096000c.html

【毎日ニュース】
http://mainichi.jp/select/world/news/20101221dde001030017000c.html


新たな安全保証体制・・・地域的相互防衛依存状態

2010-12-21 14:10:12 | 日記



安全保証って言うのは何も武力的抑止力とか、武力の均衡とか、そればっかりじゃないでしょう。

簡単な話。周辺国と、軍隊を前提にした共同海上救助訓練でも良い、そう言った共同演習の類で防衛力の相互依存性を強めて行けば良いわけだよね。建前でもさ、それは共同と言う既成事実ができるでしょう。既成事実は互いの武力的強制力にも影響する訳さ。

んで、最終的には有事の際の相互共助条約を締結する。これって参戦条項がなく物質的な共助でも良い。条約がある以上は有事の際、条約を履行するべく何らかのアクションを起こさなければならない訳だからね。それは国家としてプレッシャーになるよ。そのプレッシャーは「紛争の解決は平和的手段によって行う。」と言ったような非暴力的作用に繋がるでしょう。


ほら、俺も長期的と言う前置きで言うけど何も「国際的に新たな集団安全保証体制を作る。」とかでなくても、まぁ事足りることでもある訳さ。二国間、また地域的な体制作りで事足りるよね。

遠く遠くどっかの国が強力な弾道ミサイルを持っても明確な敵対でもない限り日本の脅威とは言えない訳だからね。米国ならまだしも、日本のような何もしない国においてだよ。隣国、また、それに準ずる関係性でもなければ直接的な脅威になんてならん訳さ。

まぁ、そもそも全ての国が参加すると言うことになると、これは膨大な時間を要するからね。まずは二国間、次に地域的、そして国際的に移行する。

韓国とは近い将来において演習やれそうだよね。それが常態化すれば実質的に脅威が減って行くことになる。領有権問題など反した意見を持つ以上、如何なる国でも脅威になりますよ。その中で互いに平和的手段を選択するか否かは政治上の国家的な関係性の問題な訳でしょう。


でも、これってさ。ある意味での敵対関係にある国同士なら、少なくとも報復力と拒否力があって抑止力が構築され「手を出せない。」と言う状態が、ある程度の期間続くからこそ、その状態に慣れて牽制の必要性よりも緊張緩和が勝り互いに動くことになるのでしょう。つまり初期的には報復的抑止力や拒否的抑止力を否定するものではない訳さ。まぁ、日韓の関係性については北朝鮮と言う要素が大きいだろうけどね。



他方の軍備が強力で抑止力を越えるほどの武力的強制力を持っているなら対等性なんて邪魔にしかならない。対等性を作るには武力の均衡は流石に必要だよね。

短期的ファクターを言えば、『互いに報復力と拒否力を十分に確保しているからこそ、そこに対等性が生まれ、互いに緊張度を下げようとする。』ってこともあるでしょう。

まぁ、これって例えば尖閣諸島での中国漁船問題における再発防止枠組み構築とかには必要な要素だよね。相互防衛依存なんて言うものも互いの主張の隔たりと武力の均衡の延長上にある訳さ。

まぁ、日本において、例えば中国と防衛の相互依存性を上げるって話なら、防衛交流を続けながら、日本は拒否的抑止力や報復的抑止力を上げ、互いに一切手を出せない状態を作り出し、それを常態化させ牽制よりも緊張緩和が重要だと思えるまで持って行く必要があるんじゃないですか。

まぁ、考えても見れば、例えば米露の核軍縮条約とか、そう言ったものって武力的均衡の常態化、つまり「互いに手は出せないんだよ。」って状態から緊張緩和の必要性が見えてきたってこともあるでしょう。ほら、欧州ミサイル防衛に関してNATOに対するロシアの軟化とかさ。この辺、色々と例はあるじゃないですか。




まず、日本に必要なのは、中国との防衛交流を続けること、できれば公的に昇華させる。米国とは連携を強化して十分な報復的抑止力を確保する。自前では拒否力を強化して拒否的抑止力を上げる。そして互いに「手は出せないんだよ。」って関係性を常態化させる。

手が出せない状態である限り、抑止力を越える武力的強制力なんて得られる訳がない。その体制ができあがれば『更なる牽制』なんてなんの効果も得られないことになるでしょう。つまり政治的関係性も良好になって行くしかない訳さ。

政治的関係性が良くなれば、相互防衛依存度を上げたり、共同行動も採れることになる。相互防衛依存度が上がったり、常態的に共同行動が採れることになれば緊張は少なくなり安全保障はより確実なものになる。そして最終的には互いに武力から手を離す、相互軍縮が可能になる訳さ。

まぁ、相互軍縮まで行くには、対中国として、日本は、より多く価値観を共有する国と連携して武力の均衡を作り出す必要があるでしょうね。中国として武力の必要性を認める国が一国でもあれば武力から手を離すなんてことにはならないだろうし、下手すれば軍拡の理由にもなる訳だからさ。




敵対関係にある国同士の相互防衛依存が主張の隔たりと武力の均衡の延長上にある以上、現時点で報復的抑止力も拒否的抑止力も否定はできないよね。まぁ、そう言うことさ。








北朝鮮問題・・・演習

2010-12-21 00:49:11 | 日記



すごいね。韓国。射撃訓練やったね。国連で結論が出るまで先延ばしにするだろうと思ったけど、やっぱり危機を意識しなければならない国って覚悟が違う。臆病な日本だったら中止だね。

退避命令も出して、イージス艦やらF15やら、でばって韓国の体制は万全で、更に正当性も付加している訳だ。支援の米軍兵士20人が参加していたってことだし、軍事休戦委員会や在韓国連軍司令部の関係国代表らも視察したとかってね。ここに北朝鮮が報復的行為を行えば自分を不利にするってことだろうなぁ。

北朝鮮は軍事的対応を見送ったんで、今回のチキンレースは韓国の勝ち。「やっぱり米韓演習の抑止効果が出てるんじゃない。」って雰囲気になるんだろうね。実際、北朝鮮は武力的対応を見送った訳だしさ。

まだ不安定ではあるのだから解らないけどね。このまま北朝鮮が黙れば、実質的には「主張はやっぱり虚勢だ。」と再確認されることになるんでしょう。対して日本と韓国は米国の重要性を再確認することになる。米国にとっては東シナ海、日本海におけるプレゼンス維持の正当事由を得た訳だ。それが良いことか悪いことかは解らんけどね。



ほら、訪朝中のニューメキシコ州知事、リチャードソン氏って北朝鮮に太いパイプ持っているんだってね。良いなぁ。日本には太いパイプ持った政治家っていないのかい。

どうせ揺さ振りなんだろうけど、IAEAの監視員を受け入れるってことと、未使用の核燃料棒に関して国外搬出の交渉に応じるってこと、南北の軍事的衝突防止措置に取り組むってことに同意したとかなんとか。

ん・・・。なんとも評価し難いが、どうだろね。オバマ政権は動くかね。もうちょい、圧力を掛けるんじゃない。結果として中国にも圧力が掛かっている形だからね。保護的立場とか北朝鮮との条約とかなんとか、必然的に北朝鮮を抑えなければならない状態でしょう。それを利用しない手はない。何より、今回、北朝鮮が軍事的対応を見送ったことで余裕が出たからね。でも俺の言っていることなんてよく外れる。



ん・・・。安保理の声明はどうなるかなぁ。取り止めか。韓国は演習を行ったんだから、建前は両国に自制って形になったとしても、実質的には北朝鮮に自制を求めると言う形になるんでしょう。ここでも中国は弱さを露呈するんだろうか。

もし、声明が出るなら、多分、ロシアが推している北朝鮮の砲撃を非難はするが名指しでは行わないとかなんとかの折衝案が通るんじゃない。

しかし、ロシアがイギリス案に寄って来るとは思わなかったなぁ。あれだね。ほら、ロシアはEUに対して軟化姿勢だし、まぁ、そう、NATO絡みでは欧州ミサイル防衛でのロシアの軟化とかもあったしね。良い兆しって言えば良い兆しだよね。

メドベージェフ大統領の北方領土訪問とかって、「ロシアの硬化。」とか印象付けるかもしれないけど、本質は民主党政権が北方領土問題を放置したから、大統領選に利用されたとかなんとか言う見解もあるし、それとは別にプーチン首相が影で操っているとかね。日本は積極的に取り組まなかったことも問題さね。まっ、それは置いといてさ。





許される範囲での演習なんてさ。国家の権利さ。それに対して個々の国が報復的な姿勢を見せるなんて無法な訳でしょう。要件を満たした自衛権の行使意外は全て安保理に要請して結論を得なきゃならん。正当性ってここから付加されるんですよね。

以前、北朝鮮はミサイルを発射した。あれも演習なんじゃん。米韓演習も日米演習も、また個々の演習も国家の権利さ。汚い演習とか綺麗な演習とかありません。演習は演習。まぁ、能力と意志を見せ付けることで武力的強制力は得られるでしょうけどね。

国家の権利として行われる演習がプレッシャーになるか否かは其々の国の問題でしょう。北朝鮮は武力攻撃なんてしなきゃ良かった訳さ。自衛権を行使される可能性が出て来るんだから、そりゃ、武力的強制力になる。

また、保護的立場の中国も全力で北朝鮮を抑えれば良かったってことだよね。それを怠ったから演習を呼び込んだんでしょう。「直接的な武力攻撃はやっちゃならん。」これだけのこと、なんも難しいことはない。


まぁ、そうね。付随みたいな意味合いなんだろうけど、今回、大規模な日米演習も行われたよね。それって中国に対して直接的に相当効いたんじゃない。でも、それは中国が自ら招いたことでもあるよね。

報復的抑止力が互いに効いている以上、大規模衝突に至るような行動は採れない。それに国連憲章など国際法上、自衛権行使意外の武力行使なんてできないでしょう。つまり自衛権行使に当たらない程度の行動しか行わないなら、相手が如何な強力な武器を持っていても抑止力を越える武力的強制力なんて発生しない。

でも、領土問題は別なんだなぁ。報復的抑止力が互いに効いている以上は互いに報復が封じられる。だから国際法上、曖昧な領土問題とかね。その手の小規模な武力衝突が可能になる。

中国が覇者的振る舞いを止めて、例えばナトナ諸島での事件とか尖閣諸島での事件とか上手く抑え込んでいれば米国の重要性なんて再確認されなかったでしょう。つまり中国はやり過ぎたのさ。





まぁ。今後だね。北朝鮮がさ。そう、金体制を保証する替わりでも良いから核を放棄して、中国型の経済で勝負しようと思ってくれれば良いんだけどね。核の管理は中国に任せてさ。まぁ、中国の核の傘に入れば良いのさ。中朝友好協力相互援助条約があるんだから大きな効果が望めるでしょう。ねぇ。

あれだよ。レアメタル埋蔵量は相当なものなんでしょう。インフラ整備と教育さえ確りすれば短期間で世界の工場になれますよ。そうすれば中国型の発展が遂げられる。金なんて核さえ放棄すれば世界中から集まる訳だしね。拉致問題も解決しましょう。日本が最大の支援国になるはずです。








 


北朝鮮問題・・・駄目だよ

2010-12-20 03:13:24 | 日記
全く・・・。左翼と区切るから駄目なんだ。


自称左翼にも色々いるけど、反米・北朝鮮擁護派と非暴力派では全く違うよね。でもゴッチャになっている。そして当人は甘んじている。

「私は反米です。そして北朝鮮の味方です。」って論調がある。それとは別に「私は非暴力派です。演習も含め、あらゆる暴力的要素を否定します。」って論調もある。

更には捻くれものなんだろうな「北朝鮮は無法者なのだから言うことを聞く訳がない。だから日米韓が自制するべきだ。」なんて論調すらある。

根本的に、これらを纏めて左翼と言っては駄目だね。全然違うものだもの、絶対に誤解に至る。

まぁ、個人的に言うなら非暴力派は理解できる。前提が非暴力なのだから、北朝鮮の砲撃も非難するし、米韓の演習などの暴力的要素も否定する。そして解決は。あくまでも非暴力を主張する。解り易い。

日本は対暴力的暴力を肯定しながらも基本として平和主義だからね。非暴力的解決に乗り出しても良い訳でしょう。後は実際論の問題があるだけで、非暴力的解決と言う理念としては「国是と合致しない。」訳ではない。

でも単なる反米論者とか、捻くれものとかは相手にしたくない。反米論者は米国が潰れれば良いんでしょう。それって公の正義はどこにある訳。更に捻くれものは相手を言い負かせれば良いんだろうね。そんな論調です。

例えばさ。「北朝鮮は無法者なのだから言うことを聞く訳がない。だから日米韓が自制するべきだ。」なんて反論のための反論でしかないでしょう。

普通に考えたら被害側に理性があるとして抑止など行動を止めたら、単に無法者に有利な環境ができあがるだけじゃん。無法者にとっては思惑通りでしょう。

なんや捻くれた論調で煙に巻こうとしても、抑止力を構成するための行動に対して報復することを是としてしまう論調には変わりはない。だったら素直に反米・北朝鮮擁護論を展開した方がスッキリするよね。

無法だと解っていながら、無法を助長するって、流石に理解できない。そして、また、なんや三段論法で煙に巻くとかなんでしょう。無法に対するにおいて報復的抑止力も拒否的抑止力も武力的抑止であることには変わりないはずなのに、方や綺麗な抑止力で、方や汚い抑止力だとでも言うのか。アホらしい。

なんでこう真剣に向き合わないのかなぁ・・・。はぁ・・・やっぱり、結論が別にあるんだろうか。ロジックの構築で隠してはいるが単なる反米論者とか、自己顕示欲が極めて旺盛とかなのかもね・・・。


一切の暴力的要素を認めない非暴力派なら、それでも良いんだよ。韓国の射撃演習を非難するなら、北朝鮮の延坪島への砲撃も国家の権利である演習に対して報復するかのような言動も非難するべき。非暴力を前提にする上において「韓国と北朝鮮、双方に自制を求める。」、これのどこが問題なのか解らない。前提が非暴力なら第三者的に見て誰でも辿りつく答えでしょう。

米韓の演習を容認しようがしまいが、北朝鮮の砲撃を容認しようがしまいが、戦争を否定するなら双方に自制を求めた上で、国連を主体に、また、地域的取り極めで韓国と北朝鮮の対話のステージを作る。今求められているのはこれだよね。その上で声明のあり方で対立している現状

なんで論を捏ね繰り回す必要がある。非暴力が前提なら、「韓国と北朝鮮に自制を求めて対話のステージを作る。」と言う論調に、全然、同調できるじゃん。もしかして、自称左翼は、それが否なのか。自分は「特別でありたい。」思っているのか。


よし、今日から右翼とか、左翼とか、括るの止めた。より具体的に書こう。駄目だ、右翼・左翼と括るのは彼らにとっても良くない。

非暴力論者と反米・北朝鮮擁護派や捻くれものは全く違う存在です。




北朝鮮問題・・・安保理かぁ

2010-12-19 21:58:43 | 日記






国連安全保障理事会が緊急会合を開くね。ロシアの要請だ。良いね。まぁ、これってロシアの要請だから意味がある訳でしょう。つまりさ、実質的には「ロシアも責任の一端を担うよ。」ってことじゃないですか。んで、役者が揃う訳だ。

韓国からすれば自国領内での演習、つまり国家の権利ですからね。それに対して北朝鮮が自衛権を発動すると済し崩し的に韓国も自衛権を発動する。そして米国の参戦。そうなれば中国・ロシア も態度を明かにしなければならなくなるでしょうからね。ロシアの動きって「今更、北朝鮮と韓国が戦争始めても、なんも得しねえ。こりゃ損すんぜ。」ってことかねぇ。

もしくは、水面下で米国が動いたか。中国が泣きついたか。「両国が一番傷つかない方法。」ってこともあるかもなぁ。中国・ロシアと米国+日本ってさ。つまり軟らかい冷戦構造でしょう。それも使いようってことはあるよね。



まぁ、安保理開催、ここからが攻めぎあいだ。違う違う、武力的にじゃなくてさ。まだ、解らないけど議論の場が国連に移れば、一旦、危機は凍結されるんじゃね。大御所が議論しているんだから、北朝鮮も韓国も一旦軍事的動きを止め安保理を介した結論に向けて自らに有利になるよう働きかけることに集中する訳でしょう。

イギリスは米国寄り。フランスは中立的。ロシアは韓国と北朝鮮の両国への自制を促す。中国は北朝鮮寄り。実質的に日米韓はイギリス・フランスを如何に味方に付けるかと中国・ロシアの切り崩しが鍵な訳じゃん。そして如何にして韓国に有利な声明を引き出すかが問われる。

戦争の誘発も平和への破壊行為として心象を悪くする可能性はあるからね。ロシアが放つ自制の求めに反するのでは不利に働きかねない。韓国は結論が出るまで演習を一旦は先伸ばし的な方向性を採るんじゃないですか。それ、やらないならヤバイよね。流石に感情までは解らない。韓国・北朝鮮どちらも引けないなら覚悟が必要かも。数日中には明かになるなぁ。

まぁ、結局さ。「米国は公に韓国の射撃訓練を支持しながらも、水面下で韓国を抑えまする。ロシアと中国は公に先の砲撃を避難する姿勢は崩さず北朝鮮へアプローチしてくださいね。」ってのが落し所なんじゃない。この辺くらいは持ってこないと米韓は引けないだろうからね。



でもさ。もしね。韓国の強行姿勢が、米韓と、まぁ、日本もかなぁ・・・の目論みで、「中国もしくはロシアに安保理の緊急開催を要請させるために行った。」って話なら凄いよね。

まず、米国は演習においてジョージ・ワシントンまで出して「日本と韓国の軍事的なバックアップをするのだ。」と能力と意志を強く中朝に見せ付けた訳だよね。対する中国は、それを阻止できなかった。これは武力的強制力として大きいですよ。

更に米国は韓国の射撃訓練を支持して「米国は如何なる場合でも味方なのだ。」と印象付けた。もう、良いくらいに日米韓は大きな武力的強制力を得たよ。まぁ、最近のアジア戦略とか言うなら特に米国にとっては大きな利益なんじゃない。

対して中国は先の延坪島への砲撃により、実質的に北朝鮮を抑えられないと言うことが世界に知れ渡ったよね。そして面目が潰れました。今まで覇者が如く振舞っていたから反って強く力の限界を世界に印象付けたでしょう。更に、そこから先は北朝鮮から譲歩を引き出さなければならない立場なのに、それも出来ていない。

日米韓は結束が強まり能力と意志を中朝に見せ付け武力的強制力を得た。対する中国はどんどん面目が潰れて行くと言った状態。そこでロシアが安保理の開催を要請した。良いタイミングなんじゃない。

多分、声明自体は緊急性を要するのだろうから、韓国と北朝鮮、両国に対して自制を促すって方向性はあまり動かないだろうけど、それでも、それは先に行われた北朝鮮の攻撃に対するものでもあるからね。

日米韓にとって重要なのは如何にして、より北朝鮮への非難色が強い声明を引き出すかだろう。当たり前だけどね。まぁ、非難色が強い声明を引き出すってことは、つまり北朝鮮に「中国も場合によっては味方にはならない。」と言う印象を与えることになる。その印象は北朝鮮の意識に孤立感を植え付けることになる訳だ。

まぁ、この先のシナリオは後継者問題で不安定な北朝鮮において意識的な孤立感が強まれば焦燥感に繋がるでしょうからね。そうなれば核実験に踏み切るかも。

次の核実験があれば安保理は武力制裁を含む42条に踏み込む可能性は高くなるんじゃないですか。42条に踏み込めば国際的圧力が更に強まる。国際的圧力が強まれば、更に北朝鮮の選択肢が限られて行く訳でしょう。

中国は、この辺の流を北朝鮮に対して上手く説明して譲歩を引き出せるか否かが問われるんだろうなぁ。




最後に超楽観論を披露しましょうか。交渉の余地なんて危険な状態が続き、そして疲れ果て、初めて生まれるもんでしょう。交渉の余地とは、つまり互いに折れる余地ができるってことさ。

意図したかどうかは解らんけど、今回の一連の動きで実質的には日本と韓国の危機意識が高まり、国の防衛意識が強まったよね。

更に「米国が必要だ。」と言う意識も高まったことで日米韓の結束が強まり、中国への牽制と言う体制も作り出された。この辺までが米国の目論みと合致しているのなら、ある程度の目的は達成できたと言うことでしょう。後は次の段階だね。

中朝には中朝友好協力相互援助条約がある。条約の一方的破棄なんて、あの中国でも出来ないでしょう。

同条約の参戦条項は拘束的だからね。中国が戦争をやりたくないなら北朝鮮を抑えるしかない。後は北朝鮮を味方と捉えるのではなく保護の対象だと思ってくれれば諸々安定化する可能性もあるだろう。ここまで固められれば、次は硬と軟の軟部分を如何に使うか。

今回、北朝鮮に対する非難色の強い声明が出れば、北朝鮮にとって「中国も最終的には当てにならないかも。」ってことになるよね。そうなれば自ら積極的に動く必要が出てくる訳だ。つまり交渉の余地が出て来る。

北朝鮮の姿勢も多少変化するかもね。もし、そうなら、その変化の中で6ヶ国協議が再開して金体制を保証する替わりに核兵器の破棄と中国による核の管理と言う体制と支援しようか。

ロシアも引っ張り出そうよ。中国・ロシアに責任を持たせ北朝鮮の核を管理するって体制なら尚良い。更に中国・ロシア・北朝鮮で軍事的シェアリングが実現すれば、もう、別に北朝鮮なんてどうでも良いかなぁ。

損益割合を確り計算できる人間が如何に強力な武器を持っていても怖かぁない。こっちがちょっと本気を出せば相手を抑え込めるからね。抑止力って、そう言うものでしょう。



浅い?。やっぱり。そう、俺の見解なんて浅いよね。





動的防衛力

2010-12-17 23:59:55 | 日記



平和主義を前提にする以上、紛争の解決は非暴力であるべき。そう、それが日本人の選択なんでしょう。

平和主義とは、つまり平和的手段・非暴力で紛争を解決することですよね。でも、非暴力は暴力に対して必ずしも有効とは言えない。暴力も厭わない相手に対してはやはり暴力の前提が必要ですよ。でも、それは拒否力と、それに伴なう抑止力と言う形であれば良い訳ですよね。実際の解決は非暴力で行うと言う建前なのだから。



日本と中国・・・。例えばガス田とか、領有権とか、日本には中国の主張に反する主張がある以上、やっぱり中国は脅威になりますよ。その脅威を阻む方策があるからこそ、そこから他のファクターである、例えば経済的不当行為とか人権に関する不当行為とか内政干渉と一蹴されるようのものに関しても確りとした要求ができるんでしょう。

いや・・・。あれだよね。【動的防衛力】ね。まぁ、妥当なんじゃないですか。簡単な話。中国はやり過ぎたんでしょう。だってさ。13億人とか言う人口と広大な土地がある国だよ。自国にはもっと開発の余地はある訳だからね。

多くの国が、明確な自国の領土で頑張っている訳さ。そんな中で大砲付き付け「言うこと聞けよ。」じゃ反発されて当たり前だよ。

当然、日本は防衛です。相手が来れば、それを阻むだけのもので中国の相手の脅威にはならん。つまり抑止力を越える武力的強制力は得られないんです。それでも、その相手の侵攻を阻む力、つまり拒否力は抑止力になり得る力です。だから十分に確保することで対等な要求ができるようになる。それでも中国は正当性を主張して行動するんじゃないですか。

まぁ、そもそも今現在の如何な大国でも一国では中国に対して抑止力を超える武力的強制力は持ってはいないですよね。それでも、そんな国々が連携すれば懲罰力であったり、抑止力を越える武力的強制力を持つことができる。

力を得れば国際法上、容認・黙認されるような中国の不当な動きを国際社会として抑えることができるでしょう。多国家間の連携は国際社会において極めて厳密に近い正当性を構築しますよね。

自国では必要最低限の防衛力を持ち均衡を成す防衛的現実主義。日本はこれを越えることはできない。更に言えば必要最低限度の防衛力しか持てない上に、国際紛争を解決する手段となり得る報復力・懲罰力を一切持たないとしている。従って国際協力を楽観視して信じなければならない。

まぁ、動的防衛力と言う概念は重要だが、国際協力において大方の国々の理解の元に【不当】を明確にし、それを阻むべく法典化と、それを担保する体制作りは今後の日本にとって必要不可欠になって行くんじゃないですか。


悪いけど日本は大国ですよ。大国には責任が伴うでしょう。当然、憲法9条の範囲と言う縛りと日本の国益が前提になるでしょうけど、例えば小国を守り自由な活動を保証するとかも視野に入れる必要があるでしょうね。

日本には憲法9条と言う特殊な事情がある。従って国際的な連携は信じざるを得ない。ただ、それには法典化は不可欠。単なる楽観論では大国の力に脆くも崩れ去ることにもなり兼ねない。だから日本は「守る、守られる。」と言う重要性を説明して条約を締結し、自国の安全保障をなして行かなければならないんです。

既存の体制とは別のファクターで自国の安全保証を確保して行けば、あの米国に対してさえ、日米の関係を崩すことなく確りとした要求ができるようになりますよ。

日本にも特性はあるでしょう。非暴力を前提としながらも対暴力的暴力を認め、確りとした体制を構築すれば日本は世界で平和主義を体現できるようになるのだと俺は思いますけどね。





まぁ、日本は防衛に関して新たな方針を打ち出し、中国を牽制するに至ったけれども、例えば海上保安庁に至っても、やっぱりインドネシアのナトナ諸島での出来事などを教訓にして今後も能力の確保と意志の表明、更に国民の理解を深めて行く作業は必要でしょうね。







歩みを阻む壁・・・でも

2010-12-17 03:27:36 | 日記

「チラシの裏に書いとけっ。」って言われそう。政治的な主張っぽいけど俺は単に便所の落書きチックな愚痴を書いているに過ぎなくてさ。まぁ、テレビと話すよりは参加している感が強いからね。ん・・・確かにブロガーの一人ではあるだろうが、その志は極めて低い。義憤だとか、世界を変えたいとか、一切思っちゃいない。気楽なもんです。

でも、世の中には世界を変えたいと本気で思う人もいる。そしてブログやら、ネットを介して思いを発信する訳だ。志が高いよね。本気で尊敬しちゃいますよ。

まぁ、誰だったか言ってたなぁ。「世界を変えたいと思う人の多くは自分の無力さを知ることになる。」・・・。そんなもんでしょうかね。確かに無力感はあるのかもしれないが、でも、自分の意見を発信している人って必ずしも無力とは言えないかも。



ネット議論やらやって来た俺の経験から言わせてもらうとさ。ブログの良い点は、コメントなどによってコミュニケーションが取れることだろうけど、そのコメント蘭は悪い意味でコメンターと揶揄される反論者達が迷惑を顧みず正義顔して住まう世界になってしまうこともあるようです。

コメンターは前提が正義だから性質が悪くて少々の迷惑など意に返さない。そうなってしまうとブログ記事に対する同意者が発言し辛い環境になってしまうみたいね。

同意者が発言し辛い環境になれば、そうね。コメンターに対してブログ主を庇う側に立つと言うか、そう言った人は必然として弁が立つ、論じることに自信がある人が多く発言するようになるもんですよ。それは必ずしも良いことではない。

論じることに自信がある人の多くは自らに酔いながら長文を書く傾向があるでしょう。酔うかのような感情を前提に長文を書けば感情表現などミスる可能性も高くなる。従って長文どうしで論じ合うと本当の意図とは別の方向に行きがちになるもんです。

あくまでも冷静に淡々と主張するのなら別だが、人様のブログで反論コメントする人の多くは感情の高ぶりから行為するものじゃないですか。その感情の高まりは反反論者にも伝播してしまうものだよね。

一度ミスをして言い合いになれば、互いに対する論者の印象は決まってしまう。次の話題で論じるのでも、以前の主張を蒸し返され突付かれる様をよく見かけます。そんなことを繰り返すコメント蘭に同意者が気軽にコメントするなんて難しい話でしょう。これは特定に言えることじゃなくて一般的にそうなんだよなぁ。

でも、ブログ主は悲観する必要はない。自分の思うことを書けば良いだけの話ですよ。何故なら、影響力が強いものほど、その反響も大きくなる訳で、それが例え反論であっても反響があると言うことは間違いなく影響力があると言うことです。

確かに義憤であっても怒りって言うものは、それを向けると相手から怒りが返って来る。そう反論めいた言葉が返って来るものでしょうね。誰だって自己正当化したい、それをしないと負けた気になるからね。

でも、人の価値基準は千差万別で、反感を抱く人がいるなら必ず同意する人もいるもんです。コメントを見て「なんか反論ばっかりだなぁ。」と感じるとするなら、それは簡単な話で、同意者よりも反論者の方が感情の高まりがあり、コメントを書くことの動機が強いってだけの話ですよ。

反響が大きいブログ主は自らに自信を持つべきなんだ。表明はしなくてとも必ず同意者がいるのだから、同意者がいると言うことは世界を変えられると言うことです。






東京都青少年健全育成条例・・・自由

2010-12-16 14:28:25 | 日記





俺はろくでもない人間ですから、どや顔されると「ムッ」とくる時もある。右派・左派、保守・革新、問わずに多くの政治家がいる訳だけど、その何れも嫌いだなんてことは俺にはない。ただ、例外はいかなるものにもあるもので好きになれない奴はいる。基本的に滲み出るものが頑迷な古臭ささの奴は好きにはなれない。

慣習や制度、また社会的状態、民情、精神などを新しく変え、問題を改めようとする革新派は人類の進歩を生む。しかし、大抵は多くの時間を要して馴染ませる作業が必要で行き過ぎれば問題が起きる。そんな時は保守派が重要になる訳だ。ただ、保守派が強ければ進歩は生まれない。旧態依然とした問題はいつまでも続くことになる。

重要なのはバランス。だから寛容さを旨に保守派は革新派の言い分に耳を傾けるべきで革新派も同様のことが言える。





話は替わるけど、民主主義を選択した以上、国民はできうる限りの自由を手にするべきでしょう。つまり社会全体の自由は最大限尊重して然るべき立場にいる訳さ。政治に対する民情のベクトルとしては社会全体の自由を常に求めるべきだよね。

社会全体の自由を尊重する以上、犯罪は間接的ではなく直接的に被害者がいるかどうかを基準にするべきでしょう。個々の表現を助長として法的に規制し始めると著しく自由が阻害されて行く訳さ。

極端な話をすれば、ほら、いるじゃん。「女性が露出度の高い服を着るから、強姦にあう、だから露出度の高い服は規制するべきだ。」とか言っちゃう人。自己防衛は否定しないよ。それは自由さ。でも犯罪者は強姦した人であって露出度の高い服を着た人ではない。社会全体の自由を前提とするなら、重要なのは女性が露出度の高い服を着ても大丈夫な環境を整えることだよね。

今ある危機として統計的にでも露出度の高い服を着た女性が狙われる傾向があるなら、そのことを伝え自己防衛の機会を与えるのは悪いことではないと思いますよ。

しかし、法規制の話になると、これは社会全体の自由を著しく阻害する恐れが出てくる。社会的方向性としては個人の着衣の自由は最大限認め、露出度の高い服を着ることを前提に社会的保護を構築して行くことを選択するべきじゃないですか。社会全体の自由はできうる限り保つべき。

犯罪者の取締りを強化、厳罰化して抑止効果を上げるとか、女性専用車輌を増やすとか、問題のある地域に避難所を作るとか、夜間の街灯を明るくする、また青色のように精神安定作用のあるものに替えるとか、死角を作らない、また解消するとか、巡回警備を行うとか。当然、社会的教育の向上も重要。

我々が選択したものが民主主義であるなら社会全体の自由を最大限に尊重して弱者を保護すると言うことが大前提になるよね。




東京都青少年健全育成条例の話をするけど、まぁ創作物における表現についての一般論に近いかなぁ。

ドキュメント作品でない限り、あくまでも虚構だからね。アニメ、マンガに限らず、あらゆる媒体に過激な性描写を含むものがあるでしょう。小説だってそうさ。小説なんて想像が主であるから作者の意図に反して、より過激に想像を膨らませることだってできる。

目にすることで非行が起きるって言うなら、あらゆる創作物に少なからず問題があるはずだよね。でもさ。犯罪者なんて日本人全体から見れば極々一部でしかない。更に当該の犯罪者って、その中でも一部でしょう。それはなんでか。

俺は必ずしも、そうとは思わないけどさ。青少年が自発的倫理観に欠けるって言うことを前提として話すならね。

人間形成に作用する全ての精神的影響を教育と言うでしょう。従って「多くが社会と接する内に教育され個人の倫理観が育ったって行った。」ってことじゃないですか。そう言った中、娯楽として、また見識として創作物も含め、あらゆる要素を目にして虚構と現実を区別してるってことじゃん。

一部社会的問題があるって言うなら、それは表現の問題ではなくて社会的教育も含め教育のあり方の問題だろうね。民主主義を標榜し、社会全体の自由を尊重することに立脚するなら虚構と現実を区別する術を、どう教育して行くかを問うべきさ。

まぁ、確かに自由には責任が伴なう。自由とは何をやっても許されると言うことではない。ここを認識して、それに沿い振舞うからこそ法に頼ることなく自由でいられる。民主主義の良好な運営は国民が賢くあることが大前提。ここを踏まえて話しているんだよ。

国民間でさ。民主主義に立脚する以上、表現のように基本的な社会全体の自由は最大限尊重するべきだよね。だって、そうでしょう。自ら自由でありたいからこそ人権の尊重を謳う民主主義を選択しているのだからさ。

人間なんてね。価値基準は様々だし、正義は其々が持ってるものさ。更に言えば、個人でも、ある考える材料に関して「Aと見れば良いけど、Bと言う見方なら駄目だね。」のような複雑な思考体系があるでしょう。つまり、ある良識が他の良識に合致するとは限らないのさ。

より多くが認める正義はあっても、普遍的な正義なんてない。単に数や力が左右しているに過ぎないんだ。必ず、別の正義が存在する。

民主主義を選択した我々は社会全体の自由を最大限尊重するべき立場いる訳だよね。単に「不快だ。」とか「自らに良し悪しを教えるだけの能力がない。」って言うだけのことで表現のように基本的な社会全体の自由を規制しようなんて動きは、とても誉められたものじゃない。

社会全体の自由。これを阻害することを是とし始めると、つまりは自らの自由が客体から法的に制限される可能性が高まると言うことさ。人間個人として複雑な思考体系を持っている以上、いつ少数派になるかなんて解らない。単に今は多数派だって言うだけのことさ。

理由は其々あるだろうけど、ある特定の主観を前提に社会全体の自由を制限することを是とするのは自らが少数派になった時に自由が阻害されることを是としているに等しいんだよね。





 


東京都青少年健全育成条例

2010-12-15 23:41:25 | 日記


何が正しいのかは知らない。でも人には限界があるのだから本来は保護者として教え導くべきものであるが、如何せん能力がないなんてことも往々にしてあるでしょう。そんな時は責任を社会に求めたりする。それは人の性なんじゃない。

でも民主制の良好な運営は構成員の賢さが必要条件。賢いって自らを見詰め問題を見出し改めることも含まれるでしょう。賢くあればより法に頼る必要はなく幅広く自由でいられるんだ。つまり法の強化を求めるのは構成員全体から見て、自由を放棄し、自ら賢くはないとことを認めたに等しい訳ですよ。

『刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為又は婚姻を禁止されている近親者間における性交若しくは性交類似行為を、不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの 』

結論を言うとさ。知ると知らせるの重要性から言えば表現規制は極力やらん方が良い訳でしょう。知らないことの良し悪しなんて計れないからね。重要なのは拒否するべき理由で、その理由が確りしていれば自ずと健全さは得られる。

理由。まぁ、因みに、例えば「インセストの問題性って何。」と言われた場合。宗教的倫理観の薄い日本でどう説明すれば良い訳。確かに性的虐待の問題はあるから、それは重要なポイントだけど、それを除き愛が前提ならどうなの。生物学的にとか、じゃぁ避妊すれば良い訳。倫理観、真の愛に勝るのかなんて考えると複雑になるでしょう。なんてさ。

インセストについて議論したことがある人なら解ると思うけど、性的虐待の問題には明確な答えは出せても、純粋な愛を前提にすると堂堂巡りになるんだよね。だから丁寧に『婚姻を禁止されている』なんて法律上の問題に持って行こうとしているんだろう。

なんかね。インセストなんて刑罰法規に触れる訳でもないんだから、本当は単に主観として不快に感じるだけで、これと言って明確な理由が見出せなかったんじゃない。違うかもしれないけど懇意的には見えるよね。でもさ。マイノリティに目を向けることも重要だよ。明確な理由が見出せないようなものを否定するのはどうかと思うね。ん・・・まぁ、良いさ。

隠すことが重要じゃなくて良し悪しを判断する基準を如何に教えるかが重要なはずなんだ。法の強化を求めるって、つまりPTAやら、保護者だよね。そう言った人達が「私たちは基準を教えるだけの能力がない。」ってことを主張したに等しいよね。

青少年の重大な犯罪は急増しているとは言えないのが事実のようだけど、非行が問題なら責任を社会に求めるのではなく、ものの良し悪しを伝える保護者のあり方を見詰めなおすことの方が何倍も重要に思える。「隠さず、あらゆる素材を投げ掛け考え判断する。」これって重要だよ。

一概に法治を否定する気はないが、当人が良し悪しを判断できるから如何な現実に晒されても健全でいられるのさ。



東京都青少年健全育成条例が通ったみたいね。反発してコミック10社会が東京国際アニメフェアに対する出展を辞退するってことだけど、石原都知事は「これを理由に来ないんだったら来なくて結構。そんなことはない。来る連中だけでやる」なんて言っている。これって単なる切り離しでしょう。

【表現の自由への侵害と反発を強める出版業界に対して条例の趣旨の説明を続ける方針】って・・・。全然、そんな風には見えない。あんなガチガチの付帯決議まで付けられているんですよ。それは、つまり表現の自由においての問題を孕んでいると多くが認めているってことじゃないですか。なのにだよ。どうしてあんなに誇らしげなのか。理解に苦しみます。

彼は良識なんて言っているけど、多くの共感もあるだろうが、対して多くが問題を認める以上、その良識は彼自身の主観でしかない訳だ。「自分の子供にあんなものを見せられるのか。大人の責任だ。」とか言いながら、当の大人に責任を持てと啓発を促している訳ではなく、結局は法律に頼ろうとしているだけじゃない。

条例案が通って懇意的な運用も可能になると思っているのかもしれないけど、波紋は大きい訳だよね。どうして、そっちに目が行かないのか・・・。

また、一部問題になっている同性愛の人たちや性同一性障害の人たちに対する彼の見解もそうだけど、「足りない。」「気の毒だ。」なんて表現を用い反発を和らげようとはしているが、内容を見れば単に主観として「不快だ。」といっているに過ぎないでしょう。これに関しては、そうね。福島瑞穂議員の反論の方が至極真っ当に見える。

まぁ、例えば米国防総省が同性愛者であると公言して軍務に就くことを認めても「任務に悪影響はない」とする調査報告書を議会に提出したりしている現状から言えば、過度に同性愛者をネガティブに扱うこと自体、古臭いポーズが頭に詰っているように見えるよ。


【作品を創作した者が当該作品に表現した芸術性、社会性、学術性、諧謔的批判性の趣旨を酌み取り、慎重に運用すること。】

学術性は断定的判断ができるだろうけど、創作物である以上、あらゆる物に芸術性は見出されるし、人、それに準ずるものを題材にする以上は社会性も付加される。またユーモアを交えた描写があるのは、ある意味として当然だろうからね。ここを厳密に汲み取ることを前提にするなら判断基準はどうなんだろう。懇意的に振舞うなら付帯決議の意味はない訳だしさ。これこそ本当の意味での良識が問われる。



PTAやら都知事やらの言い分は「見せない、触れさせない。」、つまり考えさせないってことを法律で固めようって言っているに等しい訳だからね。結局、温室育ちが何れ親になって行くってことですよ。

18禁ってことは、いつか触れることになるってことでしょう。18歳なんて区切りは単なる法律上の区切りに過ぎなくて、人間、そのものが大人かどうかは当人の精神の問題。精神的に幼ければ目にすることで発生する青少年云々と同等の問題が起きるじゃん。

やっぱり法律に頼らない大人の責任。保護者のあり方を見詰めるべきなんだ。当の青少年の良し悪しの判断が確りしていれば如何な表現があっても反社会的行為など助長されることなどなく、虚構と現実を区別して純粋に創作物として見ることができるよね。つまり自由であれるんです。




参考にさせていただきました

【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120101000122.html

【毎日ニュース】
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101214ddlk13010236000c.html

【産経ニュース】
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/101215/tky1012152151016-n1.htm

【毎日ニュース】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101208k0000m040122000c.html

憲法9条

2010-12-14 17:46:20 | 日記






やっぱり9条か・・・。まぁ、保守系の人は「あぁ、9条の縛りが・・・。」なんて嘆く訳ですけど、俺は9条下において自衛隊が行える自衛の範囲はもっと広いはずで、それを縛っているのは国民だと思っている訳ですよ。

例えば国際紛争を解決する手段とならず、慣習国際法上において認められた国家の権利であるなら武力攻撃予測事態における先制的自衛権の行使も9条に抵触はしないでしょう。敵の武力攻撃を阻むことにはなっても、その後、行動を続けるか否かは相手しだいだからね。

「日本は相手の武力侵攻を阻む」と言うことで行動を止めるか否かは相手の問題です。日本は相手が侵攻して来たら拒否するのみ。領土紛争なんて見れば解ると思うけど、実行支配に対して相手が侵攻して来た場合、押し戻したとしても相手が領有を主張し行動し続ける限り実質的な解決とは言えない訳でしょう。

自衛隊は敵が侵攻して来た場合のみ阻むのであって、こちら側から侵攻することを想定してはいない。それは自衛権行使の要件を満たす、武力攻撃予測事態における先制的自衛権の行使に適応しても同じです。相手が要件を満たさない限り、日本は行動できない。

日本は極めて高い確率で相手が武力攻撃すると解らない限り動けないのだから拒否的抑止力以上の強制力は発揮できないですよね。こちらからは仕掛けられない以上、抑止力以上の強制力にはならないですよ。どうやっても恫喝にはならないんです。

「拒否的抑止力は構成できても、それ以上の力によって相手を従わせることはできない。」戦力分析をやっているんだから、こんなことは相手だって解るでしょう。つまり自衛隊は攻められれば動くだけなのだから実質的に相手の脅威にはなってない。相手が例えば領有の関して主張を止めるか否かは相手の問題と言う粋からは脱しない。



相手の攻撃を拒否すること、つまり、こちら側に進んで来るのを阻むこと自体は国際紛争を解決する手段とならないですよね。先制的に敵地を攻撃したとしても実質的には拒否しただけなんです。敵性国を占領して強制的に紛争を解決しようと言うものではない。その後の相手が行動を止めるか否かは相手の問題でしょう。

日本が拒否的抑止力を期待しても、それを抑止力足らしめるのは相手ですよ。相手が動けば日本は拒否力を行使するのみ。

あのね。9条は【国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。】と言っているだけの話です。そもそも自衛隊の拒否力だけでは侵攻を阻むことはできても国際紛争を解決することはできませんよ。

武力攻撃予測事態における先制攻撃も含め、拒否に徹して自衛権行使の要件である【急迫性・違法性・必要性・相当性・均衡性】を厳密に守るなら、9条を越えることこそ至難の技です。後は国民の意識と必要性の問題です。

ほら、憲法改正を掲げた安倍元総理、選挙で負けたじゃん。つまり自衛隊の行動の範囲は現時点で国民が縛っているんですよ。でも、解釈の変更までも否定する政党が政権を取っている訳ではない。更に世論調査などを見る限り、解釈で対応すること自体は多くが否定している訳ではないよね。

まぁ、そう言うことです。日本は他国家との条約を前提とした連携を信じて安全保証を成す防衛的現実主義から脱することはできないのだから考察の範囲なんて限られたものです。だから、武力的な安全保証を語る上で、本来は右派も左派もないはずなんです。




右派・左派、色々考えはあるだろうけど、日本にあっては如何に寛容派でもなんや論拠をもって「相手は攻撃して来ない。」と言っているだけで、「死ぬことよりも重要なことがある。」と主張している訳ではないでしょう。

防衛なんてものの必要性とは自存、つまり自らの命を前提にしているのだから、覚悟を伴なわない理念は必要性を越えちゃ駄目なんです。可能性が存在する限り必要性も存在する。後は蓋然性の問題で必要度は判断される訳です。それでも不測の事態は起きるんだ。



仙石官房長官・・・言葉って大切だよね・・・

2010-12-14 15:15:45 | 日記



心情的なことは知らないよ。人間性も知らん。安全保証の方が優位だとか、上から言いたいとか、そんなのも知らんけど、仙石さん。強制力は使いたくない訳でしょう。実質的に貴方達はあくまでも、お願いする側で極めて平身低頭で行くべきなんじゃないですか。流石に甘受とか言えば反発されますよね。

結局、「甘んじて受け入れていただきたい。」ってことでしょう。沖縄県民に対する説得って、まだ始まったばかリじゃん。その段階で快く受け入れる訳ないでじょう。そりゃ当たり前として「なんで沖縄の民意が拒否する基地を甘んじて受け入れなければならないんだ。立場を解っているのか。」ってなりますよ。

甘んじて受け入れるね・・・。不充分であっても与えたものを受け入れて頂きたいってか。ん・・・。そうじゃないでしょう。

政府は沖縄の民意を基地受け入れに向けなければならないんだ。つまり別の部分で補完することによって充分と成すのが政府の役目じゃないですか。それには頭を下げることだって含まれるよ。

実感がないために国民の目が安全保証に向かない場合もあるでしょう。そんな時は国民に代わって頭を下げることだって選ばれた国会議員の役目じゃないですか。国民とは身近なことに目が行きがちだからね。その辺は政治家が補完するべきですよ。

現段階では「理解していただくよう努力する。」が適当だろうなぁ。沖縄県民を説得する立場でだよ。現段階において流石に「甘受していただきたい。」はないと思う。負担軽減やら支援策やら努力を放棄している印象になるからね。

でもまぁ。言った限りは頑張ってください。このままだと、次の選挙には勝てませんよ。それを覆すには成果を積み重ねる他はない。







平和的解決 北朝鮮問題

2010-12-13 02:13:37 | 日記




休戦協定・交戦規定として同等の攻撃しかできないと言ったような縛りがあったとしても、後に韓国は「次は自衛権行使だ。」と主張しているわけですよね。北朝鮮が挑発行為を行えば交戦規則に縛られず自衛権を行使すると言うのが今の韓国の姿勢はこうですよ。これって布石かもね。

国連憲章51条には【国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。】ってあります。

韓国は民主制ですから、つまり民意に押される形になるんでしょうか、あくまでも自然権と捉える気なのかもしれないが、韓国は国連加盟国ですから、自衛権行使である以上、国連軍の支援を得られなくなるような事態になるのは避けるでしょう。つまり国連憲章に沿った自衛権の行使になる。

まぁ、砲撃に遡って自衛権を行使すると言う訳ではなくて次に北朝鮮が韓国に対して武力攻撃を行った場合に自衛権を行使するってことだよなぁ。それってさ・・・あれだよね。

やっぱり、俺の見方が誤っていた可能性もあるかも、「北朝鮮は経済制裁で冬を前に相当に弱っている。中国も面子を潰され安易に武力的支援ができない。」なんて情報を米韓が掴んでいたら北朝鮮の暴発待ちって方向性もあるかもね・・・。これって確かに常套手段ではある。経済制裁は準戦争行為とかってね。





平和主義なんて掲げているけど、抑止力すら上手く扱えない日本の外交なんてハッキリ言ってポンコツじゃないですか。日本では北朝鮮と米韓の間に立って平和的・外交的解決なんて引っ張って来れないでしょう。

能力と意志を見せ付けることで抑止効果を生むって言うのが演習。演習は演習で重要なんだけど、外交力があるなら演習やりながら北朝鮮に外交的アプローチをかけることだってできるんじゃない。

旧社会党系がいたり、またもや社民党に擦り寄ったりして民主党政権は比較的左派に近い政権なのだから日本の左派の底力を見せるチャンスなのだけど、残念。内向き内向きで外には中々向かないよね。また、その他、野党にも期待なんてできないと思えるなぁ。

後は中国の動きしだいだ。日米韓の連携が対中国的意図も含むならこちらから引くって言うことはギリギリまで考えられない。中国が北朝鮮から何らかの譲歩を引き出せれば危機は回避されるだろうけど、北朝鮮が強行で動かないなら危機はいつまでも続くってことさ。

近い将来の最悪の事態として韓国に対する北朝鮮の武力攻撃→韓国の自衛権行使→済し崩し的に米軍の参戦って流れもあるかも、その時に今の日本なら黙って見ていられない。護衛艦と航空機を出して邦人救出くらいはやることになるだろうなぁ。

ん・・・。現時点で平和的・外交的と言った路線は右派・左派問わずに多くが共有しているはずですよね。日本人の多くが「戦争なんてやられたくない。」と思っているでしょう。

韓国と北朝鮮は今まで何度も小競り合いがあった訳ですから、挑発なんてどちらが先とは明確に言えるものではない。それでも現に北朝鮮は武力攻撃を行い民間人が亡くなった。日米韓としては、それをエスカレートされては困る訳ですよね。つまり今後は拒否しなければならない。ただし、まだ武力行使によって叩き潰す段階にはないと言うことでしょう。

従って演習によって能力と意志を見せ付け相手に行動を思い止まらせようとすることも重要となるはずですよ。ここを否定したら話にもなにもならないですよね。でも、それだけでは危機が長く続くことになる、だから先があって「しかし、それだけでは駄目で同時に平和的・外交的手段を模索することが重要になって行く。」と言う話じゃないですか。

「平和的、外交的に解決すべきだ。」と言うのは左派の専売特許じゃないのにも関わらず、対暴力的暴力を肯定する側に浅い論拠で諭すが如く振舞うから反発が起きる。

国家の安全なんて武力的抑止力ばかりで成り立っている訳ではないのは誰でも解るでしょう。武力は根幹で十分に確保するべきではあるが、その上では平和的な予防的外交も重要ですよ。

右翼だ左翼だ、すぐに区切りたがるけど、左派的視点に立っても、右派的視点に立っても現時点で日本は防衛的現実主義で行くしかないでしょう。そもそも9条の縛りがあって考察の幅が狭いんだから見解に大きな差が出るなんてあり得ないよ。

主義主張は問わず、同じ目線で共に考えるべきで、そこから何を見出すかが問われるんでしょう。そして重要なのは「平和的、外交的に解決すべきだ。」と叫ぶことじゃなくて、軍事的オプションも含めた複合的な方法論を導き出すことですよね。