散歩中に見つけた黒光りする実をつけた植物は、立ち姿からワルナスビ(悪茄子)かと思った。
でも、葉っぱの形が違うので調べてたどり着いたのがイヌホウズキ(犬酸漿)。
ナス科には違いなかったけれどバカナス(馬鹿茄子)とも言われるそうで、食えない役立たずということか。
バカナスに似ているガバナンスという言葉を最近よく耳にする。
コーポレート・ガバナンス(企業経営管理体制)の弱い企業は不祥事を起こしてぐだぐだになる。
バカナスは寄り道した横道に生えていたのだけれど、話もかなり横道に逸れた。
このイヌホウズキにはジャガイモの芽や緑変した部分にあるソラニンが全体にあるそうで、美味しそうに見える実は完全に毒の丸薬みたいなものか。
ところが、野食ハンマープライスというブログのなかに『身近な強毒雑草「イヌホオズキ」は実は野菜だと聞いたので食べてみた』という記事を見つけた。
日本の食料自給率は50数%というのだったか。
それなのに、農業の担い手がいなくて放置される農地も多いとか、昆虫食も検討されているとか池上彰さんがテレビで言っていた。
何でも食べてみる好奇心と探究心が身を守ると思われる。
わたしとて今年はどんな新らしい食材に出会えるか、雪解けとともに田舎へ行く。
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