智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

スバルに試乗してアイサイトに驚愕する(前編)

2017年06月01日 | 日記
私は、大きい車を運転する自信が まるで無い。

30歳で造園業に転職し、仕事に必要なので免許を取得し、
初めて乗った車が、職場で与えられたマニュアルのタウンエース。
「車、出してきて」と指示され、初めて独りで駐車場から出してきたら、車の腹をこすっていた。

それから1年間、あちこち傷つけて、ついに上司が赤い額に青筋を立てながら
「車が悪いのか?駐車場が悪いのか?どっちだ!」と問われて
小声で「どちらもです」
その上司、二の句が告げない様子。
それでも、軽ワゴンに変更してくれて、駐車場も変えて以降、一度も問題は起こさなかった。

夫と一緒に暮らし始め、夫はレクサスの2番目に大きい機種に乗っていたが、
山形にさくらんぼ狩りに行った帰り道、高速道路で運転を交代したが、
座席調整に手間取り、しっくりこないまま妥協して、視界も車体感覚もつかめないないまま、
一時間運転して、精神的に疲弊しきってしまった。
車に「乗せられ」て「運ばれ」ているようで、自分が運転している感覚になれなかった。

夫は「(私が運転できる)車が無いと不便だから」と、私を連れてディーラーを巡りをしました。

まずは、クーパー・ミニ。2トーンカラーのブリテッシュ・スタイルにかねてから憧れていた。
乗ってみると、閉塞感に襲われ、エンジン掛けるとそこから突き上げる音と振動が煩く、アクセル踏むと違和感。
次は、フォルクス・ワーゲンのビートル。
座って座席を調整しても、視界が確保できず、運転しても車体感覚がつかめない。
最後は、ベンツのAクラス。先のビートルと同じく、車体感覚がつかめない。

外見は好きなのに、乗りこなせない自分に失望感を抱き、国産車ディーラーへ。
豊田のビッツ、本田のフィット、どこか馴染めず、日産へ。
マーチに乗った瞬間、椅子、車体感覚、アクセル・ブレーキのフィーリングが合い、
夫が「安い買い物になった」と私に笑いながらも、値引き交渉で、更に破格の値段を引き出していました。

あれから10年。
道路や駐車場で見かける素敵な車を見ては、「乗りこなせるかな・・?」と自問自答して、夢見てきました。
一方で、ふとした拍子に、あちらこちらを傷つけては修理にだして、
「バイオニック・ジェミー」のように、元々の体を保っていない、妙に若々しく改善を重ねた、
赤いマーチに、感謝と愛着も抱いていましたが、そろそろ次を検討する時がきたか・・・
でも、どうしよう、考えだけがぐるぐる堂々巡りしていました。

続く




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。