ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【平成22年 師走の七五】12月25日~12月29日

2010年12月31日 | 2011 暮らし雑感
12月25日

● パチンコ店 駐車場での野菜市

100円玉1個でキャベツ、卵、大根、長ネギが買えるという パチンコ店の広告が入ったので行ってみようかという気分が生まれた。

キャベツ 198円 → 50円(一個)
たまご  198円 → 10円(1パック 100パック限定)
 ダイコン 158円 → 30円(1本)
 長ネギ  50円  → 10円( 1本)

 ところがよく見ると キャベツ販売は13:30、 たまごは14:40、 ダイコンは15:30 、長ネギは16:30の時差のついた販売なのだ。
全品種を買うためには3時間いなければならない 。
そこでその間、足をパチンコのほうに運んでね。というわけだ。
4円パチンコ 1円パチンコ 20円スロットとの呼びかけが有り 「他で満足できないなら、ワタシを奪いにきなさい」と美女つきの絵があり 意味深フレーズが添えられていた。

 ● 良い国の予算がたどる茨路
92兆4100億円。
この数字は11年度予算案。
これを「国良い」と語呂を合わせて読ませた官僚がたぶんいたはずだ。 でも無駄遣いを正せば、唸るように埋蔵金は出てくるなどとした理屈は結局画餅だったことがわかった。
一般会計の歳出額が今年度の当初予算と比べ1100億円増の嵩上げとなりそれが92兆4100億円となった。
過去最大の規模だ。
その上、国と地方の借金(長期債務)はGDPの1・84倍。
到底、国良いではない。苦に酔いしれて、いばらの道を歩ませられてるのが実情だ。

12月26日

 ● あいさつがのし餅になって帰る道
苗や藁などでお世話になっている農家に粗品を持って暮れの挨拶へ。 納屋の前で餅つきが行われいる最中で、できたてののしもち一枚をいただいて 帰ることになった。
近くの小さな神社に氏子さんたち6~7人のおじさん、おばさんが 集い落ち葉をはいたり、板壁の拭き掃除をしていた。
今年ももう少しのところまできている。


12月27日
● ツッパリもやがて土俵が怖くなり
今年引退した人の中に千代大海がいた。
中学生の頃は剃りを入れ金髪だった怖いツッパリが相撲界入り、やがて突っ張りを得意技として大関まで昇進。
その千代大海が引退、33歳。
土俵に上がるのが怖くなってきたのも、勇退の 一因だったらしい。

● テキーラをこぼした指にたばこの火
そこでどうなる。
当然、突然炎上、やけど。
アルコール飲料に起因したやけどというのがあるのだ。 
05年4月~10年8月まで18人が救急車で搬送されているとのこと。

● みちのくの白い魔物が手をひろげ
大雪で300台が立ち往生。
福島の国道で車中の一泊を余儀なくされた。
 一方、欧州空港も大雪でマヒ。
簡易ベッドがずらりと並び「まるで野戦病院」 と新聞見出しにあった。


12月28日
 今日は御用納め。

★ 真顔して御用納の昼の酒/ 澤木欣一
俳人澤木の一句が新聞に紹介されていた。
出勤して机の中をかたづけ、資料などもあれこれと整理。
そうこうしているうちに会議室で昼の酒となった。
サラリーマン時代の自己分体験と重なっている句だ。


●戦争をおそれて戦争防げない
そのまんま隣国・韓国大統領の演説だ。
延坪島砲撃で悟ったとして北朝鮮を牽制した発言。
売り言葉に買い言葉をしているうちに殴り合いになることもある。
今回のは、目には目を歯には歯という怖いトーンだ。
 「正論」2月号広告に「列島周辺はすでに戦時、日本人よ覚醒せよ」(中西輝政・京大教授)「核保有は道徳的行為である」あの田母神さんとアナリスト伊藤某の対談。
年末に少しきなくさい臭いがする。


12月29日

● ご内意を受けて赤穂に忍び入り
 「磯田道史の古今をちこちの」の読売連載コラムがいい。
大石内蔵助の母は岡山藩の家老の娘にあたることで藩には大石の親戚も多かった。
赤穂の動静が気になることで藩主のご内意を受けて3人の伊賀忍者が密偵となって城下に潜入。
忍者活動のあれこれが古文書に残り執筆者の目にとまって今回の解説となった。
この人は「武士の家計簿」の作者で、あれは面白い本だった。
私が古文書を独学で読むようになって3年半。
少しは読めるようになってきたが、この著者のように自儘に読み込なせたら随分楽しい人生が送れると思う。


 ● 空風のなかの夕焼け富士の山
今頃の季節、朝は真っ白に見える富士の御山が夕暮れどきには薄墨の色と変る。
畑に出てダイコンを抜きチンゲンサイを大きなバケツに入れて持ち帰る。 私のほうも今日で畑の仕事納め。


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