ぼち吉鉄道

Nゲージ好きな小生の改造・整備の忘備録。
仕事が変わり…時間が無い。

ポイント回路の設計 その4(ATS)

2015-07-15 | 電子工作
ポイントについては、ある程度ご理解いただけたかと思います。
でもご指摘のコメントがあったため、ちょっと修正が必要です。
これはちと時間がかかりますので、後日とさせてください。

例題レイアウトで考察したように、渡り線の優先か?それとも本線優先かでポイントの電源供給が変わります。

そうすると、小生が想定する3つの考え方があります。
1.渡り側の本線走行中は、渡り線は使わない。
2.渡り線使用時は、本線は使わない。
3.渡り線使用時でも、追突の危険がない場合は本線を止めない。

1.2項は、インターロック回路にて制御出来ます。
これは運転条件をどう決定するかで決まります。
で、スイッチ1個とリレー1個で解決します。
3項が、今日の議題のATS回路です。

さて、ATSのためには列車検出が必要です。方法としては、
1.センサーによる列車検出。
2.電流・電圧による列車検出。
この二つに大別されますね。
1項は、リードスイッチや赤外線センサー等が使用できますね。
2項は…、検討中!
よく分からないというか、今頭に浮かんでいる回路がありますが実験しないと…。
1項のリードスイッチ(磁気スイッチ)は、トータンさんが作成されています。
ラッチリレーを使われていますが…、使わなくても自己保持回路でいけます。
エコではありませんが…(^^;
ラッチリレーは、「機械的自己保持リレー」とでも表現できると思います。
ですが、価格が約5倍以上します。
Nゲージの運転はどうでしょう?
2時間もしますかね?
その間のリレーが付勢している電力は…そんなに使わないと、小生は考えます。
ですので、安価なリレー回路でいきます(^^;)

例題レイアウトを下図に示します。

本線と閉塞がある単線レイアウトです。
「本線に2列車いて閉塞に1列車進入した場合、本線列車を止める。」
こういう条件とすると…、まずは列車電源の概略配線。

それの制御回路。

尚、センサーが赤外線になれば、リレーコイルの制御用にトランジスタ又はFETを使う必要があります。
このように、停止センサーと解除センサーに分ける事でリレー回路でもATSを組むことができますね。
欠点は、昨日ジュンパパさんがコメントくださっている事に関連のあるATS作動中に制御電源OFFにした場合、次にonにした時全列車スタートすることでしょうか。
そして、制御フロー及びリレー動作です。

先回よりは、分かりやすく書いたつもりです(^^;)
如何でしょうか?

さてここまで考えてきたのは、一例です。
両渡り線やダブルスリップでは回路は複雑化します。
当然ターンテーブル回路なんて…では、どうしましょうか?

結論からいうと、
「どんな運転がしたいか決める」
「自動制御か手動操作かを決める」
この2点なのです。
そこに至るプロセスが大事な訳です。
「いやいや逆転器くらいは自分で(ショートくらい自分で判断)」「全てオートマチック」「ある程度までは自動」…。
色んな要求がありますが、どんなことをしたいのかを決めるのは各制作者です。

ポイントだけであれば一番最初の回路だけで十分です。
ショートや追突だけ気にすれば大丈夫です。

が、自動制御となると話は別です。
・どんな運転
・どんな禁止事項
・どれを優先
最低限これくらいは決めないと、回路は組めません。
その際、制御フローまたは運転方案くらいは書かないと後で間違いなく混乱します。

以上、電気視点でものを書きました。
分かりにくかったり、いや違うよ?なんてご意見あると思います。
いいんです(^^;
電気の制御回路ってそんなものです。
回路って色んな組み方できます。
基本だけ抑えて、後は自由に組んでみてください。
無論、ご相談などはどんどんしてくださいね(^^)


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