能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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円安はどこまで進むのか?七重苦の日本経済への処方箋 経済が強くなることが最大の安全保障だ!

2012年12月01日 | 社会・経済

円安が進んでいます。

82円台。

ユーロは106円台。


安倍自民党総裁のコメント、白川日銀総裁のメッセージ、原油・LNG等の資源輸入による貿易赤字、日中経済の行き詰まり・・・さまざまな要因はあるのでしょうが、やはり過度な円高は日本の産業界に大きな打撃を与え続けます。


現在の日本経済に立ちはだかる6つの困難のうち、円高さえ是正されれば、苦戦の続く日本の基幹産業も息を吹き返すとは思います。


1.円高


2.高い法人税率


3.自由貿易協定の出遅れ


4.強い労働規制


5.環境規制強化


6.電力不足


7.少子高齢化


他国ではあまり見られない七つの壁が立ちはだかるニッポン。


日経新聞2012.12.3号で永守日本電産社長は、同誌のインタビューに答えています。


「従来型の総花的な公共工事ではダメだ。そんなことより、産業のミクロ政策を大胆にすべきだ。たとえば、自動車や電機など国際競争が厳しくなっている産業を中心、国内工場などに大規模投資をしたり雇用を増やしたりしたら法人税を大幅に下げるといった政策を取らなければ効果はない。」


「政府は競争の激しい分野で勝てる企業になるよう規制緩和や税制で後押しすべきだ。」


「セットメーカーを復活させなければダメだ。」


「経済が強くなることが最大の安全保障だ。」


「日本にもっと留学生を呼び込める改革に取り組むべき。」


「経済政策は、二の矢、三の矢を講じなければダメ。」


「政治家は、日本経済や産業の将来像を国民に見せないといけない。」


永守さんのような方が経済産業大臣になれば、今の日本経済のフレームは大きく変わり再び国際競争力を持てるようになるようにも思います。


まずは、1ドル100円・・・個人的な願望です。

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