政府、岸田政権の打ち出した「人への投資」。
リスキリング(学び直し)に対して5年間で1兆円を突っ込むことになりました。
今までのように法人支援ではなく、個人の学ぶ支援が中心になるようです。
世界で一番学ばないと言われる日本のビジネスパースン、働くモチベーションも先進国で最下位・・・税金の無駄遣い???ちょっと心配です(笑)。
米国では人種差別を回避するために、日本以上の学歴社会になっています。
学歴で給与、出世が決まるため、社会人になっても(借金してでも)MBA(経営学修士)や学士の資格を必死で目指します。
日経ビジネス誌2023.8.21の特集は「残念なリスキリング 成果が出ない勘違い5選」。
今、企業が悩んでいる旬のテーマです。
Contents
PART1 成否を分ける5つの勘違い
PART2 リスキリングは仕組み化できる
PART3 自発的な学びを企業成長の起点に
リスキリング 5つの勘違い
1 中高年がやるもの
2 DXについて学ぶ
3 人事部任せ
4 就業時間外にする
5 優秀な社員が転職する
IBM、花王、富士通、全日空、ヤフー、セールスフォースなどのリスキリング先進事例が紹介されています。
「5つの勘違い」を逆にするとリスキリングの成功パターンが見えてきます。
「全社員で」「これからの仕事に必要なことを」「全社を挙げて」「学習時間を捻出し」「学ぶ社員を育て」続けていく・・・。
当たり前と言えば当たり前ですが、これが出来る企業組織は、ごく一部にすぎません。
最近では、人的資本経営ということも重視されてきました。
株主に代表されるステークホルダーにも、財務諸表と同様に、定量化、数値化した人的資源を開示しなければならない時代に突入しました。
人的資本経営を支えるのは、まさにリスキリングだと思います。