能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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皇居で開かれる歌会始の「お題」は、その年への期待と予測?令和4年のお題は「窓」明日に開かれた1年になってほしいものです

2022年01月09日 | 社会・経済

今年、皇居で執り行われる「歌会始(うたかいはじめ)」のお題は、「」です。

歌会始の儀式・・・天皇皇后両陛下や皇族の方たちと国民が短歌で結びつく伝統行事です。

 

新型コロナウイルスに日本のみならず世界中が翻弄された令和3年・・・。

世界中でたくさんの人が亡くなり、経済は疲弊し、社会は閉塞感に覆われています。

令和4年のお題は「窓」・・・明日に開かれた1年になってほしいものです。

窓と言えば、窓明り、窓口、出窓、ウインドウ、窓枠、窓辺といった言葉が浮かんできます。

どちらかと言うとポジティブ、未来志向、前向き、明日に繋がると言うイメージです。

漢検の「今年の漢字」が1年を振り返る過去形であるのに対して、歌会始のお題はその年への期待が込められた未来形です。

個人的には、宮内庁の陰陽師や風水師が決めているのではないかと思っています(笑)。

風水や暦、占いなどから、新年のトレンドを漢字1文字で表す・・・。

とても深い意味が込められていると思います。

個人的にも、その年の目標設定、経済状況の予測、世相の動き把握などに活用しています。

光→望→実→窓・・・少しずつ明るい希望を感じさせます。


歌会始お題 平成20年~令和3年

令和3年「実」・・・コロナ発生の翌年

令和2年「望」・・・コロナ発生
平成31年 「光」・・・西日本豪雨災害の翌年
平成30年 「語」
平成29年 「野」・・・熊本地震の翌年
平成28年 「人」


平成27年 「本」
平成26年 「静」
平成25年 「立」
平成24年 「岸」・・・東日本大震災の翌年


平成23年 「葉」
平成22年 「光」
平成21年 「生」・・・リーマンショックの翌年
平成20年 「火」


宮内庁のホームページでは、昭和22年からの歌会始のお題が出ています。
ちなみに昭和22年のお題は、「あけぼの」です。

日本は、まだまだ焼け野原・・・。

戦後、新生日本に弾みをつけるために出されたお題だと思います。

 

昨年は、コロナのため2か月遅れて歌会始の儀が実施されました。

お題は「実」。

天皇陛下

人々の願ひと努力が実を結び 平らけき世の到るを祈る

皇后さま

感染の収まりゆくをひた願ひ 出で立つ園に梅の実あをし

実に趣のある歌です。

今年は、どのような歌を詠まれるのでしょうか?

令和4年のお題「窓」が開いて、令和5年のお題が、「喜」「歓」「楽」「幸」といったポジィティブワードになれば、いいなあと思います。


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