能率技師のメモ帳 中小企業診断士&社会保険労務士のワクワク広島ライフ

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

400円ラーメン「ひよこ」 デフレ時代、しぶとくサバイバルする広島の「とんこつラーメン専門店ひよこ」

2018年07月24日 | グルメ
事務所のそばにあるラーメン屋さん「ひよこ」。
 
看板には、「とんこつラーメン専門店ひよこ」と表記されています。

月に一度はランチに行きます。
というか、生きのびているかどうかを確認に行きます(苦笑)。

DIY、手作り感満載のお店・・・
お世辞にも綺麗なお店とは言えませんが、なかなかのお味です。


そして、ラーメン一杯、400円(税込)。
大盛にしても、400円。
ゆで卵1個、薄いチャーシュー4枚、山盛りのネギが入っています。
デフレ時代の寵児です。

ラーメン一杯の相場は、650円~800円といったところですが、その半分近くの価格設定。
リーマンの味方です。

JR広島駅から、旧山陽道を少し進んだところにあります。
開店して、もう20年くらいは経っていると思います。

飲食の世界では、FL比率とかFLR比率といった経営指標があります。
F(food)は原価、Lは人件費(labor)、R(rent)は店舗賃借料。
FL比率が55%以下、FLR比率が70%以下というのが一つの目安です。

「ひよこ」は、古い店舗、手作りの内装、おじさん一人のワンオペ、麺も店内で製造といった創意工夫で、FL比率やFLR比率を下げています。
おそらくFLR比率60%程度。

1日100名(客単価400円)が入るとして日商4万円、月商(25日稼働)で100万円、年商1200万円。
おじさんの手元には、500万円位のキャッシュが残ると思います。

そして、大盛ラーメン400円という価格。
経営者のおじさんの経営手腕が効いています。


頑張ってほしい、広島の小さなラーメン店「ひよこ」です。
この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 経営の失敗学 地雷排除が行... | トップ | カープ、甲子園で阪神に3-... »
最新の画像もっと見る