能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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憲法記念日・・・平和憲法の改憲気運は高まっていないようです 年に一度、日本国憲法の全文を読む1日

2023年05月03日 | 社会・経済

今日5月3日は憲法記念日です。

毎年この日は、日本国憲法の全文を読むようにしています。

わずか103条・・・ゆっくり読んでも1時間です。

進駐軍からの押し付け憲法でという言説もありますが、素直に読むと実に理想、リベラルが詰め込まれた憲法だと思います。

共同通信社の調査によると改憲気運は高まっておらず、71%は現状維持で良いという世論だそうです。

戦後、先進国の中で憲法を改正していないのは日本だけ。

ヨーロッパ諸国も時代の流れに合わせて改憲しています。

ただ、世界情勢は時々刻々と変化しており、地政学的に見てもリスクはどんどん高まっているように思います。

さらに、AIやGAFAMといってビッグテックの寡占化、ブレーキがきかない少子高齢化、労働力不足、国際競争力の低下・・・この国の先行きは実に多難・・・。

憲法についても、将来の「あるべき姿」をデザインし、再考、熟考しなければならないのではないでしょうか。

若き日、法学部法律学科に入学し、最初に受けた授業が憲法でした。

法律学科の先輩が教える憲法・・・彼はフランスのサン・シモンの研究者でした。

「憲法は、民法や刑法などと異なる。国家権力の暴走を歯止めするための法律だ」

目からうろこでした。

フランス革命や名誉革命、アメリカ独立戦争など世界史の中で、民主主義を希求する国民が立ち上がり、国家権力をマネジメントするための法律を作った・・・。

この視点を持つだけで憲法の読み方が変わってきます。

憲法記念日・・・この国の持つ民主主義、自由主義、平和主義を守り続けていくために、憲法について考えることは実に大切だと思います。


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