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マーケティング5.0 フィリップ・コトラー教授、まだまだお元気です!「マーケティングの父」の新常態のマーケとは?

2020年11月15日 | マーケティング

日経ビジネス誌の連載「世界の最新経営論」。

今月は、「マーケティングの父」フィリップ・コトラー教授が登場。

1931年のお生まれですので、今、89歳。

ドラッカー博士も含め、マネジメント学者はご長命です。

コトラー流マーケティングの変遷

 

マーケティング1.0 古いマーケティング。何かを必要とする人を見つけて売ること。

 

マーケティング2.0 ただ「あなたにこれが必要です」と言うだけではなく、「助けたい」と感情を込める。消費者志向。

 

マーケティング3.0 人々の性格や信念を高次元で理解すること。「世界も自分も友人素晴らしい」。価値を訴える。

 

マーケティング4.0 デジタル革命により引き起こされるマーケティングを理解する。

 

マーケティング5.0 あらゆるデジタルツールの活用。AI、VR、マーケティング情報などトップ企業が理解し使うべきツール。

 

「マーケティング5.0」は、2021年初めに完成するとのこと。

コトラー先生の情熱には、アタマが下がります。

プロダクトアウト、マーケットイン、ソーシャルマーケティング、そしてデジタルマーケティングへ。

自由資本主義社会をマーケティングとするならば、マーケティングのコンセプトは、よりソーシャル、グローバル、公共、環境、平和に向けて動いているように思います。

ESGやSDGsの潮流の上を流れているんですね。

来年のコトラー先生の書籍、楽しみにしています。

 

日経ビジネス誌2020.11.16号の特集は、「あなたの知らないGAFA コロナで膨張する巨人たち」。

こちらも楽しく読むことが出来ました。

GAFAやマイクロソフトを含めたGAFAMは、米国ではあまり使われないことを始めて知りました。

「The Big Four」「Big Teck」と呼ばれるのが一般的だそうです。

そういえば、S・ギャロウェイの著書「GAFA 四銃士が創り変えた世界」の原題も「The Four」でした。

プラットフォーマーを取り巻く状況を世界、独占、社員といった観点から面白おかしく解説しています。

読んで楽しい日経ビジネス最新号でした。


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