今日は、海の日、祝日です。
世界で最も祝日が多いと言われているニッポン。
年次有給休暇が取りにくいための策だという説もあります。
「24時間働けますか」のCMソング・・・栄養ドリンクのコマーシャルソングが耳から離れない昭和世代(笑)。
有給休暇を取る後ろめたさ、職場の同僚に迷惑をかけたくない、病気のために有休をとっておこう・・・昭和、平成の時代は、休むのが難しかったように思います。
が、令和の時代・・・少子高齢化、人口減少、労基法の改正などにより、休むことが美徳であり義務である時代に入っています。
日経ビジネス誌2024.7.15号の特集記事は、「休めニッポン 疲れた会社は稼げない」。
休みの取れない会社に明日はないと指摘しています。
Contents
Part1 休めば上がる生産性 問われる経営能力
Part2 休みやすい5社 後ろめたさを排除
Part3 使える「休ませテック」隠れた不調を発見
冒頭ではユニクロの柳井正社長が登場。
「休みを取らないのは罪悪」と喝破します。
わずか40年で売上高3兆円企業を創り上げた柳井さんは、若き日には休みを返上して仕事をされていたようです。
今では「空白の時間」を創るために年に3回、長期の休暇を取られているとのこと。
趣味のゴルフやハワイ旅行、読書三昧で充電されています。
マイクロソフトのビル・ゲイツさんも「シンクタイム」という長期休暇を年間何度も取得しているとのこと。
経営トップから率先して休むことが、良い社風を作るのだと思います。
同特集では、DMU森精機、クボタ、オリックス、ジャパネットなどの「休み」先端企業が紹介されています。
若きミレニアム世代、Z世代も「報酬より休み」という価値観を持った人が大半とのこと。
休めない会社は、優秀な若手社員が離脱していくそうです。
時代は変わったんですね。
しっかり休んで、しっかり働く、働き方を見直し生産性を高めることが重要な時代に移行しました。
先進国の中で有給休暇の取得率が最下位の日本・・・。
休んで充電することで、国際競争力を上げることが出来るかもしれません。
昭和世代として、ちょっと抵抗があるのですが、「もっと休もう!」キャンペーンが日本人を豊かにすると思います。