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常勝投資家が予測する日本の未来 2025年に何が起きているのか?7年後のニッポンの姿を予測

2018年02月23日 | 本と雑誌
ちょっと面白い未来予測本を手に取りました。
未来と言っても、7年後の日本。
東京オリンピック、パラリンピック後の世界です。


常勝投資家が予測する日本の未来 2025年に何が起きているのか?
玉川陽介著  光文社新書 780円+税

著者の職業は、投資家。
20歳代で情報処理受託の会社を立ち上げ、上場企業に売却。
100億円の資産を持つ「常勝」投資家とのことです。

著者は、「金融経済」「情報技術」「社会システム」という3つの切り口から、日本の7年後を予測していきます。
見立て、目論見も、かなりポジティブで、世界経済、日本経済も明るいと指摘しており、読んでいて楽しい一冊です。

目次

第1章 金融経済のゆくえ 
・日本はふたたびバブルを経験する
日本経済の躍進は東京五輪のあとも続く
・アジア人富裕層が経済移民として押し寄せる
・地方にこそ世界を変える夢がある

第2章 情報技術のゆくえ
・渋谷のビル街の栄枯盛衰
・キラキラした経営理念の裏にギラギラした別の夢
・まとめサイトは終わり理工学ベンチャーへ
・1対n産業で日本の製造業は再び輝きを取り戻す
・人工知能と遺伝子情報で情報工学は神の領域へ

第3章 社会システムのゆくえ
・古典と漢文は社会で役立たないのでなくなる
・英語は誰でもできる時代に
一億総契約社員時代の到来
・一致団結のチーム戦から成果報酬の個人戦へ
士業の多くは仕事がなくなり廃業する
・社会的地位の向上する現場系士業
・天下りと利権団体は解体される
・購買履歴で個人の行動が丸裸に

学者でもなく、エコノミストでもない投資家である著者が語る日本の未来・・・なかなかリアルで生々しい切り口が面白いです。
各章の最後にあるコラムも、なかなか新鮮です。
ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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