江戸が開府されて、400年ちょっと。
最近、江戸の関係本を読んでいます。
江戸時代中期、江戸の街は、世界最大級の人口を有する巨大都市でした。
100万人の住むメガロポリス。
風水を取り入れた江戸の街は、ウォーターフロントや内陸部に向かって、どんどん拡張されていきました。
江戸城を中心とする武士の社会・・・それを支える商人や職人。
100万人の人たち・・・しかも平和で安定した理路整然、民度の高い都市・・・。
そんな街は、世界中を見渡しても、江戸しかなかったように思います。
江戸はスゴイ 世界一幸せな人びとの浮世ぐらし
堀口茉純著 PHP新書 880円+税
著者の堀口茉純は、アイドルのような美人さん。
アイドルならぬ「お江戸ル」として、マスコミにも登場されています。
最年少で江戸文化歴史検定1級に合格した才女。
同書は、地図やイラスト、著書の独特なくだけた文体で面白おかしく読むことが出来ます。
一番おもろかったのが、食べ物の話。
天ぷら、江戸前寿司、蕎麦、うなぎ、初カツオ・・・。
屋台メシから始まった単身赴任者、独身男子のための、ファストフード、外食天国のEDO。
人口の3分の2が男子だったことが、異常な食文化を生んだのです。
目次
其の1 実はこんなにスゴかった!世界が驚く江戸城下町のヒミツ
其の2 城下町探検 ようこそ!大江戸観光ツアーへ
其の3 アレ、けっこう楽しそう(笑)!江戸町人の暮らし
其の4 役者・アイドル・スポーツ選手・・・憧れのスターたち
其の5 異常発達 食文化
其の6 毎日がスペシャル!とにかくイベント好き
まさに、「お江戸は世界史の奇跡!」
世界一幸せな人びとの浮世ぐらしに接することにより、今の東京での生活に彩を添えることができると思います。
一読いただきたい一冊です。