能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

イノベーション成功と失敗の理由 33の法則 欧州のイノベーション事情 33の法則・・・

2014年08月05日 | 本と雑誌

イノベーションと言うと、アメリカ。

シリコンバレーや米国東海岸のイノベーションの聖地がシンボリックです。

今回ご紹介する一冊。スイスの学者とドイツの経済学者が発刊したヨーロッパ発のイノベーション本です。

本文の事例の中に、欧州企業の事例が次々登場。

日頃、接することの少ないヨーロッパのイノベーション事情が分かります。

 

「イノベーション成功と失敗の理由 33の法則」

オリヴァー・ガスマン、サシャ・フリージケ著 山内めぐみ/黒川亜矢子訳

さくら舎 1500円+税

 

この本の面白いところは、33の法則にユニークなネーミングがつけてあるところです。


・再結合の法則

・ビートルズの法則

・ロジャースの法則

・クロスインダストリーの法則

・ウォークマンの法則

・スリップストリームの法則

・ゴアの法則 ・・・


なんと33の法則名で読者を喜ばせます。


33番目は、「未来の法則 まだ誰も手を付けていない世界」。

そして、その次に「あなたの法則」というホワイトスペースが出てきます。


二人の欧州学者が世に問う一冊。

暑い夏の読書には、なかなか刺激的な一冊だと屋もいます。


「イノベーションとは、だれもが持っている能力である。」


「イノベーションは、企業が生き残っていくための本質的な課題である。」


「イノベーションとは、変化とひらめき、熟練の技と情熱と能力によって成功に導かれる。」


「イノベーションの失敗の最大の原因は、企業に広がる模倣精神だ。」


「イノベーションで、エンジニアが引き起こす失敗には、2つの要因がある。一つ目はエンジニアが顧客に寄り添いすぎることであり、2つめはエンジニアが技術に寄り付きすぎることである。」


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする