能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

コンサルタントの「ひと言」力 野口吉昭著・・・今、変わらなかったら、ずっと変わらないですよ!

2013年06月06日 | 本と雑誌

話の流れを一気に変える!コンサルタントの「ひと言」力 

野口吉昭著

PHPビジネス文庫 820円+税


著者は、コンサルティングファームHRインスティテュート代表の野口さん。


コンサルタントが日々の仕事の中で使う効く一言の集大成集です。


3.11のエピソードから始まる「はじめに」から、読者を惹きつけます。

トヨタのナゼナゼ5回、ホンダのA00(エーゼロゼロ)などを取り上げ、目的にたどり着くための決め台詞を探索する一冊です。


わたしの気に入っているのが、


「それって、やってて楽しいですか?」


という決め文句。


楽しくもないことを、仕事と称して一生懸命やっているニッポンの会社・・・。

本当に悲しいことだと思います。

社員は委縮し小さく縮こまり今日のことしか考えていない・・・。

それってホントーに楽しいですか?と聞きたい今日この頃です。

この本で野口さんがピックアップしている話の流れを一気に変える!コンサルタントの「ひと言」について、お気に入りを見ていきたいと思います。


「そもそも目的は何でしたっけ?」


「HowよりまずはWhatです」


「時を告げるのではなく、時を作る」


「そんなにひどいのに、よく持っていますね」


「いまかわらなかったら、ずっと変わらないですよ」


「誰が選んだのでもない。あなたが選んだのです。」


「強みがないなら、作るしかありません。」


「今までも、今も、これからも人をあきらめない組織だ」


かなり強烈な突っ込みフレーズがあったと思います。

でも、クライアントのため、シンプルな言葉で突っ込む・・・。

経営コンサルタント・・・なかなかやりがいのある仕事であると思った次第です。


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