八ヶ岳の麓 ログハウスの宿 Tombouctou 徒然記

八ヶ岳の麓、標高1,300mの富士見高原にあるログハウスの宿のオーナー雑記帳
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庭で2番に咲いたバラはロサ・スピノシシマ・ルテア

2011-06-10 10:24:24 | ガーデニング

ロサ・スピノシシマ・ルテア

バラの花もこれから本番ですが、今年はロサ・ユゴニスに先を越されたスピノシシマ・ルテアが開花しました。このバラは山椒のような葉が特徴で、寒さに強いバラです。実は、隣に山椒を植えてあり、近辺で作業していると山椒の香りがします。


庭で最初に咲いたロサ・ユゴニスは満開

 

テラスでは、パルファン・ドゥ・レイも咲いていました。他の蕾は真っ直ぐに上を向いているのに、この花は下向きでした。手に持って匂いを嗅ぐと強いオールド・ローズの良い香りがしました。名前に恥じない香りです。


パルファン・ドゥ・レイ / Parfum de I`Hay

 

イングリッシュ・ローズのジェントル・ハーマイオニーとムンステッド・ウッドも咲いています。 

 
ジェントル・ハーマイオニー/Gentle Hermione 


ムンステッド ウッド/Munstead Wood


納豆菌でバラの消毒

2011-06-10 08:55:45 | ガーデニング

納豆菌の親戚のボトキラー

バラの開花は標高が高いので、東京より1.5ヶ月以上は遅れます。庭のバラもこれからが本番ですが、この時期は梅雨と重なるためバラも病気になりやすいです。オールドローズなどは初夏に1回しか咲かないものが多いので、病気で花が見えないと来年までお預けとなります。特に、この時期は低温で湿度が高いので、灰色カビ病(ボトリテス菌により花などが灰色に腐敗する)によって蕾の状態で腐敗してしまうものもあります。ボビージャームスの様に木が大きくなって、小さな房咲きの花が咲く品種がかかり易いように感じます。多分、木がこんもりとし、内側が風通しと日射が悪いためだと思います。

そこで、昨年はインプレッション水和剤という納豆菌の親戚で消毒しました。その結果、今までよりも灰色カビ病が出なくてボビージェームスに沢山の花を見ることができました。そこで、今年は同じ作用で違う銘柄であるボトキラー水和剤で消毒をすることにしました。ボトキラーの方が安のですが、小分けしてしてないのでデジタルハカリも園芸用に購入しました。 この薬剤はバラの病気の原因となるカビの菌類がバラの上で育つ前に、薬剤に含まれるバチルス菌が植物の上で病原菌の住みか、エサを先取りしてしまうものです。従って、病気になる前に散布する予防薬です。


単一6本使用の散布器

「バチルス ズブチリス」菌は納豆菌の親戚で動物には無害で、納豆の臭いもしませんので安心です。化学薬品の殺菌剤の様に耐性菌も生じないなどの利点もあります。何より、動物に有害な成分が入っていないので作業も気軽にできます。

今回は、バイオゴールドのニームオイルも混ぜました。ニームオイルはニームの木から抽出したオイルで害虫から植物を守る作用があるとされています。展着剤としてアプローチBIを加えました。

 


ニームオイルと展着剤


消毒は年2回程度しかしません。バラの本などには月に2回程度、色々な薬剤を散布するように書いてあります。しかし、バラを売っているのではないので、自然の薬剤を負担にならない程度で散布するだけです。その他に使用する薬剤はイオウフロアブルです。これは簡単に言えば温泉の湯の花のようなものでイオウの粉末です。散布の後は温泉のような臭いが少しします。今年は未だ散布していませんが、うどん粉病や黒点病用です。

一時的な効果が大きい化学製品の消毒はほとんどしないため、庭には虫などもいます。しかし、ジョウビタキやシジュウガラなどの野鳥が虫を取ってくれるため、大きく増えることもありません。以前、ジョウビタキを観察している野鳥の会の方が、ここの庭は鳥にとってはバラや草木が多くて隠れる場所があり、虫もいて絶好なところだとおしゃっていました。

 

 

 

 


少しずつ花が咲き始めました

2011-06-07 10:38:33 | ガーデニング

クレマチス・モンタナ・ルーべンス

クレマチス・モンタナ・ルーベンスが満開になりました。バラに絡み付いてログの壁を這い上がってきます。別の場所に植えてあるモンタナ・スノーフレークもあと2日ほどで咲き始めそうです。


クレマチス・モンタナ・スノーフレークの蕾

 

庭の草花も緑が濃くなり花も増えてきました。ツツジ、ジキタリス、ヤグルマギク、ワスレナグサなどが咲いています。


アプローチ付近の庭

 

テラスも緑色であふれてきました。バラのボビージェムスがアーチを覆っています。もう暫くするとガーデニング小屋で越冬させた鉢植えのバラも開花しそうです。


緑濃くなった玄関付近のテラス

 

 
春先室内で育てたムンステッド・ウッドもまた咲きました

 


GWに満開になったカクテルも再び咲いています

 


冬に室内に避難しておいた鉢植えのフレンチタイムも開花、隣はローズマリー、両方とも料理用です。

 


野菜用のプランタに、こぼれ種から育ったビオラ、肥料が効いているのか一株でこんなに大きくなった。

 

 
フロックス・ムーディーブルーが満開になりました

 

 

 

 


フウロソウ(ゲラニウム)も咲き始めました

2011-06-07 09:36:26 | ガーデニング

黒花フウロ(ゲラニウム ファエウム:Geranium phaeum)

黒花フウロは、ゲラニウムのファエウム種でヨーロッパ地方に自生する原種のゲラニウムだそうです。かなり長い花茎を伸ばして小型の花が沢山咲きます。株も年々大きくなる強健種です。宿の庭では早く咲くゲラニウムです。

 


アケボノフウロ(ゲラニウム サンギネウム :Geranium sanguineum)

アケボノフウロは、ゲラニウム・サンギネウム種で、コーカサス地方・北トルコに自生する原種のゲラニウムです。濃いピンク色が特徴的です。

 


ゲラニウム ジョンソンズ ブルー(Geranium 'Jonson's Blue')

園芸種のゲラニウムで人気の高いジョンソンブルー、花径も5cmぐらいで比較的大きいいです。これも強健で何もしなくても庭から毎年出てきます。   


6月初めの蓼科バラクラ

2011-06-02 18:39:39 | ガーデニング

用事のついでに蓼科のバラクラに立ち寄りました。今月には友の会の期限が切れるのでその前に無料のお散歩です。今月中旬から開かれるフラワーショーの前で、未だバラはほとんど咲いていません。アリウム、モンタナ系クレマチス、ブルーベルなどの宿根草が咲いていました。平日なのにお客様も比較的多かったです。昼時なのでレストランでランチを召し上がっている方もおり半分ほどの席が埋まっていました。少し高いけれども緑に囲まれて雰囲気は良いです。私も一度だけランチを食べたことがあります。


アリウムとクレマチス・モンタナ


白花のゲラニウム、ピンクと白で綺麗です

 


(イングリッシュ?)ブルーベル

 

唯一咲いていたバラは、昨年もブログで書いたヒドコート・ゴールドです。棘が特徴的なばらです。花はロサ・ユゴニスと大変似ています。


Rosa sericea omeiensis var. hidcote gold
ロサ・セリケア・オメイエンシス・ヒドコート・ゴールド

 


フロックス・ムーディーブルー

2011-06-02 17:29:17 | ガーデニング

フロックス ムーディーブルー (phlox pilosa ‘moody blue’)

昨年購入したフロックス・ムディーブルー、バラのスタンダード仕立ての苗の足元に植えました。冬を越し新しい枝が伸びて大きくなりました。昨日、花が咲き始めました。予想以上に大きくなったので、庭にも植えようか思って耐寒性を調べました。ガーデニング小屋で冬を越したのでマイナス10度ぐらいは平気ですが、庭ではマイナス15度以上は必要です。日本の園芸店の通販ページには半耐寒性と書いてありましたが、米国のサイトではzone4(マイナス29度以下)まで可能とあります。強健種そうなので庭にも植えてみようかと考えましたが、更に調べると鹿が好んで食べるとのことでした。ここでは難しそう。

バラの鉢の中に植えているので肥料が効いているのか、同じような環境に植えてあるビオラもかなり大きくなりました。これは、昨年のこぼれ種で芽を出したものです。


こぼれ種で発芽したビオラ

 

庭で、昨年植えたかもしれない名前を忘れた紫の花が咲いていました。花が咲く前に雑草として抜いていなくて良かった。

 
名前が不明な宿根草

 

 

 

 


庭で一番乗りはロサ・ユゴニス、テラスではベーシーズ・パープルローズ

2011-06-02 16:59:47 | ガーデニング

今年庭で一番最初に開花したのは、ロサ・ユゴニスです。5月末に梅雨入りしてから天気が悪く気温も低いのですが、一輪の花が咲きました。このバラは中国で発見された原種系バラですが、葉っぱなどはスコットランドのスピノシシマ系のバラと同じようです。どこかで繋がっているのでしょうか?

 

テラスの鉢植えのバラでは今年購入したベーシーズ・パープルローズが開花しました。このバラの色は名前にあるように深いパープルで雄しべが黄色、花芯も花びらと同じパープルと個性的な色合いです。寒さに強いハイブリッド・ルゴサ(ハマナスの園芸種)です。




ベーシーズ・パープルローズ(Basye's Purple Rose)

 

ロサ・ユゴニスと同じ一角で日陰の所にロサ・キフツゲートが植えてあります。既に植えてから3年以上経っています。昨年あたりから成長が加速していますが、未だ花が咲いていません。今年に期待しています。枝の長さでは宿にあるバラの中でも2番目まで長くなっっています。


ロサ・フィリペス ”キフトゲート”  Rosa Fillipes "Kiftgate"