八ヶ岳の麓 ログハウスの宿 Tombouctou 徒然記

八ヶ岳の麓、標高1,300mの富士見高原にあるログハウスの宿のオーナー雑記帳
地域情報、ガーデニング、グルメ、お出かけ

富士見高原の清掃ボランティア

2014-05-29 22:48:21 | ガーデニング

今日は富士見高原の清掃ボランティアに行ってきました。午前中に2時間半ほど参加した方が手分けして道端のゴミや空き缶を歩きながら拾いました。

私の担当したのは鉢巻道路の周辺です。

散歩しながら道端の草花を見ながらの清掃です。

鉢巻道路の両脇20mは国有地で、以前はカラマツなどが密生していましたが、それらを伐採して今は桜や紅葉やツツジなど低木の落葉樹を疎らに植えてあります。そのため、人がその中を歩き易くなっています。私は、その道路脇の国有地の中のゴミを拾うことにしました。

 

 

 スミレ

 

 イカリソウ

 

日当たりの良いところには、フデリンドウが咲いています。

 

 

絶滅危惧種に指定されているカイジンドウ

カイジンドウ(甲斐竜胆;Ajuga ciliata var. villosior)、甲斐の国のリンドウという意味だそうですがシソ科キランソウ属です。日本固有種で絶滅危惧種に登録されています。学名から分かるように園芸店で売っているアジュガと同じ仲間です。

 

 

ノコギリソウ(Achillea alpina)

ノコギリソウはアジアの高山帯(標高1000m以上)に自生します。上のノコギリソウは昔から日本にあるものですが、一般的に多く見かけるのは西洋ノコギリソウ(Achillea millefolium)で明治時代に渡来したものです。西洋ノコギリソウは国内で野生化していて、宿の庭でも多く見かけます。いくら抜いてもいつの間にか増えています。

大変よく似ていますが、葉の形が少し違います。下の写真は上の写真を拡大したものですが、葉の切れ込みが鋸状です。

 

葉の切れ込みが鋸状のノコギリソウ、シンプルな鋸状です。

 

たまたま、先週のブログに庭の西洋ノコギリソウの写真を乗せていたので比較してみます。 

 葉の切れ込の形が、鋸の歯が更に沢山切れ込んで複雑になっています。こちらは西洋ノコギリソウです。 学名のmillefoliumは千枚の葉の意味で、写真からそのことが分かります。因みにケーキや料理で使うミルフォイユも同じ語源ですね。

 

 

 

 マムシ草、形が似ていますが、やはり毒草の様です。

 

 

 鉢巻道路脇の国有地には道路に沿って鉢巻トレイルと称した散歩道が設けてあります。ここを野の花を見ながら散歩するのも楽しいです。

 

 

 

 この花は、名前を知りません。先日、日野春ハーブガーデンで買ったココナッツ・タイムにちょっと似ていたので、葉を潰して匂いを嗅いでみましたが違いました。

 

 

 

ヒメバラモミの葉と松ぼっくり

 

 鉢巻トレイルには絶滅危惧種のヒメバラモミの木もあります。長野県と山梨県の一部にしかなく、個体数は2000以下になっているそうです。これを人工的に増やす試みが富士見町で行われています

 

 

 

鉢巻トレイルには富士見台と称した富士山が良く見える場所があます。

 

 今日は曇りで富士山が残念ながら見えませんでした。


今年最初のバラが咲きました

2014-05-28 20:18:20 | ガーデニング

朝晩は未だ肌寒いですが、昼間の気温は25度近くまで上がる日が多くなりました。

今年最初のバラが咲きました。いつも1番早く咲くことの多いロサ・ユゴニスです。このバラは中国で発見された原種系バラですが、葉っぱはスコットランドの野バラ(スピノシシマ系)と同じで山椒の様です。どこかで繋がっているのでしょうか? 寒さに強く、なにも手入れをしなくても沢山咲きます。

 

ロサ・ユゴニス(R. hugonis)

 

 

ロサ・ユゴニスの傍のログの壁ではクレマチス・モンタナ・ルーベンスが咲き始めました。

 

 クレマチス・モンタナ・ルーベンス

 

クレマチス・モンタナは名前の如く山の気候に大変あっているようで沢山の花が咲きます。モンタナ・ルーベンはややピンクぽい白色の花です。

 

 

 テラスの鉢に植えてログハウスの壁に誘引してあるフランソワ・ジュランビルの蕾も大分ふくらんできました。以前のフランソワが春先の遅霜で枝が枯れこんでしまって遂に今年は完全に枯れてしまったので、大泉のハーブスタンドで購入したものです。ハーブスタンドでは温室に入っていたので、既に蕾は付いていました。5月中旬に引取りに行って大きな鉢に植えました。このブログの表紙の写真が以前のフランソワ・ジュランビルです。

 

蕾もピンクになってきたフランソワ・ジュランビル(François Juranville)。ハイブリッド・ウクライナで枝が柔らかく匍匐するため、誘引が自由で大きな壁や窓枠などに這わせると大変雰囲気があります。今年の開花を楽しみにしています。

 

庭にもだんだん花が増えてきました。

 

山桜の種類だと思いますが、名前は不明な木。小さな白い花が咲きました。山桜の多くは葉が出てから花が咲くようです。

 

 

 

 アンチューサ・タッセルブルー (Anchusa leptophylla ”Tassel Blue”)、日野春ハーブガーデンではブルー・シャワーとい品種名のものがありましたが、同じように見えます。

 

 

 

 こちらはアンチューサ・アズレア(Anchusa azurea)、150cmぐらいまで伸びるそうです。日野春ハーブガーデン購入。

 

 

宿根ヤグルマソウ (別名 セントーレア モンタナ  Centaurea montana )、耐寒性があります。

 

 

日本桜草

 

 

ワイルド・ストロベリー

 

 

上も下も、オダマキ

 

 

 

枝の皮を鹿に食べられたバラ(ロサ・カニナ)、枯れそうでしたが少し芽が出てきました。 今年の鹿の被害は多いです。鹿も今年は大雪で生きるのに必死だたのでしょう。

 

 

 


バラの蕾もふくらんできました

2014-05-23 21:34:55 | ガーデニング

富士見高原でも朝夕は未だ10度以下になりますが、昼間は20度を超えるようになり花が増えてきました。

蕾がふくらんできたバラもあります。それらはスピノシッシマ系のバラで、耐寒性も高く早咲きです。葉は小さくて山椒の葉に似ています。

 

 ハリソンズ・イエロー。ターシャ―・チューダが好きだったバラです。

 

 

棘が特徴な ロサ・オメイエンシス‘レットウイング’にも蕾が付きました。

 

 

 宿では一番先に咲くことが多い、ロサ・ユゴニスの蕾は黄色くふくらんできました。

 

このところの暖かさと適度の雨で急成長して、気が付かないうちに咲き始めているものもあります。

 

 ゲラニウムの仲間の黒花フウロ(Geranium phaeum)は沢山咲き始めました。強靭で増えて大株になりました。

 

 

ドウダンツツジの花が満開になっています。

 

 

ツツジも咲き始めました。

 

 

セイヨウノコギリソウにも蕾が見えました。

 

 

クレマチスのモンタナ・スノーフレークの蕾もふくらみました。

 

 

ログの壁に誘引したつるバラのフランソワ・ジュランビルとホワイト・ドロシーパーキンス。来月が楽しみです。

 

 

鹿に枝や皮を食べられたクラブアップルにも花が付きました。

 

 

こちらは鹿に食べられたニッコウキスゲ。ほとんど葉が無くなっていたのですが少し回復しました。花が咲くと良いのですが。

 

 

 


お散歩

2014-05-18 23:38:19 | 日記

天気が良いので宿の周辺を散歩しました。

今日は宿の前から八ヶ岳・西岳の登山道に繋がる散歩道です。ゆっくりと一周すると1時間ほどかかり、朝食の前に散歩するお客様もいらっしゃいます。

 

途中、甲斐駒が良く見える場所もあります。

 

大分、雪が減ってきた甲斐駒ケ岳

 

 

 

 日当たりの良い斜面にはフデリンドウが咲いていました。

 

山桜が満開です。山桜には沢山の種類があります。

 

 

ミヤマカイドウ?(ズミ)の花の蕾、満開時は白くなるそうです。来週あたりの散歩で確認しましょう。

 

ボケもあちこちで咲いています。宿の林の中でも満開です。

 

 

ヒトリシズカ(一人静、学名: Chloranthus japonicus )、群生していることが多いのに一人とは? フタリシズカもあるようです。

 

 

イカリソウ、強壮剤になるそうです。

 

 この時期の散歩は大変気持ちが良いです。

 


富士見高原も春本番

2014-05-16 23:53:08 | ガーデニング

5月も半ば過ぎて高原も春本番となりました。

宿の入り口の看板のところの山桜が満開になりました。

 

富士見高原は山桜や八重桜が満開になっています。

 

 

 山桜は葉が先に展開するのので葉桜のような時もありますが、それから満開になります。

 

 

 

 カラマツの新葉も綺麗になりました。まさに新緑のころです。

 

 

宿の庭も蕾が膨らんできた花が増えました。

 

クレマチスのモンタナ・ルーベンスにはピンクの蕾が沢山見えます。スノーフレークの方は毎年も少し遅いです。

 

 

 

 こちらは、似てますがドウダンツツジの蕾です。

 

 

 

 アプローチのレンガの狭い土の中で毎年ちゃんと咲いてくれるオダマキ。冬は地上部が無くなります。

 

 

アプローチ付近、今年のGWは花が鹿に食べられませんでした。毎年GW中に、半分ぐらいが鹿に食べられてしまいます。

 

 

 

テラスの入り口に門を作りました。材料費は2万円ぐらいで正味1日で完成。これで鹿などの動物がテラスに侵入しなくなります。

 

 

 

テラスも何となく春らしくなりました。ここでゆっくりとコーヒーを飲むのが楽しみです。

 

 

 

バラの葉も大分展開してきました。これはロサ・オメイエンシス‘レットウイング’ / Rosa Omeiensis Red Wing 、棘が綺麗です。

 

 

 

チャイブの花が咲きました。

 

 

タイムの花も、満開です。

 

 

イングリッシュ・ラベンダーの花、地植えのものは未だ咲きません。

 

 

ユリも伸びてきました。しかし、鹿に2割ぐらいは食べられてしまいます。

 

 

水仙やクリスマスローズは未だ咲いています。

 

 

ゲラニウムやベルガモットは元気に葉を展開してきました。

 

 

雑草として咲いているツルニチニチソウのような花。

 

 

 


GWも終わって、チョットお出かけ

2014-05-08 23:06:10 | 日記

GWも終わって、チョット一息ついています。6日、お客様がお帰りになってから、春らしい天気なのでドライブに出かけました。お買いもの以外での外出は久しぶりです。

毎年の事ですが、忙しいGWを過ぎるといつの間にか春本番となっています。カラマツの新葉が緑濃くなって景色の色が変わるためそう感じるのかもしれません。

 

 GWの5月3日、宿の入り口から鉢巻道路を望む。雪の甲斐駒を背景に桜が満開です。

 

午後に出かけたので、取りあえず遅めのランチをスープスで食べることにしました。スープスは3時までランチタイムなので助かります。

 

新玉ねぎのポタージュのランチプレート。スープと野菜の付け合せとケーキサレが付いて1,200円前後、スープは3種類ぐらいあります。 

 

 

サラダもオーダーしました。 いちごとクリームチーズの入ったサラダでした。

 

スープスの庭では水仙、プルモナリア、ウッドアネモネなどが満開でした。

 

 

 ウッド・アネモネ・マドンナの様です。宿の庭では鹿に花が食べられてしまいました。

 

 

 プルモナリアが群生していました。これほど増えるのは土地が適しているのでしょう。

 

 

食事の後、近所にあるハーバルノート・シンプルズに立ち寄りました。GWの前に、ここでラベンダーの精油と無添加シャンプーを買いました。精油をシャンプーの容器に一滴たらして使用すると清々しい気分になります。

ハーバルノートの庭をチョイット拝見、ここもプルモナリアが群生しています。 春先の花が少ない時期に青紫の可憐な花が群生しているのはなかなか良い雰囲気です。 

 

 木々の間のシェードガーデン風です。プルモナリアは半日陰の方が適しているようです。宿でも植えてありますが、こんなにはなりません。

 

 

 

 

 スープスやハーバルノートの辺りの標高では田んぼの水張りが始まっています。

 畔にはタンポポが沢山咲いています。

 

 

遅いランチでしたが未だ陽が高いので蓼科・車山方面にドライブしてから帰ることにしました。

 

 ビーナスラインからの八ヶ岳連峰。右から編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳。

 

 

 南アルプス方面、中央が甲斐駒ケ岳、その右奥が北岳、仙丈ケ岳。