八ヶ岳の麓 ログハウスの宿 Tombouctou 徒然記

八ヶ岳の麓、標高1,300mの富士見高原にあるログハウスの宿のオーナー雑記帳
地域情報、ガーデニング、グルメ、お出かけ

40年前の青春の思いでの旅 シルクロード、 アフガニスタン・バーミヤンからバンデ・アミールへ

2014-03-26 18:27:23 | 旅行

バーミヤンではチャイハナの土間で寝袋を敷いて寝たような記憶があります。こんな田舎にもコカコーラはあります。当時、共産圏以外の国ではかなりの奥地でもコーラーは販売されていた記憶があります。

 

 

バーミヤンのチャイハナで楽器を弾く人、楽器はタンブールだと思います。

 

 

 バーミヤン近郊の小さなモスクとお墓?

 

 

バーミヤンから更に奥地にあるバンデ・アミールに向かいました。バンデ・アミールはバーミヤンから75km西、海抜3000mぐらいの場所です。

 

 バーミヤンからバンデ・アミール行のバス、羊は屋根の上に乗せます。

 

 

砂漠の中から水が流れてきます。馬が見えました。放牧されているのでしょうか

 

水は砂漠の中に忽然と現れた湖から流れ出してきています。これが、バンデ・アミールの湖です、全部で湖が5個あるそうですが、その時は知りませんでした。 

バンデ・アミールは聖地だそうですが、宿泊する建物はありませんでした。しかし、テントが設置してあり持参の寝袋を敷いて寝ました。しかし、8月というのに夜は大変冷え込んで寒かったことを覚えています。私が持って行った寝袋は化繊の安物ですが、夏なので問題ないと思っていました。その当時、羽毛の寝袋は大変高価で買えなかったです。他のテントでは欧米人らしき旅行者が羽毛の寝袋に裸でもぐりこんでいるのを見て羨ましく思いました。

 

バンデ・アミールの水はエメラルドブルーで透明度が高かったです。

 

 

欧米の旅行者が裸で水に飛び込んで泳いでいました。私は水底に吸い込まれそうで怖かったので泳ぎませんでした。水は冷たそうでした。 

 

 

 

 バンデ・アミールでは馬を借りて砂漠の中を散歩しました。馬に乗ったのは初めてですが、少し慣れれば何とか乗ることが出来ました。砂漠なのでどこに行っても平気で、ちゃんと馬が元の所に戻ってきてくれました。後になって、お尻が大変痛かったです。

現在は内戦のため地雷原になってしまって、大変危険な場所になっているそうです。勿論、現在は外務省からは渡航禁止区域に指定されているようです。

 

 

 

 

バンデ・アミールからカブールに戻り、その後パキスタンに向かいました。

 カブールの雑踏

 

カブールから隣国のパキスタンにはアレキサンダー大王も通ったカイバル峠を通って行きます。

 

 

カイバル峠を越えてパキスタンのペシャワールに到着しました。ペシャエワールに着くと空気が湿っぽく感じました。カイバル峠を境に乾燥地帯とはお別れでした。

 

 


40年前の青春の思いでの旅 シルクロード、 アフガニスタン・カブール~バーミヤン

2014-03-19 17:37:12 | 旅行

シルクロードの旅に関する記事を久しぶりに更新することにしました。前回はアフガニスタンのカブールに着いたところで終わっていたので、今日はカブールからバーミヤン盆地までの記事を書くことにします。なにぶん40年以上前の事なので少しずつ思い出しながら書くことにします。

カブールでの宿はいつもの如く安宿です。木で作ったベッド枠に縄が張ってあるベッドです。ベッドに寝袋を敷いて寝ます。カブール中心地にはホテルもありますが、それほど立派なものではありません。私がカブールに行った2年前には日本の皇太子夫妻(今上天皇)が訪問しているそうです。

 

首都のカブールでもノンビリと羊が歩いています。

 

カブールを訪問したのは1973年8月中旬です。この年の春、クーデターが起こり王政が廃止されました。私が横浜を出発する時には国境が開いているのか閉鎖されているのかハッキリとは分かりませんでしたが、何とかアフガニスタンに入れました。首都のカブールには戦車も見えましたが、内乱という状態ではなく、一般の人はシャー(国王)が替わったぐらいに思っていたようです。実際、クーデターの首謀者は国王の従兄弟でした。この時から6年後の1979年にソビエトのアフガン侵攻が始まり、今の激しい内戦状態につながっています。

 

カブールの中心地区の一角、比較的高いビルもありました。

 

 

カブールの公園の泉では絨毯を洗っていました。良い絨毯は水で良く洗い、その上を人が歩いていきます。何回も洗って目が詰まったものが良いそうです。良い絨毯は使い込むほど良くなるようです。

 

私もカブールで手織りの絨毯を買いました。安宿の近くの絨毯屋に行き、チャイ(お茶)を飲みながら値段の交渉です。1日目は絨毯屋の店主の言った値段の十分の一ぐらいからスタートです。1時間ぐらいチャイをご馳走になりながら高い、高いと言って交渉しました。店主もチャイを何杯も勧めながら少しずつ安くしてくれました。1日目は交渉が不成立です。次の日も同じお店に行くと、店主が喜んでチャイを勧めながら応対してくれました。何回か値段を言い合って交渉していくと、そのうちに店主があまり相手になってくれなくなりました。その辺が、買い時です。結局、2日目に買いました。大きさは1.5mx0.9mぐらいでリュックの上に背負って日本まで持ち帰りました。その当時、この辺で日本に送っても届かないことがあると言われました。

 

 

上の写真はカブールで買ったトルクメンの手織りの絨毯です。トルクメンの絨毯の模様は伝統的なものです。八角形の形が太陽で、その間の模様が麦だそうです。今は宿のテーブルの下に敷いてあります。この絨毯を見て、トルクメンの物だと分かったお客様がお二人いらっしゃいました。中央アジア関係の貿易の仕事をされていた方でした。

 

 チャイハナ。銅製のサモワールでお湯を沸かしてお茶を出してくれます。喫茶店です。

 

カブールでたまたま一緒の宿になった日本人の旅行者とバーミヤンに行くことにしました。バーミヤンまでの定期的なバスなどの交通機関が無かったので、ジープとトラックを乗り継いで行きました。

カブールから北に向かい、チャーリーカールまではジープをチャーターしました。チャーリーカールからバーミヤンまではトラックの荷台に乗せてもらうことになりました。勿論、お金を支払います。タダでは乗せてくれません。全て交渉です。

 

 

トラックやバスもかなり使い込んだものです。トラックはみんなデコレーションがしてあります。

 

 

 

 チャーターしたジープ、現地の子供と一緒だった日本人旅行者。

 

バーミヤンに向かう途中のチャイハナ。一番左が私、真ん中の二名が一緒にバーミヤンに行った日本人旅行者。右が店主。日本人旅行者の一人はイランに留学していて現地の言葉が少し分かったので助かりました。

 

バーミヤンに向かう道、途中に海抜3000mのシバル峠を越えます。トラックの荷台にガタガタ揺られ、とても写真を撮れる様な状態ではありませんでした。断崖を進んで行くような場所もありました。まさに西遊記の世界です。 

 

 

バーミヤンに向かう途中、屋外の学校?の子供。紙が貴重なのか黒板のようなものを使って字を習っているようでした。

 

 

上も下も遊牧民のテント、多分クチ族と思われます。

 

 バーミヤンはモンゴル系のハザラ族が多いのですが、遊牧民のクチ族はヨーロッパ系の顔立ちです。なんとなくイランのカシュガイ族と似て見えました。

 

 こちらもバーミヤン付近の遊牧民

 

 

いよいよバーミヤンに着きました。バーミヤンはヒンズークシ山脈の山中の渓谷で海抜は2800mほどの渓谷のオワシスです。今は観光客用のホテルが有るようですが、その当時はチャイハナに付属したような簡易な宿しかなかった様に記憶しています。滞在しているのも遺跡の調査隊や欧米のヒッピーなどでした。

 

 バーミヤンの巨大な仏像。顔は偶像崇拝禁止のイスラム教徒が削ったものです。この仏像もタリバンが2001年に爆破してしまいました。

 

 

 もう一つの仏像遺跡の修復工事も進められていましたが、これらも後にタリバンが爆破してしまいました。

 

仏像の周辺には沢山の洞窟があります。この穴から見えるバーミヤンの町。

 

バーミヤンにはモンゴル系のハザラ族が多く住んでいます。彼らはモンゴルがバーミヤンを征服した時の末裔だそうです。チンギス・ハンがバーミヤンを攻撃した時に彼の孫が戦死し、怒ったチンギス・ハンがバーミヤンを壊滅的に破壊して皆殺しにしたそうです。その時の遺跡が残っていて、シャリ・ゴルゴラ(亡霊の町)と呼ばれています。その当時、人骨も出ることもあると聞きました。

 

 シャリ・ゴルゴラの丘(亡霊の丘)。地元の人は近づかないと言われていました。

 

 

シャリ・ゴルゴラは要塞のようです。 この丘も、内戦で地雷原になってしまったそうです。



シャリ・ゴルゴラの丘に登ってみました。バーミヤンの渓谷が一望できます。向こうに見えるヒンズークシの山には万年雪が見えます。ヒンズークシ山脈はアフガンの真ん中に横たわる7000m級の山もある山塊です。



下の写真は丘の上から見たバーミヤン。緑のオワシスであるのが良くわかります。





今日は、これくらいにします。続きはまた後日に。


 

 


バラが鹿に食べられた

2014-03-14 13:18:38 | ガーデニング

このところ暖かくなって庭の雪も大分融けてきました。

 

庭のバラの冬囲いも見えてきて、地面も顔を出してきました。

 

先日もブログにも書きましたが、今年は鹿が家の直ぐ傍に来ています。客室のテラスや壁に誘引してあるバラの木にも触手を伸ばしています。

昨年まではテラスや壁の傍に来ることは無く、コニファーの葉を食べたり、庭の縁のバラの枝をくわえて折るぐらいでした。今年は、バラの枝の皮を食べています。それも、かなりのバラの皮が食べられて剥がれています。

今年も例年の如く、コニファーの下部は鹿の顔が届く範囲で葉が食べられています。

 

 

 今年は壁際やテラスに誘引してあるバラの枝の皮を広範囲に剥がして食べてしまっています。この時期、枝は黒や赤色の皮で覆われているのが普通ですが、写真の様に皮が食べられてなくなっています。

 

 

 

こちらはクラブアップルですが、かなりの部分の皮が鹿に食べられてしまっています。

 

今年は大雪で餌を探すのが大変なのでしょうが、バラが枯れてしまわないか心配です。

 

 

 

 


テラスに鹿の落し物

2014-03-09 18:51:53 | ガーデニング

このところ寒かったり、暖かったりと寒暖差が大きです。今日の昼間は天気も良く、気温も+3度ぐらいはあり日向は暖かく感じましたが、明日の朝はマイナス10度ぐらいまで冷え込みそうです。

 

雪も大分融けましたが、庭の多くの部分や林の中は雪が多く残っています。近所の富士見高原スキー場も、いつもより長く3月末まで毎日営業するそうです。

 

地面の多くが雪で覆われて餌が少ないためか、宿のつるバラのローズ・ヒップにも小鳥が食べに来ています。そして、今日見ると沢山あったローズヒップは殆ど残っていませんでした。

 

 テラスの入口のボビージエームスのヒップもほとんど無くなりました。

 

 

宿の前の大きなアーチに絡まるキフツ・ゲートのローズ・ヒップも全く残っていません。 

 

 

上と下の写真は、今年の1月のものです。沢山のヒップが残っていました。キフツゲートはヒップが千成状態になることで有名です。 

 

 

 

 

更に、ボビージェームスのアーチの下に、何かヤマイモの零余子のようなものが落ちていました。近づいて見てみると、鹿の糞の様です。鹿もボビージェームスの枝を食べに来たようです。

 

零余子のような鹿の糞と鳥の糞。 鳥の糞にはローズヒップの中にある種が見えます。

 

ローズヒップの中には種が入っていますが、このままでは発芽しにくいようです。鳥が食べて種が中から出てきて発芽しやすくなるそうです。宿の庭にも野ばらの大株がありますが、植えた覚えがありません。鳥が運んできたものだと思います。

 

 今日は、テラスの床にヒヨドリが来ていました。ヒヨドリはヒップが大変好きなようです。

 


富士見町のイタリアン;アジア―ト(Agiato)

2014-03-07 12:43:46 | グルメ

古い家の若いご夫婦のレストランという範疇では、富士見町のイタリアン、アジアートも大変人気の美味しいお店です。

確か、数年前にオープンしましたが、最初のころは殆ど予約が取れない状態でした。私もランチにぶらりと予約なしで何回か行きましたが、最初の3回ぐらいはいつも満席で入れませんでした。リピーターのお客様も夜の予約が全く取れないと嘆いていた時期がありました。

昨年ぐらいに、たまたまランチにぶらりと行ったら入れました。それから数回ランチに行きました。今回は先日の大雪の一週間後ぐらいにランチに行ってみました。お客様は先客が一組いらっしゃいました。その方もお店のリピータらしかったです。

今回は、ランチメニューの前菜、パスタ、デザート、飲み物のセットを頼みました。1,500円です。セットの飲み物はグラスワインもOKです。

 

 前菜はサラダ、卵、ジャガイモのフリッター、白いんげんのトマトソース煮です。大体このパターンです。

 

白菜とキノコのパスタ

 

八ヶ岳の牛乳のジェラート、いちごソース

 

コースにすると地鶏のソテーなどが付き2,000円です。今回は注文しませんでしたが、長野県の地鶏は大変美味しです。私もプライベートの食事では良く使います。

このお店も若いご夫婦が古い民家を改装して豪華ではありませんがお洒落な空間を提供しています。

 室内には地元のアイアン職人が作ったストーブやアイアンのインテリアがあり素朴な味を出しています。

 

この写真は昨年の4月に撮影したお店の入り口です。道路からは家の裏しか見えないので、良く見ないとレストランとは分かりません。

 

 

料理も地元の食材を使ってオーナーが丁寧に心を込めて作っており、決して豪華ではありませんが素材の味を生かした美味しい料理です。

夜は確か一組だけの予約制です。私は未だ夜は行く機会に恵まれていませんが、私の宿のリピーターのお客様も昨年ぐらいから予約が取れる機会が増えたので喜んで行かれています。夜は4,500円、ご夫婦で行かれても1万円以内です。行かれたお客様は大変満足されていました。また、一組だけなので大変満足するとともに恐縮していました。夜は一組だけといういのもオーナーの料理への思いが有るようです。

あと、この店のオーナーご夫妻は必ず客様が帰るときに玄関までお見送りをしてお礼の言葉を述べています。大変気持ちが良いレストランです。

 

 

 


八ヶ岳スープス

2014-03-07 12:06:51 | グルメ

大雪の不安がありましたが、20cmぐらいでおさまりました。昨日は天気が良かったので、確定申告のデスクワークの気晴らしにランチ&ドライブに出かけました。

既に時計は2時近くになっていたので、ランチタイムが終わり多くのお店はクローズします。そこで、確か15時までランチをしている八ヶ岳スープスに久しぶりに行ってみました。

着いたのは2時過ぎていましたが、看板には15時までと書いてあり安心してお店に入りました。

 

 宿から車で20分ほどで到着です。三井の森の別荘地の脇にありますが、メインストリートではないので分かりにくいかもしれません。

 

 

 ランチプレートはスープと野菜、ケークサレが付いて1,000円~1,500円ほどです。今日は白いんげんと野菜とベーコンのフランス田舎風スープのプレートにしました。1,200円でした。寒い時期には特にスープは良いです。ここのスープは量が多いので温まります。ここのお店は、地元の食材を丁寧に手作りしてあり値段も手頃のため別荘族にも大変人気です。

 

 

お店は質素な小屋風の建物を若い夫婦が自ら改装して作ったもので、看板が無いとレストランとは気が付かないと思います。建物も料理も若いご夫婦が自分たちの力で頑張って作っているお店です。

 

 

 

 

 


また雪

2014-03-05 20:29:29 | 日記

今日の朝、起きたら雪がかなり降っていました。

 

 

朝8時の時点で10cm以上の積雪です。2月に2回の大雪が降って大変なことになったので少し緊張します。

知り合いのお客様を朝食後に富士見駅にお送りしました。未だ、除雪もされていません。注意深く運転して何とか発車時刻に間に合いました。駅までは殆ど下りなので注意しないといつの間にか車の速度が早くなります。8年ほど前に富士見の町に行く時にカーブで雪の為に曲がりきれずにガードレールにぶつかり、反対車線側の田んぼに落ちました。結局、怪我はしませんでしたが車は廃車になるという苦い経験があります。それ以後は雪の下り坂は注意深く運転しています。

 

お客様を駅に送って帰り道、かなり雪が降ってきました。前回のこともあるので、二日分ほどの食料品を買って帰りました。

 

また、雪かきで酷使したポリカのスコップが壊れているのでホームセンター寄ってみました。やはり、入荷していませんでした。先週、建築中の別荘の打ち合わせのために宿にお泊り頂いたお客様も、ネットで買おうと思ったが在庫が無く入荷は今年の11月になるとの返事だったそうです。ポリカのスコップは日本中のどこにも在庫が無さそうです。

 

 夜になって雪はおさまりましたが、明日の朝はマイナス10度ぐらいまで冷え込みそうです。

 

 

 

 

 


山が綺麗

2014-03-03 22:22:25 | ガーデニング

このところ暖かい日が続いて雪がかなり融けました。

 

一週間前とは大違い、地面も見えてきました。バラの冬囲いも雪の下から顔を出しました。今月末には肥料を撒いたり剪定でも開始することにしよう。

 

今日の朝は、一転してかなり寒くなりました。といってもマイナス4度ほどで春は近そうです。

昼間は買い物に出かけました。天気が良いのでかなり暖かく感じましたが、最高気温はマイナス1度ぐらいでした。今日は山が大変綺麗です。昨日に山では雪だったようです。

 八ヶ岳

 

 

 八ヶ岳の阿弥陀岳のアップ

 

甲斐駒は雲隠れ中です

 

天気予報では、明日の最低気温はマイナス10度ぐらいだそうです。 また暫らくは寒そうです。