カンナ
2010-07-25 | 日記
車で郊外を走ると時折農家の庭にたくさんのカンナが植えてある。あまりに豪華に咲き誇っているので思わず車を止めて観察させてもらった。
花の構造は複雑で、3枚の萼と3枚の花弁、更に雄しべが花びら化したものが重なっていて独特の形状をしている。すなわち花びらに見えるのは雄しべの変形したものだった。さらに5本の雄しべのうち1本だけが葯(花粉袋)を持ち、それも葯は上半分だけで下半分は花びら状となっている。本当の花弁は小さくて目立たない。雌しべは1個で花の中心にある。