朝の散歩はもうそろそろ時間だから引き返そうとしたとき、広場の向こうに薄赤色の花をびっしりとつけた15m以上ある高木を見つけた。今の時期に赤い花?赤いコブシなんてあるのかな?などと考えて近づいてサクラであることがわかった。それにしても大きなサクラ。ピンククラウドと札に名前が付いていた。
さぞかし成長がいいのだろう。かなり高い所に咲いている。
ネットで早速調べるとピンク・クラウドはオオシマザクラを土台に台湾の桜などを交配してカリフォルニアで作られた種類らしい。台湾の桜というとおそらく沖縄と同じくカンヒザクラの系統だろうからオオシマザクラとカンヒザクラの両系統をひいていることになる。だから樹皮はオオシマザクラかと思うほど暗褐紫色で皮目が横に目立つ。ピンクの度合いが強くてこんなに早く満開にあるところはカンヒザクラの血をひいているからなのだろう。
目いっぱいズームしてやっと花が見えた。この木の右に見えるのはカワヅザクラでもうすっかり花は散り葉だけになってしまっている。