せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ピンク・クラウド Pink Cloud

2011-04-06 | 日記

朝の散歩はもうそろそろ時間だから引き返そうとしたとき、広場の向こうに薄赤色の花をびっしりとつけた15m以上ある高木を見つけた。今の時期に赤い花?赤いコブシなんてあるのかな?などと考えて近づいてサクラであることがわかった。それにしても大きなサクラ。ピンククラウドと札に名前が付いていた。


さぞかし成長がいいのだろう。かなり高い所に咲いている。


ネットで早速調べるとピンク・クラウドはオオシマザクラを土台に台湾の桜などを交配してカリフォルニアで作られた種類らしい。台湾の桜というとおそらく沖縄と同じくカンヒザクラの系統だろうからオオシマザクラとカンヒザクラの両系統をひいていることになる。だから樹皮はオオシマザクラかと思うほど暗褐紫色で皮目が横に目立つ。ピンクの度合いが強くてこんなに早く満開にあるところはカンヒザクラの血をひいているからなのだろう。

 
目いっぱいズームしてやっと花が見えた。この木の右に見えるのはカワヅザクラでもうすっかり花は散り葉だけになってしまっている。

タブノキとイロハカエデ

2011-04-06 | 日記
クスノキ科タブノキ

タブノキを見上げると枝先では芽が大きく膨らみ中から花と葉が展開してきている。


タブノキの大きな頂芽が卵のように割れて花が出てくる感じはタマアジサイを連想させる。


カエデ科イロハカエデ


今まさに開花しつつあるとき、それは新葉が展開するときと一致している。朝日を浴びて青、赤、緑のコントラストがとてもいい。

 
雄しべの葯が見える。

 
イロハカエデの枝の先端は頂芽はなく仮頂芽が二つ並んでいる。それぞれの仮頂芽から新葉と花茎が伸びているのがわかる。

クサイチゴ

2011-04-06 | 日記

日当たりのいいコナラの林の斜面の草むらに白い花がいくつも咲いているのを発見した。


花はノイバラを一回り大きくしたくらいのキイチゴだった。モミジイチゴなら下向きに咲くけど、この花は上向きに咲いている。バラ科クサイチゴのようだ。

  
葉は3出複葉で中脈や羽軸には棘があり、毛とともに腺毛がある。茎にも下向きに棘があるので触ると痛い。

 
多数の雄しべと雌しべ。花弁が落ちてしまったものも結構きれいだ。5月か6月ころには赤い果実ができるはず。

トウゴクミツバツツジ?

2011-04-06 | 日記

公園を歩いているとすぐ横の民家の庭から道にはみ出んばかりに咲き誇る鮮やかなツツジが見えた。光に反射するような薄い紫がかったピンクは遠目にもそれがミツバツツジの仲間であることは明らかだった。


ちょうど見ごろで美しい。

 
しかしよく見ると雄しべが10本ある。ミツバツツジは雄しべが5本のはず。ソメイヨシノもまだ3分咲きなのにそれよりも早く咲いている。トウゴクミツバツツジかなあ?でも自信はない。

ユキヤナギ

2011-04-06 | 日記

いい天気に誘われて久しぶりで朝から県立公園を散策(4/5)。早朝でも結構歩いている人が増えてきた。今年もこうして朝散歩できることをこの自然と運命と神様に感謝しよう。新学期が始まる。小学一年生が大きなランドセルをしょって登校する季節になった。小さくて不安いっぱいの顔がいつの間にか自信あふれた頼もしい顔になり、そして生意気な中学生になっていく。平坦な道が続くわけではない。誰もが壁にあたり挫折する。そこで踏ん張り荒波をなんとか切り抜けよう。悩みと苦しみの中で努力することで心に自信をつけて苦難に負けない強い精神ができる。



バラ科ユキヤナギがその名のとおり雪が積もったかのように真っ白の花をいっぱいに咲かせている。