せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ブルンネラ・マクロフィラとケマンソウ

2011-04-18 | 日記
職場の窓の外のソメイヨシノもすっかり花が散って建物の隅に風に吹かれて花びらが集まっている。隣にある大きなクスノキは赤い若葉をつけ茶色く変色した古い葉は落葉していく。桜の花びらとクスノキの葉はまじりあって駐車場に飛んでいき風に吹かれて渦をまいている。「若い時は二度なしだから」と母はよく言っていた。サクラが散る季節には二度とない一回だけの人生を後悔なくエンジョイしているかと自問する。


ブルンネラ・マクロフィラ

谷津田の外れで畑と雑木林の境界に青い小さな花が咲いていた。

 
花の形はワスレナグサとよく似ている。しかし葉が全く異なる。濃緑色の葉は心形で互生し葉や茎は細毛に被われ、いかにも外国産の園芸種といった感じが漂っている。ムラサキ科、心形の葉でネット検索するとすぐにブルンネラ・マクロフィラであることが判明した。葉に銀白色の斑が入る「ジャックフロスト(Jack Frost)」のようだ。


この銀白色の斑はハンゲショウやマタタビの葉と同様に一部が白くて光に反射するような光沢をもっている。これは葉の表側の表皮下の葉緑素が抜けているからだと思われる。葉裏は白くはない。



ケマンソウ

ジャックフロストのすぐ隣には、この時期によく見かけるケシ科多年性草花ケマンソウがたくさんのピンクの花をぶら下げていた。


それにしても自然はこんな不思議な形の花をよくも作ったものだなあ。