せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

春の花々~カンヒザクラ、コブシ、ムスカリ、スノーフレーク、アネモネ

2011-03-27 | 日記

先週はガソリン不足の異常事態でお墓参りも出来なかったので今日はどうしても行きたかった。いい天気で春の花々も一斉に咲き始め霊園のカンヒザクラが濃い赤に染まっていた。母が亡くなってちょうど8年。早いものだなあ。


カンヒザクラ

独特の濃いピンク色で釣鐘型の花は普通のサクラとはちょっと違う。

 
下から見上げて花の中が見える。


コブシ

公園を歩いてみた。遠くの林に目をやると白い花をたくさんつけた大木が散在している。花は葉に先立って咲く。モクレン科コブシの花はその花弁の裏が美しい。

 
薄い赤の線が花弁のうしろに筆で描いたようについているのが一番のお美人さんだと勝手に決めている。白い花の下に一枚の葉がつくのも何か可愛い。


ムスカリ

地面に紫の小さな花が咲いていた。ユリ科ムスカリ。濃い青が鮮やかだった。


スノーフレーク

ムスカリの隣にはヒガンバナ科スノーフレークが咲いていた。似ているスズランはユリ科で違う科。下からのぞいてみる。


アネモネ

小さいけれど花壇の隅に見つけたきれいな花。葉は深い切れ込みがある。キンポウゲ科の植物は一つの花に雌しべや雄しべがたくさんあるのが特徴。雌しべ・雄しべが多く、葉が複葉であるのはバラ科かキンポウゲ科で萼が合生していたらバラ科、離生していたらキンポウゲ科と考えていいらしい。

 
後ろから見たもの。花と思っている部分は、花弁状の萼らしい。花より離れて総苞葉が輪生している。白いアネモネもあった。

大学構内のアンズ、トウサイカチ、ノキシノブ

2011-03-27 | 日記

昨日は書類を提出する用事があって久しぶりで大学に行った。研究棟は相変わらず昔のままだが、そのすぐ裏手にある体育館の周りは工事をしていて通行止めとなっていた。この付近は新しい棟を建てる時は必ずと言っていいほど古墳が見つかりその発掘で工事が遅れる。そのために長いこと不便を強いられる。このキャンパスは古墳もでるし、江戸時代の塚などがあって切ってはいけない大木も散在しているからあまり開発しないでほしい。研究棟から大学病院への連絡通路は桜の名所で毎年この時期にはソメイヨシノが咲き始めているのだが今年はつぼみばかりで開花はまだ先になりそう。その代わりに体育館の脇に植栽されている何本もの背の高いアンズがその花を満開に咲かせていた。

アンズ

大学構内のアンズは明らかに10m以上ある高木。桜かと思うほどびっしり花をつけている。


がく片が反り返っているのでウメではない。花柄が短いのでサクラでもない。花はブンゴウメとそっくり。


ツバキ

研究棟の南側にはヤブツバキ?


ハクモクレン

ツバキのすぐ横にはハクモクレンも満開。


トウサイカチ

今も使っているのか学生のサークル棟と体育館の間の道路わきに15mくらいの樹木があり、この木がマメ科トウサイカチであることは以前教えてもらって知っていた。

 
よく見ると面白い形のトゲが幹から直接でているようだ。あたりには果実がたくさん落ちていた。


ノキシノブ

トウサイカチの幹にはシダ植物が着生していた。葉裏には半球状のソーラス(胞子嚢の集まり)が並んでいる。ウラボシ科ノキシノブだろうか。