昨日は書類を提出する用事があって久しぶりで大学に行った。研究棟は相変わらず昔のままだが、そのすぐ裏手にある体育館の周りは工事をしていて通行止めとなっていた。この付近は新しい棟を建てる時は必ずと言っていいほど古墳が見つかりその発掘で工事が遅れる。そのために長いこと不便を強いられる。このキャンパスは古墳もでるし、江戸時代の塚などがあって切ってはいけない大木も散在しているからあまり開発しないでほしい。研究棟から大学病院への連絡通路は桜の名所で毎年この時期にはソメイヨシノが咲き始めているのだが今年はつぼみばかりで開花はまだ先になりそう。その代わりに体育館の脇に植栽されている何本もの背の高いアンズがその花を満開に咲かせていた。
アンズ
大学構内のアンズは明らかに10m以上ある高木。桜かと思うほどびっしり花をつけている。
がく片が反り返っているのでウメではない。花柄が短いのでサクラでもない。花はブンゴウメとそっくり。
ツバキ
研究棟の南側にはヤブツバキ?
ハクモクレン
ツバキのすぐ横にはハクモクレンも満開。
トウサイカチ
今も使っているのか学生のサークル棟と体育館の間の道路わきに15mくらいの樹木があり、この木がマメ科トウサイカチであることは以前教えてもらって知っていた。
よく見ると面白い形のトゲが幹から直接でているようだ。あたりには果実がたくさん落ちていた。
ノキシノブ
トウサイカチの幹にはシダ植物が着生していた。葉裏には半球状のソーラス(胞子嚢の集まり)が並んでいる。ウラボシ科ノキシノブだろうか。