ときぶーの時間

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ある友人の事。

2012-04-16 08:00:00 | 日記
NO-129
今日は、事故を起こした福島第一原発で働く友人の事を書こう。彼は東電の下請け会社に勤める妻子持ちの男である。

彼は去年の事故で、特例省令として平成23年3月15日に作業基準で決められていた被曝線量が年間100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き揚げられた時に、奥さんに「今回の仕事で死ぬかも知れないから、もしもの準備はしておくように」と言って家を出た男だ。

それだけ危険な場所での作業が待ち受けていたのだと思う。おそらく去年の事故で復旧作業に従事する人たちは、見えない放射能の恐怖と戦いながら仕事をした人が多かったと思う。

みんなは覚悟を決めて仕事についたのだと思う。怖かっただろうな~。

その彼が町のある役員をしているのだが、東電と町の協議会においてみんなの前で、今の東電にクレームをつけたくているのだが、言えば会社に迷惑がかかるから言えずにいる。

言えば彼の会社は仕事から完全に外されてしまう。自分だけじゃなく会社の同僚やその家族も路頭に迷うので、言いたいことも言えないのだと僕に言った。

会社からも言わないでくれ!と言われているらしい。仕事を失ったら、今の会社に存続は難しいのを社長はもとより従業員の末端までの人が知っている。

彼は国にも文句が言いたいのだが、これも言えないでいる。国と東電が一緒に抱える問題だからで、除染の事も帰還に関する事も、問題山積の事案に言いたいことも言えない。

福島の人は何故、大騒ぎをしないのだ?おとなしすぎないか?とよく言われるが、言えない環境に置かれている人が多いのだと思う。

第一線の現場から見て、彼はおかしい!と思っていることが言えない。この言えない苦しさ辛さを僕は理解できる。

彼に電話をして一時間ほど彼の話を聞いてあげた。空間線量で帰れる帰れないを決めるな!とかいろいろ彼は言ったが、もっともな話ばかりであった。

彼には小学生の子供がいるが、地上1mでの計測にも怒っていた。「小さい子供は1mより下で生活してるんだ!地表の線量で帰れる帰れないを決めろ!」と・・・・

空間線量で2ミリシーベルトだったとしても、地表の線量はその倍の計算では済まされない。4倍6倍8倍とそれ以上かも知れない。計測しないとはっきり分からない汚染なのだ。

たくさん書きたいのだが、原発事故で苦しむ人がもう出ないように、今の国の原発再稼働に反対する!今の原発は絶対に反対!もう福島のような犠牲者を出すな!被災家畜やペットを出すな!人間も動物たちも守れない国が原発を推進するな!

強制避難区域の松村とともに、原発に反対する。これからも被災地富岡町と松村直登をご支援下さい。宜しくお願い致します。

残された動物のための募金にみなさまのご支援、ご協力をお願い致します。

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コメント (4)
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