ときぶーの時間

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あの柵の中で。

2012-04-19 08:38:08 | 日記
NO-132
昨日、以前にある水の業者が、町と契約して牛にその水を飲まして研究していた柵の中で、牛のお産があった。

問題は痩せすぎていて、産んでもお乳が出るのだろうか?ちゃんとお産できるだろうか?松村はそれを心配していた。

 この柵の牛である。

松村の新しい仲間になったガッツ福島の遠藤さんが、この柵の牛に水や餌をやりを手伝ってくれているのだが、昨日、二人はこの牛のお産に立ち会った。

痩せすぎた母牛は、力が入らないのか?なかなか子供を産めない。逆子でもないから普通なら安産のはずなのに、時間がかかり難産だったと彼は言った。

でも問題は生まれたばかりの子牛の方であった。未熟児だったらしくなかなか立てない。立ったかと思えばすぐに倒れてしまう。生まれたのが昨日のお昼前で、夕方の4時頃に電話をした時にも子牛は立てずにいた。

それに、お乳を飲むことが出来なかった。自分の足で立てないのだからお乳を吸えるわけがない。松村もお乳を搾ってあげて飲ませようとするが飲むことさえしなかった。

子牛には自分が立てるようになるのがお乳より大事なことだったのか?うまれてから4時間も経つのにお乳を一滴も飲まなかった。

母牛は起き上がらない子牛に「早く立って、お乳を飲みに来て!」とでも促すように、何度も子牛を舐めて勇気づけるのだが・・・

何度立ち上がっても、すぐに倒れてしまう。子牛に近寄って助けたいのだが、お産後の母牛は気が立っているのか?松村たちを威嚇し、うかつには近づけない。

やっと立ち上がったのが5時間経とうとする時で、立ち上がれたのを確認して二人はその場を離れたが、僕には、それでも心配で松村にどうなのだと何度も電話をしてしまった。

「予断は許さない状況だが、立ち上がったらあとは子牛の生命力に期待するしかない。」と彼は言ったが、その通りであってこれが自然の掟なのだ・・・・・

どうにも出来ない事なのは僕にも理解できたが、この問題は、前の業者がろくに餌を与えず、餓死寸前まで追い込んで変な水を飲ませていたから牛が弱ってしまったのだ。

それにちゃんと餌をたくさんあげて面倒を見れば、母子ともに今以上健康でこんな事にならなかったはず。

これは虐待だろ!と強い憤りをこらえた僕だった。宇宙科学研究所(JAXA)の二人の博士(医学博士と理学博士)が、あれは絶対にダメだ!と言ったその水を恨めしく思った。

二人の博士が言うには、ミネラルからカルシウムから体に必要な栄養素が全部出ていってしまうという。そんな水を飲ませていたから、母牛も子牛も体力がなかったのかと思う。

痩せた牛たちはこの柵で今、懸命に生きている。そんな牛たちを、早く元の体に戻してあげたいと松村は新しい仲間とともに奮闘しています。これからも富岡町の牛と富岡町と松村をどうかご支援下さい。宜しくお願い致します。

残された動物のための募金にみなさまのご支援、ご協力をお願い致します。

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1 コメント

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Unknown (東京都民)
2012-04-20 01:37:18
ときぶーさん、いつも、更新してくださって有り難うございます。
子牛さんがお乳を飲んでくれますように祈っています。
ちゃんとした水と餌がないと本当に弱ってしまいますよね。
それにしても原発事故が憎いです。
再稼働なんて許してはいけません!
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